山井和則の発言 (本会議)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○山井和則君(続) 申し訳ありません。冷静にさせていただきます。
 衆議院議員大塚拓議員からは御挨拶文が裏金問題について出ておりますので、重要なコメントですので一部読み上げさせていただきます。
 清和政策研究会が、政治資金パーティーの収支を一部不記載としたことで重大な政治不信を招いたことを、所属した一員として改めて深くおわびいたします。当事務所においては、清和研入会から令和二年分まで、清和研パーティーに関わる収支を全額収支報告に計上してまいりました。計上方法については、選挙管理委員会にも資金の流れを説明しながら指導を受け、毎年の収支報告を作成したところです。しかしながら、令和二年の収支報告提出後に、選挙管理委員会から、清和研パーティーに関わる収支は、事業主体でない個別の政治団体の収支には計上すべきではないとの従来と異なる見解が示されました。当事務所では対応に苦慮しましたが、清和研からは記載は不要である旨説明を受けたこともあり、令和三年分から会計処理を変更することになりました。
 記載は不要であるということを清和研がアドバイスしたわけですから、これは誰なんですか。
 それ以降、清和研パーティーに関わる収入は分別管理され、一切使用されていません。
 やはりここでも使っていないじゃないですか。分別管理して、一切使用されていません。これも個別の方のことですから、私は、これがセーフ、アウトと言う資格は全くありませんよ。でも、やはり疑いとしては、国税庁が言っているところの、長期間保管していて使っていない政治家が持っているお金は雑所得として納税の対象になる可能性がある。可能性があるということですよね。
 だから、私がお勧めしたいのは、誰か勇気ある議員が国税庁と話をして、これ、雑所得に当たるんだったら納税しますからと。国税庁を呼んだら、三十分ぐらいで事務所に来てくださると思いますよ。それで見てもらって、これはどうですかと。というのは、みんな同じパターンですから。裏金だと思って使っていないんですよ。分かりやすい話ですよ。
 私たちがこれを予算委員会で質問すると、個別のケースはお答えできませんが一般論としてお答えしますということになるんだけれども、もうここまで来たら、個別の話じゃないですか、はっきり言って。
 納税するのか、脱税するのか、二つに一つ。自民党の皆さん、納税するのか、脱税するのか、どっちにされるんですか。そろそろ腹を決めたらどうですか。
 繰り返し言いますよ。五億七千万ですからね、九十人余り。全員が脱税だと言う気はありませんよ。でも、この中には、使途不明、領収書がないという方も含めて、やはり脱税の可能性の人、いるんじゃないんですか。
 私、不信感を持っているのは、先日のアンケート調査で、自民党が、今回の調査した人全員は政治活動にお金を使っていました、大丈夫ですと言っていましたけれども、おかしくないですか。領収書がないんですよ、領収書がないのに、どうやって政治活動に使ったと裏を取れるのか。
 私は、国会質問でも、私や同僚議員、また野党のすばらしい仲間の議員の方がおっしゃっていましたけれども、国税庁にすぐ税務調査に入れと言っているんじゃないんですよ。やはり、それだと事も荒立てることになるし、脱税ということが分かったら、これは一歩間違うと、本当に政治生命が危うくなりかねませんからね。
 だから、そういうことじゃなくて、自分の方から自主申告をした方がいいし、私が演壇の上から言うのも僭越ですけれども、この九十数人おられる方の中で、パターンが似たようなパターンなんですよ。みんな、裏金を使っていなくて、保管しているんですよ。試しに、今日でもいいですよ、今日でも、この本会議の後でも、試しに国税庁の人を呼んで、自分のケースは税務申告する必要がありますかと聞いてもらえませんか。いかがですか。
 自民党さんは多様性のある政党だと言われていますよ、そんな、上から言って物を聞くわけじゃないと。だから、そういう意味では、お一人お一人独立されているし、本当にすばらしい議員の方々、私も尊敬している議員がおられますよ。やはり、そういう意味では、一人でもいいですよ、一人でも、国税庁に、裏金をもらって怖くて使えなくて保管していたけれどもこれは雑所得に当たって納税する必要がありますかと、一人でもいいですから、私のこの話を聞いて、国税庁や税務署に相談してもらえませんか。いかがですか。
