高良鉄美の発言 (外交防衛委員会)
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○高良鉄美君 重要な御指摘も含まれていたと思います。これ、過去の歴史も見ないといけないと、時代背景を見るということですので、その資料の十二ページに飛んでしまいますが、二十一の、私は、ウクライナ人に、命を守り、主権を守り、領土を守り、中立を保ちなさい、アメリカ人の言うことを聞いてはならないと助言しました、私は彼らに、ヘンリー・キッシンジャーの有名な格言を繰り返し伝えました、アメリカ合衆国の敵になることは危険だが、米国の友人になることは致命的だと。
そして、九ページの十三に行きますけれども、ドンバス地方では、ウクライナによる砲撃で数千人の死者が出ました、そこに停戦合意であるミンスク合意2はありませんでした、そして、バイデンが就任しました、繰り返しになりますが、私はこれらの人々を全員知っています。
そして、九ページの注十四ですね。プーチンは、欧州の草案と米国の草案と、二つの安全保障協定草案について最後の努力を議論で示しました、米国は、二〇二一年十二月十五日、議論の俎上にのせました、私は、ホワイトハウスにいるジェイク・サリバン大統領補佐官と一時間もの間、電話で話しました、私は、ジェイクに戦争を回避してくれと懇願しました、戦争は回避できる、NATOがウクライナに拡大しないと宣言すればいいだけだと。私たちは、その翌月に起こったことをたくさん知っています、彼ら、つまりバイデン政権は交渉を拒否したのです。
そうやって戦争が始まりました。プーチン大統領が開戦直前に条約案を提示したことは、以前、私が紹介したNATO事務総長の発言、つまり、ロシアのウクライナ侵攻はNATO拡大を防ぐ目的であった旨を述べた発言において言及されていました。
外務省は、昨年三月二十九日、ロシアが侵攻した理由を尋ねた私に対し、プーチン大統領が平和的解決に向けた各国からの働きかけを聞き入れることなく、ウクライナの非軍事化ですとかあるいは中立化といったような一方的なロシア側の要求を実現すべくと答弁しています。NATOが旧ソ連に東方拡大をしないと約束したのであれば、プーチンの要求には理由があります。
前回、外務省は、NATO東方拡大をしないという約束の有無について、我が国政府として第三国間の当時のやり取りについて事実の有無を認定すべき立場にないと答弁しましたが、であれば、プーチンの要求が一方的という判断はなぜできたのでしょう。これ以上この点は質問しませんが、客観的であるべき場面で価値判断を交ぜるのはやめていただきたいと指摘しておきます。
ロシア系住民が二〇一四年にウクライナから独立宣言をした地域が幾つかあります。ロシアはそのうちクリミアをすぐに併合したものの、ドネツク、ルガンスク両共和国の独立を承認したのは二〇二二年の侵攻直前でした。ドネツク、ルガンスクは、ウクライナにとどまるべきという前提の上に特別の自治権を与えることを求め、交渉していました。
外務省に伺います。
昨年三月に外務省が答弁された平和的解決に向けた各国の働きかけとは、具体的に何を指すのでしょう。