佐藤泉 に関する国会発言
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○参考人(佐藤泉君) ブラウンドフィールド問題というのは、環境問題というよりは社会問題なんですね。アメリカではスラム化とか犯罪の多発、こういうことが土壌汚染地で起きて、それが社会のいろいろな格差の中での問題になっている。日本もそういう問題はいつでも起こり得るわけであります。 現在は、比較的土地の利便性の高い、値段の高いところが豊洲のように問題になっております。しかし、将来的にはやはり日本でも起きてくるというふうに思っております。そう
○参考人(佐藤泉君) 今出ましたけれども、微生物に食べてもらう、分解してもらうと、こういうやり方ですね。それから、地下水をくみ上げて空気にさらすことによってその物質を空中に揮発させるというようなやり方で、一定の化学物質については掘削除去をしないで浄化するという方法がございます。ただ、この方法は時間が掛かるんですね。微生物にも食べる期間が掛かりますし、その土壌が微生物に合っているかというようなこともありますので、時間が掛かる。 そうす
○参考人(佐藤泉君) 確かに、今回の規制緩和は一部経済界の要望に基づくという点はあるというふうに思います。それによって国民全体の健康に一定の危惧が発生するかというと、少なくとも汚染された土壌の処理施設において適正な処理をするという形作りをしておりますので、私はそれ自体によって、この規制緩和によって国民の健康に被害が発生するような状況が起きるというふうには思っておりません。
○参考人(佐藤泉君) 私も外国の事例を幾つか伺いますが、外国の方々がおっしゃるのは、日本はフッ素、ホウ素、この辺は随分厳しいなと。はっきり言って、これは土に普通に含まれるものなので、外国ではこの重金属についてはそれほど厳しくないと。むしろ、有機塩素系溶剤という、こういう洗浄したりするときの物質、これは非常に発がん性があるということがございますので、こういう工場で洗浄剤に使ったような、VOCというんですかね、有機塩素系のもの、こういうもの
○参考人(佐藤泉君) 汚染はヒ素、フッ素、ホウ素ですね、それから一部鉛がございます。これらは、火山国でございますので、相当広い地域にわたってございます。例えば、花崗岩とか石灰岩とかですね、こういうものが平野部に流れてきますと普通に環境基準を超えています。そういう中で、実は土壌汚染対策法を作ったときには、それはある意味で人がつくったものではない、また、対策をするといってもそれは無理でしょうということで基準から外れていたわけですね。 私
○参考人(佐藤泉君) 難しい問題でございます。大変不幸な事件でございました。 そういう中で、利用に適するかという意味では、私は、濃度の高い地域についてはこれは非常に難しいというふうに個人的には思っております。濃度がだんだん減っていくという地域については、個人がそこに住みたいというお気持ちの方にとっては適している、ただし、そういうところに住みたくないという人にとっては適していないということで、これはかなり主観的な要素に左右されるのでは
○参考人(佐藤泉君) 私見でございます。私は、市場として利用することに大きな危険があるというふうには思っておりません。ただ、あそこの経費的な問題で合理性があるかというのは別の観点だというふうに思います。
○参考人(佐藤泉君) 私は、豊洲問題は土壌の問題の難しさを非常に表しているというふうに思います。すなわち、何が安全かと。あの土地で市場を造ることが安全かということについてコンセンサスが得られていないということだと思いますね。それから、どんなに対策をしても完全にはならない。この問題を、土地の選定に問題があったのか、それから対策に問題があったのかということは、今になると一応、非常に難しい問題でありますが、いずれにしろリスクに対するコミュニケ
○参考人(佐藤泉君) 御指摘の点、非常に私も重要だと思います。具体的には、地方公共団体の支援でございます。 地方公共団体では四月になると人事異動するわけですね。そうしますと、今まで担当していない方が担当する、それによって大きな負担になるということがあります。こういう場合に、専門家の派遣というような民間の人材を活用して、公正性を保ちつつ民間の方が技術的な支援、数値の考え方、あるいは対策についての合理性、こういうものについて技術的な観点
○参考人(佐藤泉君) 佐藤でございます。 今の御指摘は大変重要であると思います。現在何が起きているかというと、都道府県単位というふうになっておりますが、現実には政令市へ移管されているわけであります。 そうしますと、政令市の職員の数というのは限られております。専門性もございません。土壌汚染は非常に専門性の高い分野でございます。そうしますと、ある日突然、市町村合併によって政令市になると、そうすると、今まで担当したことのない職員がこの
