寺田静の発言 (農林水産委員会)
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○寺田静君 済みません、私の理解力がなくて、まだ分からないところがありますけれども、また引き続きお伺いをしていきたいと思います。
通告をしていた質問に入りたいと思いますけれども、先週六日に行われた参考人質疑では、それぞれの分野の有識者の方々から有意義な御意見を頂戴しました。本日は、参考人の皆様からいただいた御意見の事柄のうちに、主に食料の安全保障と国内の生産基盤の強化というところに焦点を絞って、それらに対する農水省の方の御見解などをお伺いをしていきたいと思っています。
どの方の御指摘も、本当に聞けば聞くほど背筋が凍る思いでした。
国内のこの生産基盤が弱体化している中で、輸入をするにも、異常気象、伝染病、感染症、農作物の食用以外への用途の拡大や地政学リスク、新興国による需要の拡大、また、様々な要因によってもうこの食料の価格の上昇というのは一過性のものではないんだということ、また、日本の消費者が求める質の担保にはよりコストが掛かる構造があるということ、日本の食料輸入国としての国際的な立場というのは相対的にかなり弱くなってきているということ、また、戦争やパンデミックによる供給の不安定さ、加えて、続く円安の状況もあるということで、本当に安定的な輸入の確保ということはかなっていくのかということに私自身も危機感を覚えました。
気候変動の影響も余りに大きくて、食料危機というものは世界同時多発的に起こるであろうということ、参考人の方から指摘のあった輸出国による国内のインフレ懸念などで自国優先の立場から輸出制限を課す可能性なども加味をすれば、考えたくないことですけれども、田名部先生の御指摘にもあったとおり、最悪の事態ということ、本当に起こりかねないんじゃないかなと、本当にそういうときはどうしたらいいのかなということを、私自身も非常に恐ろしいというふうに感じました。
立場の異なる参考人の方が、それぞれ平時からの備えの重要性や、また国内の食料生産の増大、そのための基盤の強化を訴えられていたということが私の印象には強く残っております。
まずは、丸紅株式会社代表取締役副社長の寺川氏の御指摘についてお伺いをしたいと思います。
寺川氏によれば、兆候を正確に確認をするには情報収集は重要と、ただ、各企業にとって顧客、契約、在庫などについては非常にセンシティブな情報で、開示のハードルは高いと、官民で平時の今から意見交換を行いながら可能な限り準備をしていくことが大切との御指摘がありましたけれども、具体的にどうやって準備を進めていくおつもりなのかも含めて、農水省の御見解をお伺いしたいと思います。