青山繁晴の発言 (経済産業委員会)
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○青山繁晴君 私は、大臣まさしくおっしゃったとおり、むしろ絞って、高齢者、女性、若い人に絞ってやると非常にはっきりすると思っていますので、御検討願いたいと思います。
あと三分なんですが、先ほどちらっと申しました福島のことを最後に申し上げておきたいと思います。これ、志賀原発のこととも関連ですので、答弁も最後にいただきたいと思います。
さっき言いましたとおり、二〇一一年四月二十二日に、当時の吉田昌郎所長から許可をいただいて、事故が進行しているさなかに現場を見たのは、専門家としては幸か不幸か私一人になってしまいました。そのときに分かったこと幾つかありましたが、まず、その原発の中身というのはパイプだらけなんですよね。もちろん一部しか見えませんでしたが、パイプって、一番細いものだとこのボールペンぐらいです、サンプリングラインといいますけど。一番太いものだと、奈良の昔のお寺の柱みたいに太いんですが。
パイプですから全部継ぎ目があるんですが、パイプがずれていないわけです。だから、パイプの継ぎ目がそのままであるということは、あの福島で起きた重力加速度は幾らかというのはまだ最終的にやっぱり特定できないんだけど、恐らく七百ガルから九百ガルぐらいまで行った。想定よりはるかに多いですけど、地震では壊れていないんですよ。
じゃ、何で事故が起きたのかというと、津波の被害ということになっているんですけれども、吉田所長の許可を得て海側に初めて入りました、まだ作業員も入っていないところに。そうすると、燃料タンクとか、例えば巨大トレーラーが吹き飛ばされている。でも、それは実は、津波の被害というのは、そこでエネルギーが減衰して、ひたひたと水がしみただけなんですよね。ひたひたと水がしみたというのを吉田所長に提案して、私、あのとき免震棟に戻ってから映像を確認したら、文字どおり津波のショックは終わっていて、ひたひたと水がしみて地下の配電盤がぬれたので電気が来なくなって、燃料棒が溶けて、燃料棒が溶けただけのメルトダウンだから、一番軽い軽金属のセシウムやヨウ素しか環境に出ていかなかった、重いプルトニウムは出ていかなかった。だから、放射線障害による直接の死者はなくて、災害関連死は四千人を超える悲惨なことになりましたが、チェルノブイリとは全然違うということになったわけですよね。
そうしますと、何が言いたいかというと、今回の志賀原発で重大事象にならなかったことと併せると、地震によって壊れるのが日本の原発ではないと。原子力発電所全部とは言いませんよ。他国は正直分かりません。チャイナの原発は、私、見ることできませんので分かりませんが、日本の原発については地震の直接被害で壊れることはないというのを考えると、福島の原因調査をもう一度志賀の経験を含めてやり直して、このIAEAの基準で今レベル7になってしまっていることを改善すべきじゃないでしょうか。
これは齋藤大臣に最後お聞きします。