 私は、だから今回の強行採決は怪しいと思っているんですよ。こういう審議をしていって、やはりこれは脱税だよねと明らかになったら、一人一人の脱税じゃなくて、派閥ぐるみの脱税、自民党ぐるみの脱税となったら、これは組織犯罪ですよ、個人の犯罪じゃないですよ。一歩間違うと、犯罪集団と認定されかねないですよ。納税は国民の義務ですからね、義務。
 だから、私は難しいことを言っているんじゃなくて、皆さんも別にお金が欲しいわけじゃないんでしょう。例えば、裏金が五百万あって、さっきも言ったように、派閥に返すとおっしゃっているんだから、別にお金が欲しくないんだったら、この五百万って、国税庁に聞いてみてもらえませんか、今日のこの本会議が終わった後。その後、ちょっと、こっそり私に教えてください、その結果どうだったか。
 これは自民党の幹部の方々にも申し上げたいんですけれども、私もこういう話をするのは僭越だと分かっているんですよ。何で山井から言われないと駄目なんだと思っておられるでしょうけれども、でも、やはり本来は、岸田総理なり自民党の幹部が、納税の義務は果たしてくださいよと言うべきじゃないんですか。私、何か難しいことを言っていますか。国民の義務として、税金を払ってくださいねと言っているだけですよ。
 これも、何度も予算委員会で各野党の方々が、税金ぐらい、裏金議員、払ってくださいということを、各党のすばらしい野党の議員の方々が要求したんですよ。(発言する者あり)あっ、与党も言っていた。上野議員もおっしゃっていた。上野議員もおっしゃっていた。テレビ入り予算委員会で岸田首相に、やはり払うべき人は正直に納税させるべきじゃないですかと上野賢一郎議員がおっしゃっていました。私も拍手しましたよ、あのときは。
 私、あの質問を聞いたときに、正直言って、一瞬、やったと思いました、自民党もこれで変わったなと。これで予算委員会も脱税だどうだともめずに、申告すべき人が申告したら、私らが何も国税庁の方を呼んで国会で議論しなくていいじゃないですか。だから、私は、上野議員もいい質問をされるなと思って、やったと思ったんですよ。
 そうしたら、皆さん、岸田総理、どういう答弁をされたと思いますか。上野賢一郎議員が、裏金議員の中で、雑所得で、個人所得に当たって納税するともし御自分で思う人は自主的に税務申告するように岸田総理からも自民党議員に呼びかけられたらどうですかと言って、それで、もう野党の議員みんな拍手して、そうだみたいな感じで。そうしたら、岸田総理の答弁は実はなかったんですよ。無視。ほかの話をして、スルー。
 これは、今、八十時間が一般の基準ですけれども、六十九時間なんですよ。あと十一時間あったら、もう一回予算委員会で岸田総理に、今みたいに、自民党議員に納税させるべきじゃないかという質問ができるんですよ、あと十一時間あれば。もう一回、上野議員も質問できますよね、十一時間あったら。
 やはり、そういう意味では、今言ったように、野党だけじゃなくて、ああ、自民党議員でもみんな考えていることは一緒なんだな、そういうことを発見できるのも予算委員会のすばらしさなんですよ。だから、今回の予算委員会は、いいところはお互い与党も野党も褒め合って、悪いところは追及するということで、ある意味で円満にやってきたんですよ。本当に、自民党、公明党の与党の理事さんもすばらしい方が多かったですからね。だからこそ、私は残念だと言っているんです。
 それで、申し訳ないです、大塚拓さんの御挨拶に戻ります。後半ね。
 今般、清和政策研究会が全議員に一律寄附を計上する形で収支報告を訂正したことを受け、会計処理の整合を図るため、当方でも収支報告を一部訂正しました。令和三年、四年分について、清和研側が起こした寄附勘定に対応する寄附の受領勘定を立てましたが、資金の使用実績がないため、全額をそのまま翌年に繰越処理しています。
 ここは重要ですよ。資金の使用実績がないため、全額をそのまま翌年に繰越処理をしています。これは、政治資金としてだとおっしゃいますけれども、使っていないわけですよ。お金に色はついていないですよね。そうしたら、結局、どこに、どういう形で、誰が保管していたのか。ある議員は、個人口座に入れたという人もいますからね、裏金を。
