中野良顯 に関する国会発言

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1997-11-18 中野良顯 文教委員会 参議院

○参考人(中野良顯君) 青少年の自殺の問題については、一つはモデリングといいましょうか、例えば著名な芸能人の方が自殺をしたというようなことが一つのモデルになって、それを模倣するといったような形で子供の間で自殺がふえる。自殺の全体はむしろ老人の方が多いと一般に言われているわけですけれども、青少年の自殺に関してはそうしたかなり流行現象といいましょうかモデリング現象といいましょうか、一つの学習の形態ですけれども、暴力も同じですが、やはりそうい

1997-11-18 中野良顯 文教委員会 参議院

○参考人(中野良顯君) スポーツは単に自分の体のスキルを高めるというだけではなくて、団体競技を通じて、例えばルールを守るとかあるいはルールの範囲内で競争をするとか、そうした社会的能力の開発、リーダーシップ能力といったようないろいろな意味で総合的な学習を含んでいると思います。  重要なことは、スポーツの得意な子供もいればスポーツが苦手な子供もいる、それぞれの子供たちが自分の体力あるいは自分の運動能力の特徴を知るということと、そしてそれぞ

1997-11-18 中野良顯 文教委員会 参議院

○参考人(中野良顯君) 今の学習指導とか教科指導というのは、やはり立身出世するための道具とか手段としていい成績をとるという形に非常に集約していると思います。したがって、学習指導というものが本当に楽しいものになるというのは、残念ながらスローガンではあっても現実にはなかなかならないという状況がある。  学習指導と生活指導が分離してしまったということは、生活指導とか教育相談を学ぶ先生方がもう一度学習指導を楽しいものにしようという、そういうね

1997-11-18 中野良顯 文教委員会 参議院

○参考人(中野良顯君) 綾瀬市と相模原市です。

1997-11-18 中野良顯 文教委員会 参議院

○参考人(中野良顯君) 戦後の学校教育では、アメリカ流のガイダンスという考え方で、子供たちの人間形成を具体的な生活の中で指導をするという考え方から、まだ昭和二十年代には道徳教育というのは特設されておりませんでしたし、特別活動といったようなものもむしろ教科外活動として、教師は余り出張らないように子供たち自身の集団活動を通じて人間形成を図る、そういう方法をとってきたと思われます。昭和三十年代に入ってから道徳教育が特設され、特別活動がカリキュ

1997-11-18 中野良顯 文教委員会 参議院

○参考人(中野良顯君) お配りしました資料の九ページに「行為障害の診断基準」というのを出しておりましたけれども、「他者の基本的人権、または年齢相応の社会的規範や規則を侵害することが反復し持続する行動様式。」これが「十三歳未満ではじまり、」というふうに、これはDSMという診断基準にございますけれども、そういう意味で、子供の犯罪でも大人の犯罪でも基本的に違わないというふうに思われます。

1997-11-18 中野良顯 文教委員会 参議院

○参考人(中野良顯君) 暴力というのは基本的には、専門用語で言いますと一種の反射、レスポンデントといいますか、例えば窮鼠猫をかむと申しますけれども、追い詰められたネズミでも、あるいは犬に追われた猫でも反撃をしますね。それはもうほとんど本能的な反射的な行動で、やはり人間の場合でも最初はそういう暴力というものは一種の反射のような、そしてお話しのとおりに相手がそれでびっくりしてひるむということを経験すると、今度はその暴力を使えば相手がひるむと

1997-11-18 中野良顯 文教委員会 参議院

○参考人(中野良顯君) 教師を助ける人という意味では、養護教諭の先生がそうした学級経営の悩みを持っている担任の先生の相談役になるといったようなケースがかなり存在していると思われます。養護教諭の方は教科指導をしないということで子供たちも気軽に心の相談で訪ねることができますが、授業が成り立たない先生で、あるいはまだ経験が浅いために学級経営ができないといったような方が養護教諭の先生のところに相談に行く、こういう例がかなり見られます。  愛知

1997-11-18 中野良顯 文教委員会 参議院

○参考人(中野良顯君) これは大変難しい問題を含んでいると思われます。それは、現在教員採用の枠が非常に狭いということで学校全体の先生方が高齢化してしまっている、新鮮な若いエネルギーが学校に入ってこないという状況が長年続いており、教員養成が今リストラの状態にあるということ。それから、そういう状況でありながら、学校の先生にさまざまなファンクションといいましょうか能力を要求されるために、教員養成のカリキュラムがどんどん膨らんできておりまして、

