岩本誠吾の発言 (外交・安全保障に関する調査会)

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○参考人(岩本誠吾君) どうもありがとうございました。
 宇宙法におきまして、平和利用委員会のメンバーが増えることによってもう条約はできない、五つの宇宙条約ができて以来、あとはガイドラインとかということを、今先生が御指摘されたとおりです。
 ということで、今、昔、八〇年とか九〇年代は条約ができたような雰囲気があったんですけれども、最近は国家の攻撃を追及するような国が増えて、そのなかなか条約ができない。そういう意味では、ソフトロー、例えばガイドラインであり、マニュアルですね。サイバー攻撃におきましては、タリン・マニュアルで今一、二で、三番目を作っております。また、海戦法規もアメリカ海軍大学の中でニューポート・マニュアルを作って、要するに実務家としては、条約がない状態でいかに実務を動かしていくかという意味でソフトローに頼る傾向があると。
 このLAWSにしても、やはりそのハードローができたらいいんですけれども、その手前でも実務家として何らかの政治宣言で規制する方がいいんじゃないかということで、先生御指摘のとおり、なかなか科学技術が進歩すれば法律作るのが時間が掛かってハードローまで行かない、そうしたらソフトローでとにかくその現場を規律していこうというのが必要ではないかなということです。
 それと、二番目の国連改革に関しましては、なかなかその枠組みが、二〇〇五年に安全保障理事会改革ということで小泉政権のときに努力されましたけれども、なかなか大国の壁は打破できないということで、やはり今の既存の枠内で総会を利用していく。そこで重要なのは、多数決でやってしまうとどうしても大国が乗ってこなくなるので、できる限りコンセンサス方式を決議で誘導していく必要があるんじゃないかなというふうに思います。
 三番目の非対称性に関しましては、専制国家が、軍事企業イコールまあ国営ですから、なかなか、その兵器を買わない、例えば北朝鮮がロシアに弾薬を提供するということもありますので、そういう意味では、その対人地雷にしてもクラスターにしても、その非加盟国のものを買わないといってもその非加盟国同士で融通してしまうことがあるので、そういう意味で、私、最後に発言させていただきましたが、核兵器と同様に、条約に入っている国に対しては使わないような政治宣言を作っていく、ソフトローを作っていくということが重要ではないかというふうに思います。
 以上です。

発言情報

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発言者: 岩本誠吾

speaker_id: 23134

日付: 2024-02-07

院: 参議院

会議名: 外交・安全保障に関する調査会