 だから、国税庁の国会答弁では、そこは政治資金収支報告書に書いているということだけで納税義務がないというわけではなくて、やはり、政治資金収支報告書も含めて、実態、実態ですよ。つまり、何に使ったのか、使っていないのか、幾らなのか、事務所に置いていたのか、個人が持っていたのか、また、事務所の誰が管理していたのか、そういうことの実態に即して、税務対象になるかならないかが決まるわけです。ということは、正直言いまして、ケース・バイ・ケース。裏金議員の方の中でも、納税の義務がある人とない人と両方おられるかもしれません、それは。
 でも、ここはやはり、全員が政治活動に使ったという証明は私は難しいと思いますよ。今言ったように、使っていないけれども政治活動に使うんだというのは、本当にそれで通用するんでしょうかね。やはり、国税庁の国会答弁では、長期間保管していたお金は雑所得に当たる可能性があると言っていますからね、国会答弁で。だから、自民党の皆さんも、特に裏金議員の方も、面白くないと思うんですけれども、何か脱税の疑惑をかけられて気分悪いわと思われるかもしれないですけれども、そうであったら、やはり税務署に相談された方がいいですよ。
 改めて、岸田総理や自民党の幹部の方に申し上げますけれども、こういうのを一人一人の、安倍派の一人の若手が税務署に相談したらこれは納税になりましたといったら、やはり大騒ぎになりますよね。こういうのは、この場にいておられる派閥の幹部の方々や岸田総理、やはり率先垂範して、鈴木財務大臣も聞いてくださっていますけれども、やはり鈴木財務大臣も同じ思いだと思いますよ。自民党議員だけ納税に後ろ向きだったら、これはやはり説得力ないわけですから。
 それで、結局、既に計上されている令和二年分については、計上項目を変更しましたが、収入額自体は不変であり、これに対応した支出、繰越残高とも従来どおりで変更ありません。なお、使途不明金や収支の不明額は一円もないことを併せて御報告をさせていただきます。これまで公的機関の指導に従い会計処理を行ってまいりましたが、結果的に収支報告の訂正を余儀なくされたことは誠に遺憾です。日頃御支援いただいている皆様に御心配、御迷惑をおかけしておりますことを、重ねておわび申し上げます。今後は一層気を引き締めて会計処理に当たるとともに、二度とこのようなことが起きないよう政治改革に尽力してまいる所存です。衆議院議員大塚拓ということでございます。
 それでは、スピードアップいたします。
 安倍派、小田原潔衆議院議員。新聞の見出しは、裏金か、六議員側へ三千八百万円、安倍派訂正、寄附で追加、二〇二〇年から二二年、東京都。小田原衆議院議員は、支部に計八百四十四万円の寄附があった。かなりの額ですね。三十一日から事務所に取材を申し込んだが、担当者が長期休暇のため回答できないという返答だったということですね。八百四十四万円です。
 次に、安倍派、越智隆雄衆議院議員、比例東京。越智隆雄衆議院議員、比例東京が、政党支部の報告書を三年分訂正したということがここに出ております。金額は後で出てくると思います。
 次は、安倍派、尾身朝子、比例北関東。尾身朝子議員は、事務所内で過去五年間の記載漏れの有無を調査したところ、一九年から二二年に還付金があり、不記載だった。受け取った還付金は政治活動に使用したという。尾身氏は、派閥側の指示とはいえ、確認を怠ったことを猛省する、このような事態が二度と起こらないように資金管理を徹底し、信頼回復に全力で努めていくとコメントをしました。
 これはやはり、是非、安倍派の方々、派閥側の指示というのは、具体的に、派閥幹部の事務総長だったのか誰だったのか。今回、政倫審、昨日も今日もやっていますけれども、なぜか事務総長とか幹部しか出てこないんですね。やはりこういう生の、幹部じゃない方の、派閥から指示されたと、この方に来てもらったら話は簡単ですよね。具体的に、派閥側って誰から指示されたんですかといって聞いたら、話は簡単じゃないですか。でも、なぜか派閥の幹部以外政倫審に出席されないのは、自民党の皆さん、なぜなんですか。
 これは、私が言っているだけじゃないんですよ。岸田総理も、志ある議員は政倫審で自ら説明してほしいと。志ある議員と岸田総理はおっしゃいましたからね、志ある議員。ということは、手を挙げない人は志がない議員だというふうに岸田総理はおっしゃっているわけですよね。岸田総理は、政倫審に出て説明責任を果たさない議員は志がない議員だとおっしゃっているわけですよ。これは私が言っているんじゃないですよ。自民党総裁の岸田総理が、志ある議員は政倫審で説明してくださいと言っているんですよ。
 私の言うことは聞く必要ないですけれども、自民党の皆さん、岸田総裁の言うことも聞かないんですか。それとも、胸を張って、いや、俺、志ないしというのがやはり皆さんの一致した意見なんですか。志、そんなのないって、志、そんなの自民党議員ないない、安倍さんだけや、幹部だけやといって。
