谷口信和の発言 (農林水産委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○参考人(谷口信和君) 私は、いろいろありますけど、一言で言えばサステナビリティーだと思います。サステナビリティーというのは、別に農業だけじゃなくて、今、地球も含めてそれが最大の課題だというふうに考えます。
そのサステナビリティーを農業で支えるためにはどうしたらいいかというと、二つあります。
一つは、今ある経営を潰さないことです、まず。ここ数年の大変な問題に対しては、数年のうちに、あるいは直ちに対応しなきゃいけない問題があると思います。しかし、その経営が、もう選択して仕事している以上は、自分の一生をそうころころころころ変えられませんから、あるときまでは我慢してやります。しかし、その経営が続くためには、後継者、後継の経営がいることが大事です。そのためには何かというと、五年、最低五年、七年から十年ぐらい先まで見通せるような政策が今きちんとあるかどうか。
そして、それに自分が対応できるかどうかという点での政策的な安定性、サステナビリティーがどこまで担保されているか。五年ごとにころころころころ変わるようじゃ駄目です。基本計画で、残念ながら一貫した政策が取られているとはなかなか言えないような事態ですから、自分の息子に継がせようというときに、大抵継がせるときによく言われるのは、いい機械を買おうとか施設を増やそうとか何かします。投資が要ります。投資の回収期間を当然考えますから、当然、それから考えたら、最低で七年、八年というのが普通議論されていると思います。実際はもっと長いと思います。というのは、一生懸けるようなことにするかどうかってなると、七年だとどうかなと。やっぱり二十年ぐらい先まで見通せてやっていけるとなると後継者が出ると。
この両方の当面の対策と長期の対策、この両方についての政策的な対応がきちんとされていることを見れば、大変なときも何とかしてくれるんだなと、例えば国はね。それから、長期についても、こういうふうに政策をころころ変えないでやってくれるのかなという見通しが共有できれば、農業というのはそんな悪い産業ではないというふうに思います。それが欠けていると、今決定的に欠けている、その一言に尽きます。