青柳仁士の発言 (予算委員会)

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○青柳(仁)委員 ですから、総理がおっしゃっているのは全部意気込みなんですよ、これからこうしたいです、こうやりますと。私が見せているのはデータなんです。これまで賃金は上がっていないし、これからインフレ率を、二・四%ですよ、それから、それを、そういうトレンドをこれからこうします、ああします、だから国民負担は上がらないんです。
 さっきの話も、私はこれはもう何度も検証していますから間違いありませんけれども、雇用者全体の賃上げで相殺するというのは、それは医療従事者はいいですけれども、そうでない八六%の一般の労働者は、ただ単に負担するだけなんですよ。そこに賃上げが起きますからと言う。でも起きるかどうかは不確定なんです。賃上げが起きるかどうかは不確定。でも、社会保険の負担が増えていく、支援金でお金を徴収されていることは確定しているんです。確定している話に対して、不確定な理屈でもって国民負担はないと言っているのが今の政府の説明なんですよ。今の岸田総理の説明なんです。これはやはり私は非常におかしいと思います。
 なぜこういうロジックになるのかというと、結局は、一兆円を国民からどうやったら集められるか、増税と言って批判されずに、負担増と言われずにそういうふうにできたらいいか、だからこういう複雑な説明になっていくわけです。
 それから、医療報酬、介護報酬が上がることは、それを下げたりすることは、そもそも歳出改革には含まれない、こういうロジックも、岸田総理がたくさん献金をもらっているからじゃないかなとやはり思っちゃうわけですよ。たくさんのお金をもらって、毎年毎年要望を受けて、診療報酬の改定をかち取った、こういうことを毎年やっていれば、それは当然こういう、年末に急に、国会が終わった後にこういう理屈が出てくるって、非常におかしいなというふうに思います。
 それで、今回の裏金問題もそうなんですけれども、今申し上げたとおり、結局、この一件を見ても、企業、団体からのお金で政策はゆがんでいるんですよ、実際に。それは以前からずっとみんな分かっていたから、一九九四年に政党助成金の制度を入れたんじゃないですか。先ほど話がありましたけれども、それは河野洋平さんの個人的な見解だみたいなことは、やはりおかしいと思いますよ。
 それからもう一つ、これは裏金問題もそうなんですが、どうしてそんなにお金が必要なのかということなんですよ。ここをやはり考えなきゃいけない。これは、裏金って何に使っているんですか。あるいは、こんなに集めた二億円のお金って、総理はいろいろ立場もあるでしょうから、いろいろ使い道があるんでしょうけれども、普通の、もっと集めている方々で、何に使っているんですかと。
 これは、二〇二三年十二月二十二日の毎日新聞の夕刊に、自民党の元外相を務めていた田中真紀子さんのインタビューが載っておりました。これは個人的見解ですけれども、裏金の使途の実態というのは、自民党の河井元法相が自身の選挙違反事件の公判で語ったように、選挙区の地元議員らに現金を配ることで人間関係を強め、支持基盤を固めるための、地方議員や後援会幹部を集めて飲食させる費用、私設秘書を何人も雇う費用ではないかと。
 昨年十二月の二十八日には、自民党の柿沢未途衆議院議員、これはみんな自民党ですね、それから、江東区区長選挙で、秘書らを通じて区議らに現金を配った公職選挙法違反の選挙買収容疑で逮捕されていますね。
 田中真紀子さんはこんなことを言っています。父の田中角栄元首相が病に倒れたとき、東京目白の自宅で地方議員に金を要求された、新潟から来た県議らが、おやじは出しましたと金をたかられた、父は県議、市町村長、後援会の支部長らに配っていたと。さらには、自民党衆議院議員だった頃に、党から盆暮れに氷代、餅代と称する現金を渡されていた。政治家による地元への利益誘導に関して、就職あっせん、裏口入学の相談、結婚式の出席依頼、陳情は田中派の議員を通じて全国から大量に持ち込まれていた、父の事務所には、公共事業担当の秘書、就職の世話を担当する秘書らがいて、分野別に要望をさばいていました。
 ほとんど違法の行為なんですけれども、だから裏金が必要なんですよね。違法行為にお金を使うために裏金が必要になる。
 違法行為を違法行為にさせないために、政治資金規正法にたくさんの抜け穴をつくる。こういう政治が行われていた元凶には、こういう金のかかる政治、よく意味の分からないことに金がかかってしまう政治があるから、その金を集めるために裏金が必要になり、企業・団体献金をいつまでもやめられず、今回の見直しも、何か抜け穴をつけようという、そういう話になっていくんじゃないですか。
 金のかからない政治というのをまずはつくっていくことが大事だと思うんですけれども、この点について、総理のお考えをお聞かせ願えますか。

発言情報

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発言者: 青柳仁士

speaker_id: 9336

日付: 2024-02-06

院: 衆議院

会議名: 予算委員会