植田和男の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(植田和男君) 賃金と物価の好循環に近づいているのかどうかというところでございますけれども、まず二つの要素がございます。
 一つは、名目の賃金の方でございまして、これは、代表的には春闘の結果に表れていますように、今年度は昨年度をかなり上回る良い結果となっておおむね終結したわけでございます。ただ、これが本当に経済全体の賃金にどれくらい反映されていくかということは、期待を込めつつも、もう少しデータを見ないといけないというふうに考えてございます。
 一方で、物価の方でございますけれども、これは、消費者物価総合あるいはそれから生鮮食品を除いたというベースで見ますと、昨年の初めに四%を超えていたものが足下二%台前半にまで低下してきております。それでもなお、経済全体の上昇率という意味で確認できた名目賃金の上昇率と比べますと、やや物価の上昇の方が上回っておりまして、実質賃金の低下が続いております。
 ただ、これは、基調的には、基調的にという言葉はあれですが、もう少し総合の、全体の物価上昇率が落ち着いていくという動きが続くであろうということと、繰り返しになりますが、春闘での強い結果が今後一段と賃金に反映されてくるであろうという中で、実質賃金の下落傾向にも歯止めが掛かってくるというふうに考えてございます。

発言情報

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発言者: 植田和男

speaker_id: 4023

日付: 2024-06-18

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会