リム・ホァシン に関する国会発言

← 検索ページへ

10件  /  1ページ  /  1 ページ目

1997-03-03 リム・ホァシン 国際問題に関する調査会 参議院

○参考人(リム・ホァシン君) 簡単に。  まず第一点は、軍事力を伴わない政治力、外交力の強化は可能かどうか。結論的に言いますとそれは可能です。また、そういうふうな方向へ持っていかなければ大変厄介なことになると思いますね。  歴史的に見れば、大英帝国とかポルトガルとかスペインとか、アメリカもそうだったんですけれども、政治力、外交力を強化するために軍事力でもって君臨した。しかし、結果的に言いますと、みんな失敗しちゃったんですね。大国の興

1997-03-03 リム・ホァシン 国際問題に関する調査会 参議院

○参考人(リム・ホァシン君) 私も提起された問題を簡潔に具体的に答えることは非常に困難だと思いますが、でも一応私個人の意見を述べさせていただきます。  第一点は、日米安保条約についての評価なんですけれども、基本的に私も同感ですが、長期的な目で見れば、日米平和友好条約の締結、アジア各国との連帯を強めて、非同盟、中立、非核、そういうような地域の構築に日本が積極的に乗り出してほしいというふうに考えています。  アジア各国から見ても、日米安

1997-03-03 リム・ホァシン 国際問題に関する調査会 参議院

○参考人(リム・ホァシン君) まず第一点は、タイ、マレーシア、インドネシアによって構成されている北方の成長三角地帯についてですが、これは、もちろんシンガポール、マレLシア、インドネシアによって構成されている成長の三角地帯と本質的には、あるいは次元が全く違うと思います。成長の三角地帯は、まず経済の比較優位性を大いに活用して、シンガポール政府がバックアップして、マレーシア政府それからインドネシア大統領も積極的に支持して推進してきたので成果を

1997-03-03 リム・ホァシン 国際問題に関する調査会 参議院

○参考人(リム・ホァシン君) 民主主義の問題ですね。民主主義と経済発展は両立できるか、これは非常に難しい問題ですね。  まず、開発途上国にとっては、国家社会の権利を優先的に考慮します。成熟した国、先進工業国は個人の権利を尊重します。そういうような民主主義、個人の権利、自由主義に対する理解のギャップが大きいと思いますね。  今、いろんな国際会議で中国、インドネシア、マレーシア、シンガポールは歩調を合わせて人権問題を棚上げしていますね。

1997-03-03 リム・ホァシン 国際問題に関する調査会 参議院

○参考人(リム・ホァシン君) 二十一世紀に向けた局地経済圏を中心とする地域的な経済協力の強化についての御発言、私は全く同感です。  メコン川開発だけじゃなくて、最近マレーシアが提唱されてASEAN諸国も賛同して、シンガポールから中国雲南省まで鉄道をつくることに合意しました。シンガポールからKL、ぺナンを経由してタイのバンコク、ホーチミンシティーを北上して中国の雲南省、昆明まで共同で開発する。確かに五千キロメートルぐらいの鉄道を多国にわ

1997-03-03 リム・ホァシン 国際問題に関する調査会 参議院

○参考人(リム・ホァシン君) 今、御指摘された二つの点に私も全く同感です。あえてつけ加えさせていただきますと、第一点に、病院よりも地方の農村にクリニックをたくさんつくった方が国民の保健、健康に寄与できる、そういうような援助の方がよろしい、それも全く同感です。  近年、DACの対開発途上国の政府援助も減ってきたんです、景気低迷で。日本も期待されるような金額のODAを国会で配分されていない。にもかかわらず、日本のODAは過去五、六年間世界

1997-03-03 リム・ホァシン 国際問題に関する調査会 参議院

○参考人(リム・ホァシン君) まず第一点、日本はアジア太平洋地域の経済発展の牽引車になれるかどうかです。私は悲観的です。少なくとも二年間は、技術移転、資本の海外直接投資、国際貿易、いろんな面において日本はアメリカの五〇%ぐらいの牽引車としての役割を果たすことしか期待できないと見ています。  御承知のように、さっきもお話をいたしましたように、アジア地域、NIES、ASEAN諸国は、大きな日本、ああいう大きなアメリカのマーケットがあって、

1997-03-03 リム・ホァシン 国際問題に関する調査会 参議院

○参考人(リム・ホァシン君) 第二点について若干補足させていただきたいと思います。  ASEANとEUとの関係です。それはASEMに象徴されているように、非常に緊密になっていきつつあります。EUから見れば、アジア太平洋地域、とりわけNIES、ASEANの市場それから投資を非常に重要視するようになってきた。ヨーロッパ諸国は、日本の報道ではないですけれども、やっぱり経済が非常に低迷しています。失業率について言えば二けたでしょう、ドイツ、フ

1997-03-03 リム・ホァシン 国際問題に関する調査会 参議院

○参考人(リム・ホァシン君) ただいま御紹介賜りました中京大学のリムと申します。きょうは参考人としてお招きいただきまして、心からお礼申し上げます。  私に与えられているテーマは、アジア太平洋地域の安定と日本への期待なんですが、きょう私、いろんな統計資料とか論文等々を用意させていただいて、諸先生方の手元に配られていると思いますが、きょうの限られた時間に詳細な紹介は無理だと思いますので、関心のある方は私の論文などを参照していただければ幸い

1997-03-03 林田悠紀夫 国際問題に関する調査会 参議院

○会長(林田悠紀夫君) 国際問題に関する調査を議題といたします。  本日は、本調査会のテーマである「アジア太平洋地域の安定と日本の役割」のうち、アジア太平洋地域の安定と日本への期待について二名の参考人から御意見をお伺いした後、質疑を行います。  本日は、参考人として、タマサート大学準教授プラサート・チチャイワタナポン君及び中京大学教授リム・ホァシン君に御出席をいただいております。  この際、両参考人に一言ごあいさつを申し上げます。