岩本麻奈の発言 (厚生労働委員会)

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○岩本麻奈君 参政党の岩本麻奈です。
 皮膚科専門医として臨床に立ち、再生医療と予防医療に携わってきました。その立場から、まず医療DXについて質問いたします。
 医療DXの進捗とクラウドセキュリティーについて、日本はいまだに紙カルテ、ファクス、ベンダーごとに分断された電子カルテが残り、マイナカードへの信頼も十分とは言えません。その結果として、ワクチン後遺症の検証、医科歯科連携、過剰医療の是正、医療事故防止など、あらゆる領域が構造的に遅れています。これらの医療領域を優位的に前進させるために医療DXは不可欠と言えます。また、医療DXの推進によって効果的に医療費が削減できることも早くから指摘されてきました。
 さて、私は、これまで個人としての強い関心から、ラスベガスCESやソウルKIMES、あるいはエストニアなど各国の医療DXを視察してまいりました。そこで痛感したのは、世界の医療DXは、既にAI前提の診断支援、見落とし防止、医師の音声入力とAIによるカルテ自動生成、強固なサイバーセキュリティーなど、ほぼ完成された形で既に実装しているという事実です。とりわけ、医科、歯科、検診を横断して一人の生涯データを追える統一電子カルテは、日本にとっても極めて参考になるモデルと思いました。
 世界の電子カルテ基盤は、個人情報保護等の観点から、大きく分けて三つの方向性に整理できます。一つは、アメリカのような患者側アプリをハブにした個人保護寄りのモデル。もう一つは、フランスのような国家と民間の中間にある公的機関がデータを管理する公益機関第三モデル。そして、エストニアのような国家インフラとして共通基盤をつくり、全住民がそこにぶら下がる政府主導モデルです。このような各国のデータ集計モデルを丁寧に比較し検証した上で、日本としてもできる限り個人情報を保護する形でモデル選定を行うべきではないかと思います。
 また、医療DXの基盤を海外ベンダーに依存すれば、医療情報という最もセンシティブな分野で安全保障上も経済的にもますます構造的な脆弱性を固定化することになりかねません。そこで、日本もできる限り自前の基盤、すなわちメード・イン・ジャパンを育てていくことが、安全保障だけでなく、中長期的なコスト削減にも資するではないのでしょうか。
 そこで、大臣にお伺いします。
 我が国において統一電子カルテを構築するに当たり、その基盤となるシステムやクラウドについては、メード・イン・ジャパンを軸とするのか、それとも海外ベンダーへの依存へ頼るのか。医療DXを安全保障に関わる国家インフラとして捉えた場合の設計方針をお聞かせください。

発言情報

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発言者: 岩本麻奈

speaker_id: 24366

日付: 2025-11-20

院: 参議院

会議名: 厚生労働委員会