井出庸生の発言 (本会議)

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○井出庸生君 私は、自由民主党・無所属の会並びに公明党を代表し、ただいま議題となりました盛山正仁文部科学大臣不信任決議案に断固反対の立場から討論を行います。(拍手)
 盛山大臣は、昨年九月に就任以来、精力的に公務に取り組まれてきました。特に、昨年十月十三日、旧統一教会に対する解散命令を東京地裁に請求したことは、旧統一教会をめぐる深刻な被害に対応するための大きな一歩を踏み出したと言えます。
 振り返れば、当初は、解散命令請求をしても、裁判で退けられれば、逆に団体にお墨つきを与えることになるなど、慎重論が連日報道された時期もありましたが、慎重な作業の末、おととし十一月に初めて質問権を行使し、以後、一年かけて、七回の質問権の行使、被害者からのヒアリングを重ね、準備に準備を尽くして解散命令請求に至ったのであります。
 信者の御家族らが訴えた大変な被害を救済するため、また、旧統一教会幹部の不誠実な発言や非協力的な姿勢に毅然と対応されたのが、解散命令請求を決断、実行した盛山大臣であります。
 盛山大臣が就任をされてから解散命令請求の最終判断に至るまで、それまでの経過を慎重に振り返り、裁判に万全を期すため、連日事務方と折衝を重ねていたことは想像に難くありません。それを予算委員会で、レクを受けていれば大問題だなどとただした立憲民主党のスタンスには全く賛同できません。
 盛山大臣は、解散命令請求にとどまらず、昨年末、多くの党に御賛同いただいた、特定不法行為等に係る被害者の迅速かつ円滑な救済に資するための日本司法支援センターの業務の特例並びに宗教法人による財産の処分及び管理の特例に関する法律についても、年明け早々にパブリックコメントの募集に着手し、今月十五日には指定基準を定めるなど、被害者救済を着実に進めています。
 立憲民主党の皆さんも、昨年秋の大臣所信に対する質疑では、財産保全をするよう繰り返し求めるのみで、団体との過去の接点を理由に盛山大臣に辞職を求めたことは一切なかったではありませんか。
 自由民主党は、所属議員が旧統一教会の関連団体と過去に接点があったことを深く反省し、一切の関係を絶つことを約束しました。盛山大臣も、一切の関係を絶って、大臣に就任されたのです。大きな一歩を毅然として踏み出された盛山大臣に、引き続きこの問題の陣頭指揮を執っていただきたいと強く願っております。
 また、他の文部科学行政についても、盛山大臣は非常に精力的に取り組んでいます。
 令和六年度予算の大臣折衝も、期待どおり、教職員定数改善の予算を獲得し、また、令和七年度から開始を予定している多子世帯の大学無償化も、予算委員会で様々な意見をいただいておりますが、財源を確保して新しい支援制度を誕生させたのは、ほかならぬ盛山大臣であります。
 元日に発生した能登半島地震でも、受験を控える学生へのメッセージをいち早く一月の三日に発出し、大学入学共通テストの追試験と試験会場の追加を即座に決めました。
 さらに、今月の十七日午前九時二十二分、H3ロケットの打ち上げが無事成功しました。無事成功と言葉で言うことは簡単ですが、去年、おととしと打ち上げの失敗が続き、JAXAを始め現場のプレッシャーは想像を絶するものがあったと思います。極限の緊張状態にある現場を信じ、動じることなく静かにこれを見守ってくださったことと思っております。
 最後に、盛山大臣は、私が尊敬をする政治家の一人です。私のような若輩にも穏やかに接してくださいます。答弁は極めて誠実。議院運営委員会の筆頭理事や各委員会の理事等を歴任し、日程や法案の修正協議を通じて盛山大臣の誠実な人柄を高く評価してきた人は、立憲民主党の中にも大変多くいらっしゃったと思っております。
 にもかかわらず、答弁の言葉尻を捉え、盛山大臣の人格を攻撃するかのような質疑がされたことに、強く抗議を申し上げます。
 有権者とハグをした記憶はあるかという質問がありました。有権者と交わした握手やハグを一つ一つ覚えているという人の方が、私には疑わしく思えてなりません。立憲民主党の質疑者は、日々の有権者とのコミュニケーションの全てを覚えていらっしゃるとでもおっしゃるのでしょうか。
 旧統一教会との関係を絶ち、解散命令を請求し、文部科学行政に誠実に取り組んできた盛山大臣を、東京地裁で解散命令手続の審問が始まろうとしているこのタイミングで引きずり降ろそうとすることに何の意味があるのか、全く理解ができません。
 議場の議員の皆様にも、断固反対を表明していただくよう、心からお願いを申し上げます。
 今国会の予算委員会では、能登半島地震の早期復旧、少子化対策、賃上げ、戦争や深刻な紛争が続く国際情勢、二十五年ぶりの基本法改正を控える農業など、山積する課題について真摯な議論が重ねられております。
 政治資金問題については、我が党は心より、国民の皆様におわびをしなければなりません。この問題も、検証や再発防止に向けた闊達な議論が重ねられていて、私たちも、一連の問題の政治的責任、けじめをはっきりとつけて、再発防止に向けた政治資金規正法の改正を各党と議論し、今国会中に結論を得たいと考えております。政治倫理審査会も、開催をすべく調整しています。
 山積する課題に向き合うため、このような不信任案は即刻否決し、国会審議を深め合うことができますよう、皆様の御協力を心からお願いし、私の反対討論を終わります。(拍手)

発言情報

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発言者: 井出庸生

speaker_id: 30597

日付: 2024-02-20

院: 衆議院

会議名: 本会議