水岡俊一の発言 (国家基本政策委員会合同審査会)
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○水岡俊一君 日本が中国の関係も悪化させてまで米国との一体感を演出したというふうに見られておりますけれども、当の米国は中国とトップ同士で経済交渉を進めるといったことになってしまいました。そういった点、私たちの国としては全くスルーするわけにはいかないんじゃないかな、こんなふうに思うところです。
米国は米国の利益で動き、そして日本は日本の国益で動かねばなりません。同盟国だからこそ、日本の利益を置き去りにされないように働きかけることを求めたい、こういうふうに思っております。
次の質問に参ります。国際法について総理に伺います。
ロシアによるウクライナ侵略について、日本政府は国際法違反だと明確に批判をしてきました。それは全く当然のことだと思います。しかし、同盟国である米国の軍事行動についてはどうでしょうか。米国とイスラエルによるイラン攻撃について、総理は、国際法上の法的評価を差し控えるという趣旨の発言をされておられます。
総理、これは本当に日本の外交として正しい姿勢でしょうか。中国やロシアの国際法違反は批判をする、しかし、同盟国である米国の行動については法的評価を避ける、それでは国際法ではなくて手前勝手な論理で物を言っていると受け取られかねないというふうに思います。
少なくとも、国際法の観点から検証し、必要であれば同盟国にも言うべきことは言う。その姿勢がなければ、日本は国際社会で法の支配を語る資格を失います。
国際法は、大国を縛るためだけにあるのではありません。日本のような国が、力ではなくルールで生きていくための命綱ではないでしょうか。だからこそ、同盟国にも、隣国にも、対立する国にも、同じ基準で国際法遵守を求めるべきではありませんか。総理の御見解を伺います。