1997-11-18 中野良顯 文教委員会 参議院

○参考人(中野良顯君) いろいろな調査がございまして、多くの子供たちは学校が楽しいというふうに回答しております。そういう意味で、多数の子供たちは健康な自己概念を持っており、また学校を楽しい場所というふうに認識しているということがわかります。ただ、そうした子供の反応は上級学校に進むに従って減少するという一般的傾向を持ちます。例えば、中学校に入ると急に授業の進み方が速くなったとか、覚えることがたくさんふえてしまっているとか、授業がよく理解で

1997-11-18 中野良顯 文教委員会 参議院

○参考人(中野良顯君) やはり学校でゆとりのある指導ができるような条件整備、学級規模を縮小すること、そして人間形成の専門家を配置するということ、自由裁量の枠をふやし、先生方が元気を出して教育に取り組めるような環境づくりが第一。  二番目は、社会性を具体的にプログラムをつくって教える。人間教育といいますか、人間形成のためのプログラムモデルに基づくガイダンスやカウンセリングが必要であるということ。  そして、地域の学校支援活動を長い時間

1997-11-18 中野良顯 文教委員会 参議院

○参考人(中野良顯君) カウンセラーのモデルには、臨床モデルあるいはクリニカルモデル、つまり病気を治すカウンセラーというコンセプトと、それから育てるカウンセリングあるいは指導のプログラムに基づくカウンセリングという二つのモデルがございます。  現在、臨床心理士として配置されている試験研究でのスクールカウンセラーは治すカウンセリング、問題が起こった後に学校に行けないお子さんなどについて個別に治療をするというカウンセリングモデルであります

1997-11-18 中野良顯 文教委員会 参議院

○参考人(中野良顯君) 国際的な教育の到達度調査というのがこれまで三回ぐらい数学とか理科に関して行われておりますが、その調査の際に、子供たちに何人ぐらいの学級で勉強しているかということも聞いておりまして、そのデータも最初の調査で出ております。例えばヨーロッパなどの場合ですと、中学、高校で数学の授業が十五人とか二十人とか、あるいはアメリカなどの場合ですと二十五人から二十七、八人ぐらい。現在、日本では四十人という学級定数で、四十一人になれば

1997-11-18 中野良顯 文教委員会 参議院

○参考人(中野良顯君) 例えば一人っ子とか、あるいは兄弟二人だけれども年が離れているといったように、実際に家庭で同じ年齢の仲間と触れ合うチャンスというものはほとんどない状態にございます。四人、五人と兄弟があって、お互いに競争したり助け合ったりするという機会が自然に生まれるという時代ではない。同年齢の子供たちが出会う場はやはり学校が中心になりますので、学校は従来はいわゆる学問の基礎基本を教えるということが中心になっておりましたけれども、ソ

1997-11-18 中野良顯 文教委員会 参議院

○参考人(中野良顯君) 少子化によって子供たちが社会性というものを育てる機会を奪われてしまっているといいますか、あるいは経験が非常に少なくなってきているという事実があると思います。家庭と学校だけという生活の中で社会性がなかなか育たないという面がございますけれども、伝統的にはソーシャルスキルといったようなものは家庭で授けたものでありますけれども、現代ではやはり学校教育の中で積極的に育てていく必要がある。  例えば、ボランティア活動などは

1997-11-18 中野良顯 文教委員会 参議院

○参考人(中野良顯君) 子供でも、人間として責任をとる、責任を持つという一貫した教育と司法のシステムが必要であるように思われます。もし、少年であるがゆえにみずからの責任を負うことを免れるといったような悪用が可能である点があれば、やはりその点については改正すべきであるというふうに考えます。

1997-11-18 中野良顯 文教委員会 参議院

○参考人(中野良顯君) お手元にお配りいただきました「児童生徒の問題行動等について」という十五ページの資料を用いて意見を申し上げたいと存じます。  最初にありますように、まず問題行動の分類、それから日本の問題行動の趨勢、その分析と対応、予防、そして児童生徒の健全育成、そういう順序で申し上げたいと思います。  まず、二ページの問題行動の分類でございますけれども、いろいろな分類の仕方がございますが、コントロールの不足による問題行動と、コ

1997-11-18 大島慶久 文教委員会 参議院

○委員長(大島慶久君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  教育、文化及び学術に関する調査のうち、児童生徒の問題行動等に関する件について、本日の委員会に参考人として国際医療福祉大学保健学部教授小田晋君、社団法人日本PTA全国協議会専務理事鈴木仁君及び上智大学文学部教授中野良顯君の出席を求め、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