野中和雄の発言 (農林水産委員会)
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○参考人(野中和雄君) 委員長、ありがとうございます。御質問ありがとうございます。
現在、私の中にも書きましたように地域経済循環という考え方がございまして、従来の地域というのは、自分のところで経済をやっていく上に、例えば電力とかいろんなものを地域外から買わなきゃいけなかったということがあるわけですね。ところが、例えば再生可能エネルギーのように、地域でそれを生産できれば、ほかから電力を買わなくても、地域で小水力とか太陽熱とかで発電できれば、当然買わなくてもいいし、余ったものが所得になるということがあるわけですね。そういうことは電力だけじゃなくてほかのこともいっぱいあるわけでございまして、それを地域経済循環という考え方で、それを推進しようじゃないかということになっております。
そういうようなことをいろいろ考えますと、地域、農村地域のその経済力というのは、従来、二〇〇〇年のあの基本法が制定された当時に比べまして、今、地域エネルギーであるとか、もちろんインバウンドもそうですし、いろんなことで可能性は広がってきているわけでございまして、それを高めていけば、地域の農業者の方あるいは地域の住民の方も間接的にか直接的にか所得につながるわけですね。しかも、それを地域以外から来た、例えば企業の人が経営して、そこでその利益をみんな域外に持って帰るということでは意味がないわけでありまして、できればそこの地域にいる農業者とか、それから住民の方が、例えば電力でも参加をして一緒にそういうシステムをつくるということであれば、地域にその富は残るわけですね。
そして、経済力が上がるということでありますから、そうすると、その農業者も、そういう面でも所得があるということになって、農業がもうかるとは言いませんけど、仮にもうからなくても全体として所得が上がれば、そして当然住みよい地域になっていくので、それならやってみようかということで人も集まってくるということになるんではないかというふうに考えます。