龍崎孝嗣の発言 (経済産業委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○政府参考人(龍崎孝嗣君) 御指摘のとおり、産業競争力、国内雇用の維持強化や世界全体での排出削減の実現の観点から、カーボンリーケージの回避がされるような制度設計にすることが重要でございます。
まず、今回導入する排出量取引制度につきましては、排出量の決定に当たりまして、業種ごとに目指すべき水準を定めるベンチマーク方式を基本としまして、その水準に相当する排出枠を企業に無償で割り当てることとしてございます。これによりまして、業種特性による排出削減の難易度やそれを解決できるまでの時間軸、それから代替技術の有無などを考慮した排出枠の割当てが可能となるだけではなく、割り当てられた排出枠の範囲内で排出量を抑制することができれば排出枠を追加で調達する負担は生じない、こうした仕組みでございます。
加えて、産業の国外移転を防止し、成長分野に対する国内投資を促進するような制度設計とするために、製造拠点の国外移転リスクを一定の方法に基づき把握しまして、リスクの高い事業者については、排出枠が不足する場合、追加で無償割当てを行うなどの措置を講じていく方針でございます。
こうした点につきまして、昨年度、内閣官房に設置しましたGX実現に向けたカーボンプライシング専門ワーキンググループ、こちらにおきまして、多排出産業を中心に産業界から集中的にヒアリングを行った上で検討してきてございます。
その上で、御指摘のどの業種が対象になるかや、具体的にどういう基準で追加割当てを行うかの詳細につきましては、これまだお示しできる段階にはございませんけれども、産業競争力への影響などを考慮しつつ、諸外国の制度も参照しながら、今後、産業構造審議会で技術的、専門的な議論も行いながら固めていきたいと、こう思ってございます。