 やはり皆さん、与党、野党関係なく、政治家たるもの、やはり志を持って、困っている人のために役立ちたい、あるいは納税者の声を届けたい、地方の声を届けたい、福祉現場の声を届けたい、日本の国を守りたいという志があるから、自民党の皆さんも国会議員になられたんじゃないんですか。志、あるんですよね。何かしいんとしていますね。繰り返し言いますよ、私が言っているんじゃないんですよ。岸田総理がおとついおっしゃったわけですから、志ある議員は政倫審で説明してくださいと。
 だから、やはりこういうことも予算委員会で岸田総理からもう少し聞きたいじゃないですか。岸田総理がおっしゃる志ある議員というのはどういう議員のことなんですかとか、やはり聞きたいですよね。やはり聞きたいですよ。私も自民党には志ある議員が多いと思っていましたから、やはりそういう意味では、国会審議は重要なんです。というのは、個人的に岸田総理に聞いてもやはり意味ないんですよね。予算委員会の場で、集中審議などで岸田総理に、志ある議員……(発言する者あり)だから、それをやろうと思って今私やっているわけなんですけれども。
 結局、八十時間やるところが六十九時間で強行採決したわけですよ。ということは、志ある議員は出てきなさいとか、そういうふうな裏金の議論を国民公開の前でこれ以上やるのはもうつらいというふうに岸田総理も考えておられるのか、あるいは、自民党の方々も、もうこの裏金問題とか脱税問題を言われるのはかなわぬと思っているのか。
 やはり、志ある議員の皆さん、政倫審は今日もお二人されますけれども、別にこれで締切りじゃありませんからね。やはり山井の話を聞いたら、志ある自分としては手を挙げたいという方は、是非手を挙げていただきたいんです。いかがですか。皆さん、横を見渡しているけれども、派閥はもうなくなったんでしょう。派閥がなくなったんだったら気にしなくていいじゃないですか。
 次、急ぎます。
 小野寺委員長の解任の理由はほかにもあるんですね。
 これは、安倍派の加藤竜祥衆議院議員、長崎二区。加藤竜祥国土交通政務官、安倍派からのパーティー券収入の還流を自身の政治資金収支報告書に記載していなかったとして政務官を辞任した。小森氏は二〇二二年分で七十万円、そして、加藤氏は同年分で、二〇二二年分で十万円の不記載がそれぞれあったという。加藤氏は、派閥からの還付はないと認識していた、裏金をつくる意図があったわけではないとのコメントを発表した。
 こういうことも、私が言うまでもなく、岸田総理がおっしゃるように、志ある議員の方々が政倫審に出てきていただいて、私が言うのも差し障りがありますからね、はっきり言って。本当はこういう説明を、やましいことはないですよということを御本人がされるのが私は一番だと思っております。
 安倍派、亀岡偉民衆議院議員、比例東北。亀岡氏は、派閥から書くなと言われたが、自身からの借入金として収支報告書に記載しており、裏金との指摘は当たらない、借入金としていた金額のうち還付金の分を清和政策研究会からの寄附金として訂正する、収支は変わらないと説明した。
 急ぎます。
 安倍派、菅家一郎衆議院議員、比例東北。収支報告書に誤って個人名義で記載したことで迷惑をかけてしまったと謝罪する一方、収支の総額は同額で裏金は一切ないと釈明した。菅家議員によると、派閥から還流を受けていた千二百八十九万円について、政治資金収支報告書には、本来、寄附者である清和会の名義で記載するところ、自身の名を記載してしまったという。派閥から記載するなと言われたのが理由という。還流を受けた金は、全額、事務所経費に充てたとしている。これは虚偽記載に当たる危険性がありますよね。誤記載とおっしゃっていますけれども、虚偽記載の可能性がありますね。
 そして、菅家議員は、派閥からの指示に従って清和政策研究会の名称を使えなかったが、還付金と自身の持ち出し金をまとめた形で、自身からの寄附金の名目で収支報告書に記載をしていたということです。
 次は、安倍派、木村次郎衆議院議員、青森三区。派閥から、二〇一八年から二二年の五年間で計二百三十六万円のキックバックを受けていたことを明らかにした。木村氏の販売ノルマは、一八年百万円、一九年百十万円、二〇年から二二年が各六十万円。売上げは、秘書が派閥の口座に振り込んでいた。これに対し還流額は、一八年七十八万円、一九年十四万円、二〇年八十二万円、二一年ゼロ、二二年六十二万円。派閥からの連絡を受けて、秘書が現金を取りに行っていたということですね。