○参考人(佐藤泉君) 私の意見としては、今の段階の改正としては、バランスを取っているという意味では良と思います。しかし、根本的な問題を残しているという意味では、将来もっと本当の本質に踏み込んだ改正が必要になるという時期が私は近いところでは必要ではないかというふうに思っております。
○参考人(佐藤泉君) 今の御指摘の御質問にお答えいたします。 今回の改正は、確かに一定のバランスを取っているということで、私は評価をしないという見解ではございません。しかし、これで対策が進むのかというと、かえって複雑になっていく。なぜ複雑になっていくかという原因は、やはりその基準値のスタートの時点の考え方がある意味で正しくない。つまり、何が安全かということをきちんと把握した上で対策をしていくということが問題なわけですけれども、日本全
○参考人(佐藤泉君) 参議院環境委員会における意見陳述の機会をいただき、ありがとうございます。 本日は、土壌汚染対策法の改正について私の意見を述べさせていただきます。手元にレジュメをお配りいたしておりますので、それを御覧くださいませ。 まず、意見陳述の要旨でございます。 現在、豊洲市場への移転問題が大きな国民の関心を呼んでおります。この事例では、土壌汚染に対して一定の浄化が行われたわけでありますが、完全な浄化ができていないと
○委員長(森まさこ君) 土壌汚染対策法の一部を改正する法律案を議題といたします。 本日は、本案の審査のため、参考人として早稲田大学法学部教授大塚直君、弁護士佐藤泉君及び一級建築士水谷和子君の三名に御出席いただいております。 この際、参考人の皆様に一言御挨拶を申し上げます。 本日は、御多忙のところ本委員会に御出席いただき、誠にありがとうございます。 皆様から忌憚のない御意見を賜り、本案の審査の参考にさせていただきたいと存じ
○参考人(佐藤泉君) 佐藤でございます。 市町村というのは住民に最も近い自治体でございますから、非常に重要な機関でございます。ただし、技術的な人的支援それから財政的支援を考えますと、市町村が土壌汚染について判断をし、決定をしていくということは非常に難しい側面があるのではないかというふうに思います。そういう意味では、私は、国、都道府県、市町村というのはそれぞれ連携しながら、自分の強いところ、そして得意なところというものを生かして協力関
○参考人(佐藤泉君) 佐藤でございます。 未然防止というのは自分の会社だけではできないということが大事なことであります。日本の製造業というのは全部を自分で作っているわけではなくて、鉱山から何かを持ってきて、それを途中で加工して日本に持ってきてセットアップしているというのが現状であります。世界中の製造業がそれぞれいろいろなサプライチェーンの中で原料を調達し、部品を加工し、そして連携して商品を届けているわけです。 そういう意味で、未
○参考人(佐藤泉君) 私も自分の土地が汚染されると言ったら、自分の土地はきれいにしたいというふうに思います。ただし、自分の土地だけきれいにすればよいのかという問題があるんだと思います。 それが適正に処理できればいいというのは確かにそうであります。ただ、日本の土地をみんながきれいにしようと思って全部掘削するとどうなるかということでありまして、最終処分場はそんな容量もございませんし、何よりも土地というのはそこにあることによって、植物もす
○参考人(佐藤泉君) まず、情報の点なんですが、日本の上場企業は大きく二つに分かれておりまして、心配だから汚染のありそうなところは全部調べたという会社と怖いから全く調べていないというところに、二つに分かれております。そうしますと、一生懸命調べたところは全部明らかになってくるわけで、大変な負担を抱えながらもやっていくわけですね。ところが、全く調べていないところは規制が掛かっておりませんので、それで野放しになっていると。 したがって、情
○参考人(佐藤泉君) 佐藤でございます。 例えば私が経験した事例では、Aという土地に汚染の原因物質があると。Bの土地の所有者から相談を受けまして、隣地なわけですね、それで、私の土地へAの土地から汚染物質が流れてきていると。自分の土地で掘削除去をしても原因物質は隣の土地にあるわけで、こっちを対策してもらわないと困るわけですね。ところが、日本の土地というのは所有者がそれぞれ別個でありますので、隣の土地に対策しろというふうに請求する権利が
○参考人(佐藤泉君) 佐藤でございます。 まず第一に、自主的調査というものはそれ自体はどんどん推進すべきものなんですね。ですから、自主的調査というのはもっとやっていただきたい。だけれども、問題は、それに頼ることによって悪質業者が野放しになっているというところが問題なわけです。したがって、これからも自主的調査は促進する必要がある、そして今まで野放しに、ある意味で規制になっていなかった悪質な業者も、悪質な汚染についてもどんどん発見してい