2026-06-30
衆議院
阿部司
地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会
阿部司の発言 (地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会)
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○阿部(司)委員 では、東京に並ぶもう一つの極をつくると申し上げますと、必ず返ってくるのが、それは東京から何かを奪ってくる、東京の地位を奪うゼロサムではないかという問いであります。しかし、私は、全く逆であると思っております。副首都は東京から奪うものではなくて、むしろ東京自身を救うものだと思うからです。
東京は今、多くの都民にとって、決して余裕のある町ではありません。家賃は高騰して、若い世代が住まいを構えることも容易ではない。朝夕の通勤電車はすし詰めのまま、長い通勤時間が人々の暮らしをすり減らし続けております。私も今日、京浜東北線と、あと千代田線を乗り継いで満員電車で来ましたけれども、これはかなりメンタルもすり減らします。全てを一極に集め続けた結果、当の東京自身が過密と高コストに疲弊をしております。これは、東京に暮らして、東京を選挙区とする私の偽らざる実感であります。
一極集中は、地方を疲弊させると同時に、東京の生活の質も確実に損なっております。副首都をつくって、東京に集まり過ぎた人と機能の受皿をもう一つ用意することは、地方のためだけではなく、東京の過密を和らげて、東京に住む人々の暮らしを取り戻すことにもつながります。一極集中という足かせを外して、東京を質の高い成長へと転換させていく。さらに、首都直下地震のような有事には、東京の機能を引き受ける備えにもなっていく。東京と副首都は、奪い合う関係ではなく、複数の極が引き合って共に伸びていく関係であると思います。
東京選出の議員だからこそ、私は、この法案が必要だと思います。東京を犠牲にする法案ではなく、東京の疲弊を和らげて、東京を含めた日本全体を強くする法案だからであります。
そこで、岩谷提出者にお伺いいたします。
副首都の整備は、東京とのゼロサムの奪い合いではなく、過密に苦しむ東京の負荷をも和らげ、東京と副首都が共に発展していく関係を目指すものである、この理解でよろしいか、提出者の描く副首都と東京圏の関係について、御見解をお伺いいたします。