 これについては、例えば、支持者の方々は、説明には納得した、変わらずに応援するというふうな声がある一方、政治家は金絡みで足をすくわれる、自分の事務所の金の流れはしっかり把握していてほしかったというふうな声も出ておりますが、やはり、説明がなぜ今なんだ、もっと早くすべきだった、分からない分からないばかりで通り一遍だった、納得していないと、不満げに語る支持者の方もおられたというふうな話であります。
 このような説明責任を果たすためにも、わざわざ政倫審があるわけですから、岸田総理がおっしゃるように、志ある裏金議員の方々は、政倫審で是非説明をしていただきたいと思います。
 安倍派、小森卓郎衆議院議員、石川一区。安倍派からのパーティー券収入のキックバックを自身の政治資金収支報告書に記載していなかったとして、政務官を辞任されました。小森氏は、二〇二二年分で七十万円ということでありました。
 そして、やはり数が非常に多いんですよね。だから、本来は、こういうのは私が言うべきことではなくて、自民党内の自浄作用で、まさに岸田総理がおっしゃるように、志ある人は政倫審で説明をする、そういうふうなことをすれば、予算委員会での審議もほかのことに使えたと思うんですね。
 野党の皆さんもおっしゃっていましたけれども、ただでさえ貴重な予算委員会の大切な大切な質問時間が、今回、不本意ながらも政治と金や裏金問題で使うことになって、十分な審議ができなかった、本当だったら例年並みの八十時間でも足りないぐらいだ、審議時間を増やしてほしいぐらいだということを野党の皆さんはおっしゃっていました。
 そこを私たちは、やはり紳士的ですから、そんなむちゃなことは言えない、やはりルールを守ろうということで、本当は裏金問題に使った二十時間、三十時間を返してほしくて、百時間ぐらい審議をしたいところだったけれども、百歩譲って、千歩譲って、やはり仲よく円満に自民党さんともやりたい、そういう心の底からの願いで、私たちは、四日月曜日、八十時間に達したら円満に採決しようじゃないですか、賛否は別としてということを言ったにもかかわらず、残念ながら、やはりこの六十九時間で強行採決をする、それは非常に残念なことであります。
 ですから、こう言ったらなんですけれども、もっと早い段階から、終盤になって政倫審に出てこられるんじゃなくて、極端な言い方をしたら、一か月前から自民党の皆さんが政倫審に出て説明していたら、もっとスムーズにいったんじゃなかったですか。そうしたら、わざわざ予算委員会で政治と金や裏金問題、脱税問題、私たちが予算委員会でやる必要はなくて、もっとしっかりと本来の予算の審議もできたんじゃないんですか。それがここまで遅くなったのは、やはり政倫審がスタートするのが遅過ぎたからじゃないですか。
 私も二回、二十五分ずつ岸田総理と質問をさせていただきました。久しぶりに岸田総理と質疑できるから、子供の貧困とか年金とか、子育て支援とか農業の振興とか社会保障、私のライフワークの質問をしたいという気はしましたけれども、余りにも国民の皆さん方から、裏金の真相究明すべきだ、説明責任を果たさせるべきだ、脱税は許せないという国民の声が余りにも強いから、やはり、そこは私たちとしてもぐっとこらえて、この真相究明や裏金問題、脱税問題の質疑をせざるを得なかったわけですね。
 繰り返し言いますけれども、本来は自浄作用で、説明責任は自民党の議員の皆さんが自主的に果たすべきものなんじゃないんですか。いかがですか。野党から言われたり、岸田総理から言われないと説明責任を果たさないんですか。
 急ぎます。
 安倍派、佐々木紀議員、石川二区。佐々木氏が、一八年から四年間で百八十四万、還流を認めたと。佐々木氏は責任痛感ということで、佐々木氏は、一八年が十四万円、一九年は四万円、二〇年は百八万円、二一年は五十八万円の還流を受けていた。お金のことは秘書に任せっ切りで一切知らなかった、監督責任、道義的責任を痛感していると述べられました。
 やはり本当に、少額の方もおられるけれども、こういう意味では、別に、悪いことというよりも、派閥に入っていたら自動的にこうなってしまったという方も多いんじゃないかと思います。こういう本当に若手の議員の方々も、是非、政倫審に出てきていただきたいんです。
