中川康洋の発言 (本会議)

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○中川康洋君 公明党の中川康洋でございます。
 私は、公明党を代表して、自由民主党提出、政治資金規正法の一部を改正する法律案及びこれに対する修正案に賛成、立憲民主党、国民民主党、有志の会提出、政治資金規正法等の一部を改正する法律案及び立憲民主党提出、政治資金規正法及び租税特別措置法の一部を改正する法律案、同じく、政治資金パーティーの開催の禁止に関する法律案に反対の立場で討論いたします。(拍手)
 昨年末より明らかになった、自民党の派閥の政治資金パーティーにおいて、多額のキックバックを受けながら収支報告書に記載せず裏金化していた問題は、国民の生活感覚から大きくかけ離れたものであり、断じて許されるものではありません。
 総理は、今回の一連の議論の中で、信なくば立たずとの言葉を幾度となく口にされておりますが、政治は国民の信頼があって初めて成り立つものであり、仮に国民の信頼を失えば、目下の最重要課題である能登半島地震の復旧復興や物価高対策を始め、我が国の政策を前に進めることはできません。
 公明党は、本年を令和の政治改革元年と銘打ち、今回の政治と金の問題に対しては、終始一貫して、国民の信頼を取り戻す、また、清潔な政治を実現するという強い信念で、一月には、各党に先駆けて、公明党政治改革ビジョンを発表するとともに、四月には政治資金規正法改正案の要綱を発表いたしました。また、与党による十回にわたる実務者協議においても、毎回、けんけんがくがくの議論を交わし、五月九日には、七項目の一致点と二項目の方向性における実効性ある改革案を取りまとめたところです。
 この取りまとめを基に提出された自民党案の具体的特徴は、一つには、公明党も改革の一丁目一番地と捉える政治家の監督責任と罰則の強化の明記であり、確認書の提出義務であります。この確認書については、我が党がどの党にも先駆けて提案したものであり、内容は公明党案そのものであります。
 また、この政治家の監督責任と罰則の強化による不正に対する抑止力の向上により、これまで何回も繰り返されてきた、私は知らなかったという言い逃れはできなくなると考えるとともに、過去、幾度となく許されてきたトカゲの尻尾切りなど、政治家に甘い状況は一掃されるものと考えます。
 また、二つには、政治資金の透明性向上の具体的手法として、政治資金パーティーの入金方法を口座振り込みに限定することや、預貯金による政治資金の保管も明記されました。
 これら二点の特徴も含め、今回の自民党案では、収入も含めた外部監査の強化や収支報告書のオンライン提出及びデジタル化による透明性の向上、寄附の移動における厳格な規制の適用や個人情報及びプライバシーの保護、さらには、政治資金の透明性の確保を目的とした第三者機関の活用など、これまで公明党が示した政治改革ビジョン及び四月に発表した政治資金規正法改正案要綱のほぼ全ての内容が含まれております。
 また、自公の取りまとめでは、その方向性を示しながら議論の最終盤まで一致を見ることができなかった政治資金パーティー券の公開基準の引下げや政策活動費の使途公開及びその監査機能を有する第三者機関の設置についても、党首会談における総理の英断により、その内容が決定され、今回提出された修正案において実効性ある改革案が示されたものと考えます。
 ここで、立憲民主党に一言申し上げたいと思います。
 立憲民主党は、今回、いわゆる政治と金の問題を議論する政治改革特別委員会に政治資金パーティーの開催を全面禁止する法案を提出しておりますが、その委員会での審議の最中において、大串選対委員長は都内での政治資金パーティーを、また、あろうことか、岡田幹事長は大阪での政治資金パーティーの開催を計画していることが明らかとなりました。
 この件に関しては、先月二十四日の特別委員会で答弁に立った立憲民主党の法案提出者は、違法に行っているかのような印象を与えかねない発言はお控えいただきたいとくぎを刺した上で、法案の成立、施行前に党所属議員にパーティー開催の自粛を求めることはしないと答弁し、問題ないとの認識を示しておりましたが、常識的に考えて、今回、パーティーの全面禁止法案を提出し、その法案を議論している中での党幹部による政治資金パーティーの開催計画は、余りにも整合性が取れないのではないか、また、言行不一致と言われても仕方ないのではないかと考えます。
 また、五月三十日掲載の朝日新聞デジタルでは、当初は同じく問題ないとの認識を示していた泉代表の発言録として、この岡田幹事長や大串選対委員長のパーティー開催について、想定していなかった、ひっくり返って、のけぞって、おい、それは今この時期に幹部がやっちゃだめでしょというのはあったとの泉代表自らの発言が報道されておりますが、泉代表は、今回の岡田幹事長の大阪でのパーティーについて、本当に問題ないと思っていたのか、実はのけぞるほどびっくりしたのか、その真意を是非聞いてみたいと思います。
 公明党は、こんな、幹部自ら範を示さない、また党内不一致で、かつ、党のガバナンスが機能していない政党が提出した法案を信用することはできないし、そのような政党に、この国の政治を、また日本の未来を任せるわけにはまいりません。
 以上、自民党案に賛成する理由及び立憲民主党案を信用できない理由を述べましたが、公明党は、これからも、国民の皆様の政治に対する信頼を取り戻せるよう、また、清潔な政治の実現、不正を許さない政治の実現に向け、果敢に挑戦してまいります。さらには、国民の皆様の小さな声に耳を傾け、生活者の側に立った政治を実現することをお約束し、私の討論を終わります。
 ありがとうございました。(拍手)

発言情報

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発言者: 中川康洋

speaker_id: 10992

日付: 2024-06-06

院: 衆議院

会議名: 本会議