宮本徹の発言 (本会議)

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○宮本徹君 日本共産党を代表して、小野寺五典予算委員長解任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)
 自民党派閥ぐるみの裏金事件に、国民の政治不信は頂点に達しています。裏金事件の真相を徹底究明し、全てのうみを出し切り、金権腐敗を一掃することは、政治への信頼を回復する上で、今国会に課せられた最大の使命であります。自民党の調査結果が予算委員会理事会に提出されましたが、一体誰が何の目的で裏金づくりを始めたのか、一旦やめようとしたものが誰の判断で継続されたのか、裏金の使途は何なのか、裏金の総額は幾らなのか、全く明らかにされておりません。
 我が党は、裏金議員全員が国会の場で説明責任を果たすことを求めてまいりました。昨日、政治倫理審査会で岸田自民党総裁が弁明されましたが、先日の自民党の聞き取り報告書をなぞるだけで、自ら先頭に立って真相を究明する姿勢が全く見られません。裏金システムをつくった経緯、理由を、なぜ、森元首相や当時の会計担当者らに聞かないのか。岸田総理は真相解明から逃げていると言わなければなりません。
 本日午前は、政治倫理審査会で安倍派事務総長経験者お二人が弁明を行いましたが、裏金システムが誰の判断で継続したのか、明らかにされておりません。
 先日、下村議員は記者会見で、二〇二二年八月、還付について幹部で協議し、還付については個人の資金集めパーティーのところに上乗せして、収支報告書で合法的な形で出すということもあるのではないかという案があったと述べております。合法的な形で出すとの発言があったということは、その協議に参加した幹部は全員、裏金の違法性を認識していたということになるではありませんか。ところが、本日の政治倫理審査会では、下村議員の発言と食い違う弁明が行われ、疑惑は深まるばかりであります。
 政治倫理審査会を踏まえ、予算委員会で真相究明を進めるために、更なる質疑が必要です。森元首相、下村議員、安倍派幹部の皆さんの証人喚問が必要であることがいよいよ明らかになっております。
 ところが、岸田総理は、昨日の政治倫理審査会の弁明で、わざわざ、来年度予算が期日どおりに成立しないことはあってはなりませんと述べ、質疑を打ち切り、予算案の採決を迫る姿勢を見せました。岸田総理の姿勢は、真相究明に背を向け、裏金事件の幕引きを狙う言語道断の姿勢と言わなければなりません。
 岸田総理は震災復興を質疑打切りの口実にしますが、予算案には予備費しか計上されていません。被災者再建支援金の六百万円への引上げや対象拡充も入っていません。被災者支援を予算案強行の口実にするのは、被災者を愚弄するものではありませんか。
 しかるに、小野寺五典予算委員長は、昨日、岸田総理に歩調を合わせ、政治倫理審査会と並行してまで集中審議、締めくくり質疑を行い、質疑時間が例年より短い七十六時間程度で予算案を採決することを職権で決めたのであります。裏金事件の真相究明を進める予算委員会の責任を投げ捨て、裏金事件の幕引きを狙うものであり、許し難い暴挙と言わなければなりません。
 加えて指摘したいのは、中央公聴会の翌日の予算採決など、前代未聞、公述人にも失礼千万だということです。予算審議で中央公聴会が義務づけられているのは、予算審議に国民の声を反映させるためであります。予算委員会に求められることは、中央公聴会での国民の声を踏まえて、審議の充実を図ることであります。
 昨日の中央公聴会でも、多くの公述人から、子育て支援金の制度設計などについて重要な指摘がありました。大軍拡、賃上げ、気候変動対策、農業などなど、重要な問題の審議は全く尽くされておりません。予算委員会で更なる審議が必要なことは明らかです。

発言情報

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発言者: 宮本徹

speaker_id: 19574

日付: 2024-03-01

院: 衆議院

会議名: 本会議