轟浩美の発言 (予算委員会)

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○参考人(轟浩美君) 私は、厚生労働省がん対策推進協議会委員など、幾つかの協議会、審議会の委員を拝命してまいりましたが、その際、専門家からのヒアリングが何度も行われています。今回、三千六百名以上の切実な声が三日間で届いたこと、さらに、私ども患者団体のみならず、各学会や専門家から一斉に声明や意見が出されたことに、資料や審議が不十分であったことが現れていると思います。その状況で今年八月の初年度引上げが行われていくことに違和感を抱きます。
 危機感を抱いた全国がん患者団体連合会、日本難病・疾病団体協議会は、今まで、がん、難病、疾病対策でお力添えをいただいてきた議員の方々に、超党派の高額療養費制度と社会保障について考える議連の設立をお願いしました。そして、私どもの危機感を理解してくださった議員の方々が超党派議連設立の準備を始めてくださっております。この超党派高額療養費と社会保障を考える議員連盟が丁寧な審議の力となることを願っております。
 最後に、私は可能な限り現地で衆議院予算委員会を傍聴してまいりました。総理が、国民の声を聞いて行うのが政治である、必要があれば患者団体とも会うとおっしゃっていらしたことを信じておりました。総理に私どもに寄せられた三千六百名を超える切実な声をまとめたものを直接お手渡しし、幾つかでもお読みになれば、高額療養費について私どもが何をお伝えしたいのか、総理ならお分かりいただけると信じてまいりました。本日、直接お伝えできる機会をいただきましたことに感謝しておりますが、私と総理の間にはいまだ距離がございます。私どもが願っているのは、アンケートをまとめた冊子を総理に直接お渡しすることです。その思いは今も変わりません。
 今回、多分、今も多くの方が国会中継を御覧になっていると思います。今回、高額療養費制度限度額引上げに関して多くの国民が審議に注目していることを感じております。ふだんは政治に余り関心を持たない方も含め、ふだん以上に多くの方が日本の政治に注目しているからこそ、今も国会中継を固唾をのんで見守っている方が大勢いらっしゃるのです。これは、日本の政治の在り方として私はとても健全なことであると思います。
 この度、高額療養費制度と社会保障について考える超党派議連の御相談をしたとき、強い決意を持って行動してくださった議員の皆様の姿に接し、私は日本の政治を信じられると思いました。そして総理は、好きな言葉はふるさととおっしゃっていました。そのように好きな言葉がふるさととおっしゃった石破総理であれば、私どもに寄せられた三千六百名以上のアンケートをまとめたものをお読みになってくだされば、今年度、八月の初年度引上げについても取りやめ、命のために一旦立ち止まるということを御英断してくださるということを私は信じたいです。
 三千六百名以上の声は、丁寧な審議に必要な国民の声です。お渡しできる日が来ることを心から願っております。

発言情報

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発言者: 轟浩美

speaker_id: 57

日付: 2025-03-05

院: 参議院

会議名: 予算委員会