齊藤健一郎の発言 (総務委員会)

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○齊藤健一郎君 ありがとうございます。ちょっと、求めていた答弁とはちょっと違うかなというふうなところはあるんですけれども。
 やはり、フジテレビの問題であれ、NHKのこの我々が追及している問題であれ、やはり、国民の方々からやはり電波を預かっているというところ、もうここが非常に重要な問題であります。前回のフジテレビの会見を見ても今回の会見を見ても、もうフジテレビに全くもって、公共の電波を国民から預かっている、そういった放送会社なんだということの認識がもう本当著しく欠けているんじゃないかなという、やっぱりそういうところが非常に問題だと思いますので、同じテレビメディアとして、同じ問題意識を持って、接点もあるでしょうし、その辺の問題意識を共有していただけたらなというふうに思っております。
 そして、こちらの方も、石井苗子委員の方からもお話がありましたNHK番組「緑なき島」、こちらについて会長の方が謝罪されたというところなんですけれども、こちらについては、私の方はもう少し深掘りをしてお話をさせていただきたいなと思っております。
 この中で、非常に重要な発言趣旨がありました。少しちょっと長くなりますが、この真実の歴史を追求する端島島民の会という方々がどんな思いを持って今日まで至ったかというようなことの発言趣旨というものが出されました。ここが非常に重要なものなので、ちょっと長くなりますが、ちょっと読ませていただきたいなというふうに思っております。
 真実の歴史を追求する端島島民の会の幹事長の中村陽一と申します。端島島民の会を代表して思いを伝えたいと思います。
 本日のNHKの謝罪会見には、元島民の会から八人が参加しております。我々と一緒に頑張ってきた仲間の多くも、この日を見ることもなく、途中で天国に召されてしまいました。本日は、中心で頑張ってきた加地会長は遺影での参加となります。きっと天国から見守ってくれているでしょう。
 今回、NHKの稲葉会長から我々への謝罪の言葉をいただくことになりました。我々は真摯に受け止めたいと思います。
 我々に対して長きにわたり交渉の後押しを強力にしていただいた自由民主党の日本の尊厳と国益を護る会代表の青山繁晴議員先生を始め、衛藤晟一先生、山田宏先生、和田政宗先生やたくさんの国会議員の先生、また、櫻井よしこ先生やジャーナリストの皆様、産経新聞社を始めマスコミの皆様に心より御礼を申し上げます。また、多くの国民の皆様にも応援をしていただきました。本当にありがとうございました。
 思えば、明治日本の産業革命遺産の世界遺産登録から十年がたちます。端島も構成資産の一つとして世界遺産に登録されました。しかしながら、地獄島というような不名誉な汚名もいただきました。端島は私たちのふるさとです。島で一島一家で一緒に頑張ってきた家族同様の島民たちが、ある日、加害者のように扱われたのです。
 私たち島民は、韓国のメディアで端島炭坑が生きて帰られない地獄島とか強制労働の島、虐待の島と呼ばれ、故郷に唾するような誹謗中傷に、世界登録を手放しでは喜べない気持ちを持っていました。韓国で地獄島としてニュース番組等で使用する映像には、NHKの「緑なき島」の坑内映像の動画がよく引用されていました。
 NHKが戦後十年目の昭和三十年に制作した「緑なき島」の作品ですが、この坑内映像は端島の坑内の実態とは懸け離れたものです。坑内で撮影されたものではありません。しかし、その端島ではない坑内映像こそが韓国の地獄島の印象操作に使われ、戦前、朝鮮半島出身労働者に対して過酷な労働を強いたあかしとして世界に喧伝されているのです。
 我々元島民は、NHKに対して、あの坑内映像は端島炭坑の映像ではない、証拠を提示して抗議し続けました。その後も進展がなく、我々の弁護士の勧めもあり、東京簡易裁判所に調停をお願いし、NHKと昨年十二月二十日に調停、和解が成立いたしました。私たちが和解に進んだのは、あの坑内映像は端島炭坑ではないとNHKが認めたという前提があったからです。この中身については不満もありますが、調停も済んでおりますので、これからは建設的議論をしてまいりたいと思います。
 その一歩として、本日、ここにNHK稲葉会長の謝罪をお受けすることになりました。我々にとっては長い闘いでした。今日まで四年四か月掛かりました。その間、多くの同志が他界しました。まず、歴史的な一歩として、NHK稲葉会長には以下のことをお願いいたします。
 NHK稲葉会長は、NHK制作「緑なき島」坑内映像が端島炭坑坑内映像ではなかったと改めて明確に認めてください。韓国のマスコミ、高校の教材出版社が「緑なき島」の映像を悪用、濫用しているので、やめさせてください。端島島民だけではなく、日本国民自体が端島の件で誹謗中傷を受けていることをNHKはどのように捉えられておりますか、教えてください。
 今なお韓国は、端島炭坑(軍艦島)を地獄島、監獄島、虐待の島と言って喧伝し続けています。今後は、「緑なき島」の悪用者や濫用者に対してNHKは厳正な対応を取っていただきたいと思います。放送法九条にのっとり、NHKは訂正報道をしてください。間違ったDVDを販売されましたが、回収して謝罪して返金されるのでしょうか。世の一般はそのようにしています。
 NHK福岡放送局が二〇二〇年十月十六日放送した、追憶の島、揺れる歴史継承「実感ドドド!」については、NHKからの正式な謝罪は今もありません。謝罪されるのでしょうか。負の歴史をどう残すのかという論点で端島炭坑を題材にしています。今日ここにいる石川東はその被害者です。産業遺産情報センターの加藤康子センター長にも、インタビューを切り取り、番組制作者の意図的悪用を受け、端島のことで大変御迷惑を掛けました。
 さて、本日、これをもってNHKとの問題は一つの節目を迎えました。この件は、私たちは去り行く世代ですが、老体にむち打ち、次世代の日本人に禍根を残さないように、最後まで諦めずに追及をしてきました。NHK「緑なき島」の坑内映像が端島の映像ではないことがはっきりいたしましたので、今後は韓国国内で広まったいわれなき中傷を改めてもらう活動をいたします。
 それでは、次に、田中實夫にマイクを渡します。
 この後、稲葉会長の謝罪の言葉を頂戴いたします。さらに、我々調停申立人六人と弁護士だけの参加で稲葉会長の思いをお聞きする場が設けておられますが、是非オープンな形で開いていただきたいと思います。島民の会として会話の記録もさせてください。このような密室の中、懇談の場は、設定は、稲葉会長が部下に命じられたのでしょうか。私はそのような思いはしたくありません。
 御清聴ありがとうございました。真実の歴史を追求する端島島民の会名誉会長松本栄、幹事長中村陽一、事務局長石川東。
 以上であります。
 このような文章が出されました。
 先ほど、稲葉会長の方から、NHKのこの放送について、放送については我々の方で言及はしないというようなお言葉がありましたが、改めて、この文章をお聞きした上で、訂正放送、そしてもう一度、この謝罪の放送をするつもりはないのか、お伺いをさせてください。

発言情報

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発言者: 齊藤健一郎

speaker_id: 6781

日付: 2025-04-01

院: 参議院

会議名: 総務委員会