寺田静の発言 (農林水産委員会)
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○寺田静君 ありがとうございます。
谷口氏も、このグラフについてここまではっきりしたものは初めて見たというふうにおっしゃっていましたけれども、このグラフを見て改めて私も恐ろしいなというふうに思いました。
この資料の下の方の図ですけれども、これは二〇二〇年までの過去三十年間の平均海水温と去年、今年の平均水温の差を、差異を示したものです。ちょっと分かりづらいですけれども、注目していただきたいのはこの日本のところで、楕円になっている、楕円のような形のこの地図の右上のところ、赤黒くなって最も変化が大きいのが特に日本近海の辺りであることが分かります。
以前、環境委員会にも所属をしていて耳にしたことはありましたけれども、やはり言われていたとおり、海流や地理条件などもあって、この日本は特に温暖化の影響を受けやすいということがここからも改めて分かるというふうに感じております。
資料をお配りしておりませんけれども、気温も過去最高で水温も最高と、また、CO2濃度も人間の活動に近いところがやっぱり高いのだということでした。
もちろん、昨日視察をさせていただいた農研機構や各都道府県の試験場なども含めて、この高温障害に強い作物の研究や開発などが進められているとはいえ、ただ、こうした具体的な事実、余りに急激にこの気候危機と言われる事態が進展をしていることを突き付けられると、本当に子供たちの未来もこの食料の安全保障ということも非常に心配になります。
こうした中で、新興国では豊かになるにつれて畜産物の需要も増えているということで、参考人の方、柴田氏の御指摘によれば、世界の小麦の需要の四割でしたか半数でしたかが家畜の餌なんだということでした。
海外、特に北欧を中心とした国々の方とお話をしていると、環境のことを考えてベジタリアンだとか、ジビエ以外の肉は口にしないという方も結構な割合でいらっしゃるというふうに感じますけれども、ただ、日本においてはまだかなり少数であるという印象です。
畜産を行われている委員や畜産物が盛んなところの選出の方々も多いのでお話ししづらいところではありますけれども、ただこれまでは畜産物のこの環境負荷の高さというようなところは環境省のところだけでよかったかもしれませんが、食料の安全保障ということを考えれば、この穀物を餌として大量に消費をする畜産物というのは環境負荷が非常に高いということを国民に事実として周知をしておくということは、平時からの困難事態への対応として必要ではないでしょうか。大臣、いかがでしょうか。