作山巧の発言 (農林水産委員会)

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○参考人(作山巧君) 徳永先生、御質問ありがとうございます。
 私も、価格転嫁ができればもう理想だというのは全く異論がありません。ただ、問題は、実際できていないし、これからもできる見込みがないので、そんなこと、悠長なことを言っていると農家の方が潰れてしまうわけですよね。ということなので、ほかの対策が必要だということを申し上げているわけです。
 特に、今政府も検討しているようですけど、その中で検討されているのは納豆とか乳製品とか、もう極めてごくごく一部のものですよね。そんなことでは全くカバーできないので。他方、野菜なんかを見ると、八割が市場経由ですから、市場で交渉で価格転嫁をするというのは原理的に不可能ですよね、需給で決めるというのが市場の目的なわけなので。
 ということで、徳永先生おっしゃったことは関連していると思っていまして、私もちょっと申し上げましたが、円安になると輸出企業は爆発的にもうかるわけですけれども、輸入資材に依存している農家は苦しくなるわけですよね。それは、その円安の企業の利得というのは何も努力しなくて自動的に出てくるものなわけです。ということなので、そういうところに課税をしてその輸入競合産業にそのお金を使えば、別に新たな増税をしなくても、その輸出産業への課税によって輸入競合産業を守るということができるので、まさにそれで農家の直接支払に充てるということも考えられると思います。
 あと、もう一個申し上げたいのは、その輸出企業というのは、今まで、日米貿易協定とかTPPもそうですけれども、農業が犠牲を払うことによって輸出産業は例えばアメリカから関税を課されないで利益を得ているわけですよね。そういうことのその対価を全く払っていないわけですよね。そういうことからしても、輸出産業にちゃんとお金を払ってもらうというのは理屈があることだというふうに考えています。

発言情報

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発言者: 作山巧

speaker_id: 30271

日付: 2024-05-14

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会