櫻井周の発言 (本会議)

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○櫻井周君 立憲民主党の櫻井周です。
 会派を代表して、議題となりました財務金融委員長井林辰憲君解任決議案に賛成の討論をいたします。(拍手)
 日本の物価は三年連続で二%を大きく上回っています。総務省が公表する消費者物価指数のうち、直近の四月は前年同月比で三・六%の上昇でした。中でも食料品とエネルギーの物価が上昇しており、家計を圧迫しております。
 立憲民主党は、国民の切実な声に応えるべく、ガソリン暫定税率廃止法案を野党七党共同で提出いたしました。
 今回、解任決議案を提出した理由は、衆議院規則六十七条二項に基づいて委員会の開会の要求があったにもかかわらず、財務金融委員長がこの法案の審議入りを拒否していることです。また、その背景として、自民党がこの法案の審議入りに対して消極的であることが挙げられます。
 自民党の森山裕幹事長は、記者会見で、余りにも唐突ではないかと発言しました。そもそも、昨年十二月十一日には、自民党、公明党、国民民主党の三党の幹事長が、いわゆるガソリンの暫定税率は廃止すると合意しました。今になって唐突と言われても、国民の方が唐突と感じるのではないでしょうか。
 私たち立憲民主党は、令和七年度予算及び税制改正法案の審議の際に、ガソリン暫定税率の廃止を修正案として提案し、同案は委員会において審議に付されております。したがって、決して唐突ではありません。
 唐突といえば、今年の予算審議の最終盤の二月二十八日金曜日になって、与党の自民党と公明党が所得税法一部改正法案の修正案を提出してきたことです。これこそ、唐突です。そして、週明けの三月四日に採決を求めてきましたが、与党修正案の質疑時間はたったの二十五分間でした。このような唐突でむちゃくちゃな委員会運営に対しても、我々立憲民主党会派は、年度末が迫っている状況に鑑み、審議に協力してまいりました。
 自民党からは、財源が確保できていないとの指摘がありました。
 私たち立憲民主党は、令和七年度予算案の修正案の中でも財源を示してまいりました。また、今回の法案提出でも財源は示しております。質問していただければしっかりと答弁いたしますので、是非とも委員会を開会しましょう。
 自民党からは、議員立法について、自民党が単独過半数を持っていても野党の了解を得ながら進めてきた、野党が過半数を持っているからと進めるのは乱暴との指摘がありました。
 ガソリン暫定税率廃止については自民党も合意していることでございますし、そして、今の反対討論でもガソリン暫定税率廃止と言っておられましたので、乱暴との指摘は当たりません。
 自民党からは、税制を大きく変更するものだから、まずは政党間協議で進めるべきとの指摘がありました。
 そもそも政策協議は、委員会において国民に公開される形で行うべきものです。税制を審議するための財務金融委員会ですから、開会して税制についてしっかりと協議をしましょう。
 国民が物価高で苦しむ中、この半年間、自民党の皆さんは一体何をしてきたのでしょうか。自民党は、ガソリン暫定税率廃止と言いながら、そして先ほども反対討論の中でそうおっしゃいました、しかし、その結論を先送りしてきました。いざ野党が結束して法案を提出し、可決が見込まれる状況になったら審議拒否。これでは与党の責任を全く果たせていません。
 私たち立憲民主党は、国民の生活を救うために、一刻も早い本法案の審議入りを強く求めます。財務金融委員長がその職責を放棄し、審議を妨害し続けるのであれば、国民の負託を受けた国会議員として、その責任を明確に問い、解任を求めることは当然です。そして、新たな委員長の下、国民のための政治を取り戻してまいります。
 結びになりますが、本日、こうして井林委員長の解任決議案に賛成の討論をすることに、実は一抹の寂しさがございます。というのも、井林委員長とは、同じ大学の出身であり、委員会などでも御一緒することが多く、この本会議場では隣同士の議席になったこともございました。そうした中で、井林委員長は飾らない人柄であり、物事の本質を率直に語られるということで、尊敬申し上げてまいりました。
 井林委員長におかれましては、自民党の審議拒否に加担するのではなく、自分の思いに忠実に財務金融委員会を運営していただきたかった、残念でならない、こういうことを申し上げて、断腸の思いでの賛成討論といたします。
 御清聴ありがとうございました。(拍手)

発言情報

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発言者: 櫻井周

speaker_id: 29486

日付: 2025-06-18

院: 衆議院

会議名: 本会議