 でも、皆さん、自民党の皆さんはおかしいと思われませんか。岸田総理が、志ある議員は出てきて説明責任を果たしてくださいと岸田総理までが言っていて、出てくるのは派閥の事務総長経験者とか幹部だけ。ということは、若手議員の皆さん方は、やはり説明責任を果たす意思というのはないんですか。というのは、自民党の多くの方々は、やましいことは何にもしていないとおっしゃっているんですよ。私もその言葉を信じたいです。やましいことは何にもしていないとおっしゃるのであれば、堂々と政倫審で説明されてはいかがかと思いますが、どうですか。いかがですか。
 安倍派、塩谷立衆議院議員、比例東海。幹部の方でありますね。塩谷議員は、二百三十四万円で、元座長であります。派閥総会では、事実関係を慎重に調査、確認し、適切に対応するということを言っておられます。
 結局、安倍派内では還流を問題視する声が上がり、二二年のパーティー開催前に、還流をしない方針が議員側に一旦は示されたものの、反発を招き、五月のパーティー開催後に還流、裏金が実施された、こういうことなんですね。
 ということは、今日も政倫審が行われていますが、一旦は裏金をやめたにもかかわらず、裏金が再発した。このときの意思決定は、もちろん会計責任者や事務方だけでできるはずはないと思います。このときに決めた安倍派幹部というのは、一体誰なんですか。やはりこのことは、自民党の中の自浄作用として、はっきりさせるべきなんじゃないんでしょうか。
 というのは、今後、処分も検討されると思いますが、誰も責任を取らない、誰も処分を受けないということでは、国民の皆様も私は納得しないのではないかと思います。そしてまた、自民党のアンケート調査の中でも、やはり若手の方々の中から、安倍派幹部はきっちり説明して責任を取るべきだという声が、自民党の安倍派の幹部の方からもたくさん出てきているわけですね。
 そして、塩谷議員はこうおっしゃっています、脱税の意識はないと。政治資金パーティーをめぐる事件で、十九日に塩谷議員が開いた記者会見の主な内容として、塩谷座長は以下のようにおっしゃっておられます。
 国民、自民党関係者の信頼を裏切ってしまい、深くおわび申し上げる。清和研を解散し、我々は職を辞する。長年、派閥の事務局長から各議員事務所に対して、パーティー券収入の還流分は政治資金収支報告書に記載しなくていいと伝えられ、事務所で継承されてきた。決して不正な使い方をしたわけではない。還流がいつ、どういう形で始まったのかは全く分かっていない。若手、中堅議員が活動資金を得るために還付が行われているという認識はあったが、不記載は今回の事件で初めて知った。脱税の意識はない。議員辞職の考えはないと。
 これは、脱税の意識はない。それはそうですよね、国会議員ですから、脱税しているつもりは当然ないんだと思うんですけれども、先ほども言いましたように、これはやはり、脱税かどうかを判断するのは国税当局、税務署なんですね。やはり、是非、安倍派も人数が多いわけですから、全員とは言いませんが、何人かが国税当局と相談して、納税対象になるかどうか、確認をされた方がいいと思います。
 急ぎます。
 安倍派、柴山昌彦衆議院議員、埼玉八区。柴山氏は責任を取って県連会長辞意という報道が出ております。柴山氏は、派閥の政治資金パーティー券の販売ノルマ超過分としてキックバックを受け、収支報告書への不記載があったのは計八百九十六万円とし、けじめを示す必要があると、県連会長を辞職する意向を示した。柴山氏によると、一四年頃、キックバックを収支報告書に計上しないよう秘書を通じて派閥事務局側から指示があり、記載せず事務所で保管していたということをコメントしておられます。後援会の方は、次期選挙について、気を引き締めねばというふうなコメントもされております。
 柴山衆議院議員の記者会見で、このように発言しておられます。
 柴山議員いわく、安倍派から還流された資金の扱いは。以前は、こちらの政治資金収支報告書に明確な記載をし、派閥側の収支報告書にもちゃんとした記載をしてもらっていた。
 不記載になった経緯は。二〇一四年頃、安倍派の事務局から、柴山事務所だけ寄附金額が多いのは目立ってしまう、派閥パーティー券の販売ノルマ超過分は記載しないので、そちらも記載をやめてくださいと言われた。
 指示を受けた後の対応は。おかしいと思い、再度確認した、法的に問題ないと説明を受けたので信じた。
 説明に違和感を抱かなかったのか。違和感はあったが、派閥側も弁護士に相談していると思った、今となっては反省材料だ。
