浦上健一朗の発言 (予算委員会第七分科会)
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○浦上政府参考人 お答え申し上げます。
御指摘の火星隕石でございますけれども、日本政府館に展示をする予定であります。これは世界最大級の大きさを誇っておりまして、我が国の南極観測隊が昭和基地の近傍で採取をいたしました科学的な試料ということでございます。
この隕石の中には、周囲に水がない限り存在しないような、そういう粘土鉱物が含まれておりまして、火星にかつて水が存在していた証拠である、これが生命の起源に関わる手がかりになる、こういうものでございまして、大変学術的価値も高いものでございます。大阪・関西万博、テーマを命に置いておりますので、そういう意味では、この命というテーマに深く関わる展示になるのではないかというふうに考えております。
また、大きなコンテクストで申し上げれば、七〇年万博のときに耳目を集めました月の石、これはアポロ計画で月探査を進める、こういう時代背景の下で展示されたものでございましたけれども、これから日本は、各国と協力しながら月を経由して火星を目指していく、こういう人類全体の動きがあるわけでございますので、ある意味人類のフロンティアを指し示すという意味でも象徴的な意味を持つのではないかというふうに考えております。
こうした展示に込められました意義、背景、魅力といったものを引き続き丁寧に発信をしてまいりたいというふうに考えております。