大野博人 に関する国会発言

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2005-10-26 大野博人 憲法調査会 参議院

○参考人(大野博人君) 先ほども申し上げたように、フランスの国民投票のときは私は現場におりませんでしたので、なかなか比べるのは難しいんですが、アイルランドのときは国民投票のとき現場におりました。  そのときも感じたことではありますが、やはり政策を選ぶという方が抽象性が非常に高いですから、具体的に対立候補、顔のポスターなんかを見ても、別に顔じゃないですので、やっぱり抽象性が高くて、人を選ぶ選挙であれば感じがいいとか悪いだけで選んじゃうと

2005-10-26 大野博人 憲法調査会 参議院

○参考人(大野博人君) 私は現場にフランスのときはいませんでしたが、恐らく外交とか安保というのはそんな話題になってないと思います。むしろ、もっとEUの中の問題で投票行動を決めたんじゃないかというふうに思います。  それと、先ほどおっしゃっていた今更政治統合は止められないというのはどういう意味かといいますと、つまり、先ほど申し上げたみたいに経済的に相当密接な状態が既にありますので、政治をきちんとしていかないことには、ある意味でマーケット

2005-10-26 大野博人 憲法調査会 参議院

○参考人(大野博人君) EUの統合というのは、そもそも最初はもう二度と戦争をやらないような世の中にしたいということが大きかったわけですが、最近はやはり日本であるとかアメリカに負けない力を持ちたいというのも相当大きな動機になってきています。  それで、ごく大ざっぱに言ってどういうことが起きているかといいますと、欧州というのはどちらかというとアメリカなどに比べると仲良し社会だったわけですね、福祉なんかが。それをもう少し競争社会の要素を入れ

2005-10-26 大野博人 憲法調査会 参議院

○参考人(大野博人君) 私も同じような意見でして、基本的に非常に時間が掛かる話だと思います、特に安全保障が絡む場合はですね。それと、安全保障について言えば、ただ単に欧州、EU各国がどういう意思を持つかだけではなくて、その時々の国際情勢で何が起きるかによって相当影響を受けると思いますので、そういう出来事をきっかけにしつつ、前に進んだり少し後に戻ったりという形で動いていくんではないかなというふうに思います。

2005-10-26 大野博人 憲法調査会 参議院

○参考人(大野博人君) 私は、フランスやオランダの国民投票のころはもう既に東京に戻ってきたので余りよくは分からないんですが、ただ、いずれにしても、さっき土生さんもおっしゃっていましたように、政党と市民レベルとで意見が違う、EUの場合は常に意見が違ってきますから、我々の声を聞いてほしいというふうな要望というのは潜在的にはいつもあるのではないかなというふうに思います。

2005-10-26 大野博人 憲法調査会 参議院

○参考人(大野博人君) アイルランドのケースでいいますと、いずれにしても、まあ憲法もそうなんですが、ニース条約も相当複雑です。ですから、そのものをきちんと理解する、だれもが理解するということは余りちょっと考えられないわけですね。ただ、政府だけ、まあ政府だけじゃなくて主要政党もそれから財界も相当バックアップしたみたいですし、EU自体もそれに協力していたようですから、それで非常にイメージをポジティブに変えていくというふうな手法で何とかイエス

2005-10-26 大野博人 憲法調査会 参議院

○参考人(大野博人君) これはやっぱり、要するに有権者がどれほど分かっているかということだと思うんですけれども、EU憲法の場合で、今恐らく、手元にないんですが、フランス語だと二百ページ近くになると思います。それをまとめて問うているわけでして、とても読んだ人はほとんどいないというのが実情だと思います。ですから、それをそしゃくした報道だとかあるいは政党なりのキャンペーンですとか、そういうものでエッセンスだけをせめて見ているかということになる

2005-10-26 大野博人 憲法調査会 参議院

○参考人(大野博人君) 先ほど土生さんのお話にもありましたとおり、外交とか安保とかというのは、やはり国家主権がまだ非常に強いので、それはそんなに、進めようとはしているけれどもそれほど進んでいるわけでは、ほかの分野に比べるとそこまではという段階だと思います。  それと負担の問題ですが、これはもちろん不満はあります。当然ありまして、これも先ほど申しましたが、帰属意識の共有のなさというのがあるわけでして、例えば同じ日本の中であれば、税金をた

2005-10-26 大野博人 憲法調査会 参議院

○参考人(大野博人君) 確かに、おっしゃるとおり、さっき申し上げたみたいに、これじゃ赤点を取った学生に対する追試だという、追試みたいなものだという不満は当然あるわけでして、それを何回も何回も繰り返せば、じゃ何のために国民投票をやるのかというのは当然疑問は出てくると思うわけですよね。ですから、それだとただの世論調査と変わらないんじゃないのかということにもなりかねない。ですから、同じ国民投票を繰り返すというのは本来はおかしな話だと私は思いま

2005-10-26 大野博人 憲法調査会 参議院

○参考人(大野博人君) 安全弁……

2005-10-26 大野博人 憲法調査会 参議院

○参考人(大野博人君) まず最初の政府のキャンペーンの規制ですが、特段何か私は聞いた覚えがなくて、土生さんのお話の中にも出てくるんですが、基本的に、一般に市民がニース条約でもEU憲法でも内容を余り分からないまま国民投票になるということが多いものですから、キャンペーンというと、恐らくニース条約ならニース条約の内容を周知徹底させようという努力はしていたようです。そのこと自体に特に規制があったというふうには聞いていないです。  それから二点

2005-10-26 大野博人 憲法調査会 参議院

○参考人(大野博人君) どうも御質問ありがとうございます。  まず一点目の国民投票制ですけれども、これはEU全体で共通の何か国民投票についての制度があるわけではありませんで、各国ですので、申し訳ありませんが、私もそう詳しくは知識がありません。ただ、国民投票制そのものも、例えば確かにドイツはなかったと思いますし、ですので、これはもうEU全体でというより各国になってくるというふうに思っております。  それから、その前に、一番最後の御質問

2005-10-26 大野博人 憲法調査会 参議院

○参考人(大野博人君) こんにちは。ただいま御紹介いただきました朝日新聞の外報部の大野です。よろしくお願いいたします。今日はお招きいただきましてありがとうございます。  私は、パリに合計で七年ほど駐在いたしまして、主にフランスやEUについての記事を書いてまいりました。ただ、特に学識があるわけではありませんので、したがって、今日は現場で見たことあるいは感じたことに基づいたお話をさせていただきたいというふうに考えております。  まず、E

2005-10-26 関谷勝嗣 憲法調査会 参議院

○会長(関谷勝嗣君) ただいまから憲法調査会を開会いたします。  日本国憲法に関する調査を議題といたします。  本日は、「EUにおける国民投票制度について」、朝日新聞外報部長大野博人参考人及び読売新聞東京本社国際部次長土生修一参考人から御意見をお伺いした後、質疑を行います。  この際、参考人の方々に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御多忙のところ本調査会に御出席をいただきまして、誠にありがとうございます。調査会を代表いた