石破茂の発言 (予算委員会)
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○内閣総理大臣(石破茂君) それは、常に我々は究極的に核なき世界というものを目指して検討はいたしてまいります。
昨日、マーシャルの大統領がお見えになりました。で、マーシャルにおいては一九四六年に核実験が行われた。多くのアメリカの艦船とともに戦艦「長門」もそこで沈んだのでございます。その後、広島原爆の千倍という、そういうような核実験も行われて、第五福竜丸が被曝したということがございました。私は、マーシャルの大統領と、この核の悲惨さというものについても議論をいたしました。そういうものが使われてはならないということは、我々、究極的に目指していかねばならない。
しかし、私どもの周りに、例えて言えば北朝鮮という、これが私は怖いのは、相互確証破壊が利かなくなるという事態でございます。先ほど委員が御指摘のように、戦術核を通常兵器の延長として考えるのは物すごく恐ろしい。と同時に、相互、失礼、MADという相互確証破壊は相手方がある程度の理性を持っているということが所与のものでございます。そのときに、死なばもろともみたいな、テロリストにはそういう傾向があるということを、私、昔学んだことがございますが、そうすると、そもそも相互確証破壊が利かなくなる、そういう場合にどうするのだということも我々は考えておかねばならない。
委員御指摘のように、シェルターが万能だとは申しません。であらばこそ、水であり食料であり、何日そこにいることができるかということもきちんと検証した上で、シェルターさえあれば大丈夫よとか、地下鉄の駅に逃れれば大丈夫よとか、そのような無責任なことを申し上げるつもりは私は全くございません。