赤澤亮正の発言 (経済産業委員会)
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○国務大臣(赤澤亮正君) おはようございます。
令和八年度の経済産業省関係予算について御説明を申し上げます。
我が国経済は、名目GDPが六百兆円の大台を超えるなど、明るい兆しが現れております。一方で、米国の関税措置や中東情勢の影響、物価高など、経済的リスクにも直面しております。
特に、足下の中東情勢に対しては、我が国のエネルギー安全保障の確保に万全を期し、国民生活や経済活動への影響を最小限に抑える必要がございます。
加えて、強い経済実現のため、AI・半導体やGXを始めとする成長分野への投資と危機管理投資を力強く後押ししていくことも重要です。
このため、令和八年度経済産業省関係予算として、一般会計三千七百五十四億円、AI・半導体基盤強化フレーム一兆二千三百九十億円、GX推進対策費六千五十億円を含むエネルギー対策特別会計二兆五千三百三十三億円、特許特別会計千六百六億円、合計三兆六百九十三億円を計上しております。
また、復興庁計上の東日本大震災復興特別会計のうち、四百七十二億円が経済産業省関連予算として計上されているところでございます。
次に、具体的な内容について申し述べます。
第一に、新たな付加価値を生む成長投資です。
GXの推進に向け、省エネや再エネの導入拡大に向けた支援や、次世代革新炉等の製造基盤及び研究開発への投資支援を実施します。また、半導体サプライチェーンの強靱化、研究開発支援に加え、日本が強みを生かしたAIロボットの開発環境の整備に取り組んでまいります。
第二に、持続的なイノベーションの創出です。
大学等の若手研究者に対する研究支援や、ディープテック・スタートアップ分野の起業家育成を通じ、イノベーションエコシステムの形成を進めます。
第三に、中小企業の成長加速化に向け、AI、デジタル化などの生産性向上支援や価格転嫁を通じた賃上げの実現、事業承継、MアンドAの後押しに取り組んでまいります。
第四に、中東情勢を含む不確実なグローバル環境への対応です。
国家備蓄石油の安全かつ効率的な管理を始めとする、石油、天然ガスなどのエネルギーや重要鉱物の安定供給確保のための環境整備、徹底した省エネや再エネ、原子力などの脱炭素電源の活用を進めてまいります。
また、経済安全保障の確立、強化や、グローバルサウス、同志国との連携強化等を通じた経済外交の強化や国際的なルールメーキングの推進、中堅・中小企業の外需獲得に向けた輸出促進等を進めてまいります。
さらに、日本貿易保険の財務基盤を強化し、保険金支払に万全を期すため、新たに交付国債一兆七千八百億円を発行し、日米間の関税合意に基づく戦略的投資イニシアチブの着実な履行を図ってまいります。
第五に、経済産業省の最重要課題である福島復興と東京電力福島第一原子力発電所の廃炉です。
福島第一原子力発電所の安全かつ着実な廃炉や、ALPS処理水の海洋放出における安全性確保と風評対策を進めるとともに、帰還困難区域の避難指示解除となりわい再建や新産業の創出に向けた支援などを着実に実施してまいります。
以上が令和八年度経済産業省関係予算の概要でございます。
委員各位におかれましては、よろしく御審議いただきますようお願いを申し上げます。