小熊慎司の発言 (外務委員会)
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○小熊委員 今大臣が言ったように、今、もう既にいろいろ国際社会で、仲裁裁判所の裁定も、二〇一六年、フィリピンとの間で出ている中で、それを無視しているんですね、中国は。
だから、さっきの国連改革と同じように、いろいろな国連機関のこういったものとか、条約に基づく仲裁裁判所とかICCとか、こういうものをいかによりよく改革をしていくかということが正しい道であって、新たにつくる、中国が今までこういういろいろな裁定に従ってきているならまだいいですよ、していなくて新たなルールを作りましょうというのが、言葉は悪いけれども、ルール無視者がまたルールを作るなんというのは、本当に言葉は悪いですよ、盗人が自分で刑法を作るようなものですから、これはやはり認め難いんですよ。だって、国際社会で出した判決に従っていないんですよ。それがルールメーカーになるというのは、ちゃんちゃらおかしい話であって。
この参加国も率先してやっているわけじゃないですよ、多分。中国にいろいろ札びらをひっぱたかれてやっているのか、気を遣ってやっているのかですから。対中国とか、日本だけが正しいことを言うんじゃなくて、この参加国にも、正しい方向性にやはり導いていかなきゃいけないと思います。
それは、グローバルサウスですから、財政的にもなかなか大変な国もありますから、そういう戦いになってくると思います。中国が取っている、いわゆるサラミ戦術の一つだと思いますよ。こうやって中国側にいろいろな形で陰に陽に引き込んでいく、これが人類運命共同体の実態です。抽象度的にはいい方向性だけれども、実態はこれですから、やはりよくない。
本当に世界のために資しているんだったら私も否定しないけれども、今回の調停院は、今までの仲裁裁判所の裁定にも従わずしてこんなのをつくるというのは、本当にちゃんちゃらおかしい話なので。これは、きちっとほかの国々にも、今既存にあるものをしっかり改革していきながら、しっかり国際秩序を保ちましょうという方向性に、日本政府は先頭に立たなきゃいけないというふうに思っています。
是非そういう方向性でやっていただきたいと思いますが、もう一度御発言をお願いします。