渡部俊也の発言 (内閣委員会)
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○渡部参考人 御質問ありがとうございます。
セキュリティー・アンド・インテグリティーについては、今回議論しているセキュリティークリアランスの対象になるリストリクテッドリサーチの外側ではありますけれども、これは実は、先ほど言いましたクリアランスの内と外のエコシステムという意味でお話をいたしました。
これは日本も合意いたしましたけれども、G7で最近、このセキュリティー・アンド・インテグリティーの考え方については、統一的な考え方、プリンシプルを発表し、そのベストプラクティスも出されています。
基本、ここで言われているのは、何が大切かというと、学問の自由とかそういうことは大切なんです、その大切なところにバッドフェースアクターがオープンな環境を利用して知財の窃盗とかをやるのを防がないといけないのでセキュリティーが必要だ、そういう構造になっています。
そのために、いろいろな施策の中で、実行部隊としての例えば大学、研究機関がやるべきこととしては、デューデリジェンスを一番筆頭に挙げている。これはバックグラウンドチェックとは違います。例えば、オープンソースデューデリジェンス、あなたがつき合おうとしている人たちあるいはその機関はどういう人なのか、あなたは分かってそれを説明できますかということをオープンソースの中でも説明をしてくださいというようなことであります。これは非常に重要だと思いますし、当然できること。
ただし、オープンソースであっても、それをやるときに、やはりバイアスのかかったような調査をしてはいけないとか、そういうガイドラインもつけてそれをやるようなことを、政府の方でガイドラインを作ってほしいというようなことを申し上げたいと思っております。
それから、先ほどのエコシステム、今申し上げましたが、セキュリティークリアランスホルダー、アメリカの場合は四百万人もいますので、この人たちは、実は、例えばセキュリティークリアランスホルダーの期間を経てまたファンダメンタルリサーチに行ったりとか、行き来をしています。この人たちはここの部分を分かっているので、本当に、基礎研究をやるときに、ここまでやったら機密研究になりますよというのは分かっている。そういう人たちが要所要所にいることで、それで健全な、ある意味、公開の研究もできるし、本当にこれは秘密にしないといけないことができる。
我が国の場合はそれがなかったので、どこまでいっていいか分からないとか全部グレーだとか、そんな感じになっていたんじゃないかというふうに感じます。アメリカで取材しますと、そういうようなことを感じました。
以上でございます。