清水俊弘の発言 (外交・安全保障に関する調査会)
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○参考人(清水俊弘君) ありがとうございます。
先ほどちょっと紹介させていただきましたが、二〇一七年から、私たちはタイに近いカヤー州というところで義足工房を運営しておりました。カヤー州のロイコーという州都なんですけれども、やはり、その地域はカレンニー民族の自治政府が強いところでもありまして、クーデター以降、国軍の攻撃を非常に強く受けているということもありまして、今、町全体がほぼもぬけの殻、工房自体も閉鎖状態で、その工房に勤めていた義肢装具士、これ全員が実は地雷の犠牲者の人たちだったんですが、そのピア・ツー・ピア、まあピアサポートということで、地雷犠牲者自身が地雷の犠牲者を支援するという非常にユニークな取組として続けていたんですが、今彼らとは全く連絡が取れなくなっています。
一方で、この状態を放置するわけにはいかないということで、山間地に避難していらっしゃる多くの避難民の方がいらっしゃいますが、その人たちに食料、あるいは学校の授業を受けられない子供たちへの教育活動をやっている現地のNGOを通じて、今支援を再開しているところであります。
その中で一番困るのは、私たちが日本で募金を集めたとしても、それをミャンマーに送ることができないわけです。全て国軍が銀行を管理しておりまして、その支援金が届けられないという問題があります。ですので、その都度私たちはタイまで行って、タイに出てきてもらって、その国境近くでお金を直接受け渡すということで、今、円安ということもあって、一万ドル支援するにも二百万近いお金が掛かって、何やかんやでですね、掛かってしまうというすごいやりづらい状況になっておりまして、ただ、ウクライナ情勢やあるいはイスラエル、パレスチナの問題と違って、内戦のことというのはなかなか余り表に出ないということも、もちろん大手メディアで報道されることはありますけれども、やっぱり非常に表に出づらい状況にもありますので、やっぱり一刻も早くやっぱりそういった人道支援が避難民の人たちにも届くように、少なくとも今の軍政に対して攻撃をやめるように求めるなど、政府からも一定のお声掛けがしていただければ非常に心強いなと思っています。