坂本哲志の発言 (決算委員会)

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○国務大臣(坂本哲志君) 戦後、大変な食料難でございました。いかに米を確保するかというのが多くの方々の願いでありました。そこで、食管制度ができて、政府が生産者の方から米を買い入れる、そして消費者に政府がそれを売り渡す、そういう制度が続きました。
 一番政府の買入れ価格が高かったのは昭和四十九年、今のお金で換算して、六十キロ、一俵五万二千円だったというふうに今言われております。それをどれだけの消費者、どれだけで消費者に売るかといいますと、一俵三万二千円で売っておりました。ですから、三万円の逆ざや、赤字でありました。当時、3Kの赤字というふうに言われておりまして、米、国鉄、健保でございました。しかし、やはり食生活が豊かになってきて、自由経済の中で、やはり需要に応じて価格が、価格を決めていくというのがやはり主流になって、そういう経済に現在はなっているところでございます。
 そこで、今委員も言われましたように、消費者が米を合理的な価格で入手し、そして健康的な食事をするということ、このことと、それから一方で、生産された米が評価をされ、生産者が意欲と誇りを持って、やはりそれを所得に結び付けることができるということ、そのやはり、非常に少し矛盾しますけれども、その両方をいかにして両立させるかというのがこれから一番難しいところであるし、政策的にもそこをしっかり誘導していかなければいけないというふうに思っております。
 そのためには、やはりコスト計算、あるいはその需給に対して、いかにその産地銘柄を作り上げていくか、在庫も含めて全国の情報というものをどう把握していくか、そういったことが必要になってくる。いわゆる経営感覚をどう研ぎ澄ましていくのか、一方の方で、コストもどれだけ低減していくのかというのが大切であるというふうに思います。
 また、今言われました茶わん一杯の御飯を炊くのに必要な米の、精米の価格は約三十円でございます。御飯は経済的な食べ物であるという面も評価していただかなければならないというふうに思います。と同時に、やはり海外への輸出、こういったものも考えていかなければいけないというふうに思います。
 おすしをやはり海外に売ることによりまして、海外に理解してもらうことによって、やはり米の需給、米の生産というもの、米の輸出というのを引き上げてくる。さらには、現在、おにぎりが世界的にブームになってきております。おむすびという形で中国でも相当なブームになってきているということでございますので、こういった国内外の需要を拡大していくということが大事だろうというふうに思います。
 同時に、やっぱり農地の集約化、そして経営規模の拡大、そして、やはり農業者の人口減りますので、スマート農業をいかにやっていくのか、今まで四人でやっていたのを一人でやるためにはどういうやはりスマート化をしていくか、そういうことも考えていかなければいけないというふうに思っております。
 そういうことで、米の、やっぱり消費者の皆さん方から考える米の経済的な物資、一方の方で、収入源としての生産者の位置付け、こういったものが両立できるよう、これからしっかり農政を展開してまいりたいというふうに思っております。

発言情報

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発言者: 坂本哲志

speaker_id: 471

日付: 2024-05-13

院: 参議院

会議名: 決算委員会