轟浩美の発言 (予算委員会)
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○参考人(轟浩美君) 今回、多数回該当について修正を行っていただいたことで救われる命は一定数います。修正のために御尽力いただいたことに関しては感謝を申し上げます。
しかしながら、修正案をもってしても多数回該当に当たる方は二割であり、八月の初年度引上げが行われれば、八割の方が予定どおりの引上げとなります。転職し、保険者が変わった場合や、長期治療を無治療に変えて経過観察をしている方が再度治療が必要になった場合は、多数回該当から外れ、第一回の金額に戻ることなど、懸念すべき点は説明されておりません。
先週には、日本胃癌学会、日本乳癌学会、日本肺癌学会、日本癌学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会など、がん治療に関わる多くの学会から、一旦立ち止まるべきという声が上がっています。また、公衆衛生、医療経済の専門家からも、データをもって、一旦立ち止まるべきという声が次々と寄せられております。
緊急署名、高額療養費制度引上げ反対、石破首相、福岡厚生労働大臣に、がんや難病患者、家族の切実な声を届けたいという署名には、十四万筆に及ぶ賛同の署名が寄せられております。三千六百名の切実な声をまとめたものをいまだ総理にはお渡しできておりません。
このような状況の下、衆議院予算委員会で今年の八月からの初年度引上げが含まれた予算案が決定されたことに関しては、率直に申し上げて、なぜという思いしかございません。全国がん患者団体連合会、日本難病・疾病団体協議会は、今回八月に政府が行う限度額引上げが多くの患者にとって大きな一撃となり、治療中断に追い込まれ、命を落とす患者が生まれてしまうことを強く危惧しております。
今年八月からの初年度引上げをやめ、命のために一旦立ち止まり、丁寧な審議をしていただきたいという思いは、がん、難病、不妊治療、慢性疾患、そして声を上げることさえかなわない方々も含めて、私たち全ての思いでございます。