 こういう非常に重要な証言を柴山議員もされておられます。柴山議員もたしか弁護士さんであったと思われますので、是非とも柴山議員にも政倫審に出てきていただいて、この辺りの経過をお話をいただければいいのではないかと思います。
 繰り返し言いますけれども、別に、何かしゃべったからといって、東京地検特捜部から簡単に立件されるわけでもありませんし、かつ、何かしゃべったからといって、はい、あした脱税で捕まえますよとなるわけでもないので、やはりここは洗いざらい話をして、原因究明をして。ただ、先ほども言いましたように、やはり誰か、派閥の幹部、あるいはそういう重鎮の方は、処分を受けるなり責任を取る、そういうけじめをつける必要があるのではないでしょうか。
 安倍派、杉田水脈衆議院議員、比例中国。(発言する者あり)納税がされないと予算は組めないですよね、やはり国民の皆さんに税金を払ってもらわないと。今、確定申告ボイコットというハッシュタグが増えているんですよ。国会議員と国会の重要な任務は、国民の皆様にしっかりと納税していただくことなんですよ。しっかりと納税していただくことによって、予算が執行できるんじゃないんですか。自民党の議員を見習って脱税する方が万が一増えたら、これは予算、欠損になっちゃいますよ。だから私たちは、与野党を超えて、国会議員もきっちり雑所得、個人所得は納税しましょう、そのことによって予算もきっちり執行できますねと言っているわけです。
 さらに、予算の審議ですけれども、これは結局、自民党が政府・与党で、閣僚も自民党は出しておられるわけですよね。その自民党の方々が納税する気がないとか、脱税やりたい放題だったら、そんな自民党を中心とする政府が作った法律や予算、国民の皆さんは信用しないんじゃないんですか。だから、そういう意味では、裏金問題、脱税問題というのは予算問題と不可分なんです。
 私、最初から言っているでしょう。別に、十時間、二十時間、予算審議をやれと言っているんじゃないんですよ。六十九時間来て、八十時間だけ、例年どおりの審議をやってくれと言っているのが、どこがおかしいんですか。いつもどおりの審議をやりましょうと言っているののどこがおかしいんですか。裏金隠し、脱税隠しもいいかげんにした方がいいんじゃないんですか。何で八十時間、例年どおりの審議時間を取らないんですか。何で強行採決するんですか。そんなことをするから、こういう演説も行われるんでしょう。
 私も予算委員会のときにはめちゃくちゃ紳士的でしたよ、はっきり言って。円満、良好にやっていましたよ。加藤筆頭理事とも本当に円満にやっていたんですよ。小野寺委員長とも円満にやっていましたよ。でも、八十時間ある審議時間を十一時間もカットする、六十九時間で強行採決、それはあり得ないですよ。
 安倍派、杉田水脈衆議院議員、比例中国。杉田氏は、一月二十一日、私の事務所においても不記載があったことが分かり、派閥の指示に従って、収支報告書の修正を行う予定とブログに掲載。選管によると、杉田氏が訂正した額は、一八年が三百四十万円、一九年が三百五十二万円、二〇年が三百十八万円、二二年が五百五十四万円ですね。ここに、私の事務所においても不記載があったことが分かり、派閥の指示に従って、収支報告書の修正を行う予定としておりますというふうにコメントをされているようであります。杉田水脈議員は、取材に対して、百貨店などで購入したお品代計百二十四万円というのを追加して、支出をされておられます。
 また、このことに関して、脱税ではないか、脱税の疑いがあるのではないかということを私たちは予算委員会で議論させていただきました。
 繰り返し言いますが、私たちは、月曜日まで八十時間、円満に審議すれば、別に、普通に採決に応じますよ、当たり前の話。それは予算に反対する可能性はありますけれども、採決には応じますよ。ですから、これは賛否両論あるけれども、私が今言っているのは、別に野党だから言っているんじゃないですよ、裏金はおかしい、脱税しているんじゃないかと国民の皆さんが不信感を持っているから言っているんです。
 そろそろ、月曜日、審議、採決ということで岸田総理との話もつきましたでしょうか。(発言する者あり)いやいや、私はその連絡が来るかなと思って、そろそろ。まだですか。そうしたら、もう少しだけ続けさせていただきます。
 やはり、本当に国対の方々というのは苦労されているんです、総理からいろいろむちゃなことを言われたりして。そこを、国民の幸せのため、被災者のために一番汗をかいてくださっているのは、浜田委員長を始めとする国対の方々なんですよ。そういう意味では、本当に私も頭が下がる思いです。是非とも円満に、月曜日、審議、採決、是非やろうじゃないですか。
