伊波洋一の発言 (外交・安全保障に関する調査会)
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○伊波洋一君 参議院沖縄の風の伊波洋一です。
御三名の参考人の皆さんには本当にありがとうございます。
今日の核兵器用核分裂性物質禁止条約ということで、今日はそういう件だということで、私の頭の中には、当然、日本のプルトニウムの問題も出るのかなと思いましたが、資料は基本的にはほとんどそこには言及していないということは、FMCT条約がそれには関与しないものであるということを示しているのかなと思います。
二〇一九年九月七日の朝日新聞グローブプラスのインタビュー記事で、フランク・フォンヒッペル・プリンストン大教授が、日本のプルトニウムの大量保有、世界が疑問視しているという提起をしています。日本は一九九三年の十・八トンのプルトニウム保有から、二〇二二年には四十五・一トンの、四倍以上の保有になっています。先ほど、阿部参考人の資料、この十三の資料の中にもあるように、日本も四十五・一トンのプルトニウム保有量というのは本当に大きいんですね。
だから、そういう意味ではアメリカよりも多い。そういうことが現実としてあって、私たちの大きな課題だろうと思います。久しぶりにこの核分裂物質についての勉強、議論の場だなと思っていたんです。以前、私たちが、私がそういうことを考えると、いつも日本のプルトニウム保有量の問題が必ず出ていたと思っているんですけど、これ、なかったんですね。
その先ほどの記事では、日本はプルトニウム再処理、分離をしている唯一の非核保有国であり、保有量四十五トンで、中国が軍事用に持っていると推定される量の十倍以上、核兵器に換算すると数千発というふうに指摘されています。日本のプルトニウムの大半は国外、英国に二十一トン、フランスに十五トン、日本国内には九・二トンあるわけであります。
私は、やはり日本が今持っておりますこのプルトニウムに対する態度を明確にしないと、非核国としての日本の立場、あるいは今のこのFMCT条約に対する日本の関与を含めて、極めてその厳しい判断を示されるんじゃないかなと思っていまして、まず、秋山参考人と阿部参考人に、この国内に、日本が持っているこの抽出した、分離したプルトニウムに対して、どうするべきであろうかということをまずお伺いしたいと思います。