 安倍派、鈴木英敬衆議院議員、三重四区。鈴木議員は、二〇二二年に二百八十万円の還流を受けていたと報告。清和研事務局の指示に基づく事務処理だったが、訂正に至り、おわび申し上げますというふうに言っておられます。
 次に、鈴木淳司、安倍派衆議院議員。鈴木淳司議員は報告を上げておられます。
 このほど、私が所属をする安倍派事務局と私の東京事務所との間で、過去五年間の清和研パーティーに係る金銭のやり取りについて、清和研と我が事務所との相互の確認作業が終了しましたので、その結果を御報告申し上げますと。鈴木淳司議員の御報告を読んでおります。対象となる二〇一八年から二二年までの五年間の総額として、各年ごとのノルマ超過分として返金があったものの合計、いわゆる還流が六十万円。逆に、ノルマ達成に至らず、その不足を私の自己資金で清和研に寄附した金額の合計、いわゆる補填が百六十四万円でした。更に詳細を言えば、ある年のパーティーについて、派閥としての一通りの締めを終わった段階で、私が不足分としてその金銭を補填した後に、某支援企業からの清和研のパーティー口座への八万円の入金が確認されたため、結果的にその八万円も還流されておりましたというふうに報告をされておられます。
 次に、安倍派、関芳弘衆議院議員、兵庫三区の方であります。関議員は、還流の違法性の認識はなかったと述べておられます。還流については、関氏は、秘書から聞いたことはあるが、違法性は認識していなかったと言っておられます。まあ、これは、秘書が秘書がということで、全部秘書の責任にされているわけかもしれません。
 関氏の還流分の不記載額は、二〇一八年百万円、一九年二百十二万円、二〇年百二十万円、二一年三百二十二万円、二二年八十二万円の計八百三十六万円、兵庫県選出の同派議員で最多だった。還流金は使わず、口座などで保管していたと。やはりこの方も、使わずに保管をしておられたんですね。秘書から、派閥側からお金が戻ったが、派閥の指示で収支報告書には記載していないと聞いたと明かし、派閥側で何らかの法的処理をしていると思い込み、違法だとは思わなかった。
 これは使っていなかったという方も多いですけれども、この問題が永遠に明らかにならなかったら、五年、十年使っていなかったんでしょうかね。これはどういうふうに理解をすればいいのかということを思わざるを得ません。
 次は、安倍派、今日、政倫審で話をされます高木毅衆議院議員、福井二区であります。自民党の高木毅議員の資金管理団体、二十一世紀政策研究会は、二〇二〇年から二二年の政治資金収支報告書を訂正し、安倍派から計八百六十五万円の寄附収入を加えた。一方、追加した支出の項目に不明との記載が多く、総額が分からなくなっている。訂正内容は、派閥からの寄附として、二二年百十万円、二一年三百三十五万円、二〇年四百二十万円を計上、派閥側の訂正と同額となっている。支出として会合費、お品代、交通費を追記したが、金額や日付が不明とされており、支出総額なども不明となっている。高木氏は、既に、一八年から二二年の五年間で派閥から寄附収入千十九万円の不記載があったことを明らかにしているということなんですね。
 だから、ここに書いてありますように、支出としてお品代、交通費と書いてあるんですけれども、金額がないんですね、金額が。金額がないんです。それと、日付がないんですね、日付が。だから、やはり一般の感覚で言うと、日付や金額がないと、政治活動に使ったといっても、それは本当なのかなという気がいたしますし、このことについては、恐らく、今日、政倫審で高木議員も正直に説明をされるのではないかと思います。それで、高木議員は、裏金と指摘されるような支出はなかったということをおっしゃっておられます。
 次が、安倍派の衆議院議員、高鳥修一議員、比例北陸信越であります。高鳥氏の事務所によると、安倍派から計五百四十四万円の還流分を受け、うち二百四十七万円を、代表を務める政治団体に高鳥氏の名義などで寄附として入金、同会や自民党第六選挙区支部の事務所経費や人件費に充てた、残り三百万円は保管している。やはり三百万円は保管されているんですね。そして、高鳥氏は、私自身の関与は全くない、検察が……

発言情報

speech_id: 121305254X00820240301_010

発言者: 山井和則

speaker_id: 28090

日付: 2024-03-01

院: 衆議院

会議名: 本会議