川道武男 に関する国会発言

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1993-06-11 川道武男 環境特別委員会公聴会 参議院

○公述人(川道武男君) 何と答えればいいかよくわかりませんが、環境基本法そのものの字句訂正その他については、先ほどの質疑応答の中で幾らか私自身が思っていることを述べさせていただきました。大体その中で私自身の気持ちは尽くされていると思います。

1993-06-11 川道武男 環境特別委員会公聴会 参議院

○公述人(川道武男君) まず、二つ簡単に述べたいと思います。  一つは、私どもも環境アセスメントにいろいろ携わったり学生が携わってよく知っていますけれども、アセスメントそのものは極めてめちゃめちゃに近い形でやられています。安全基準のppmが決まっていますと、それを超えるような数値が出た場合には、そのプロットは調査しなかったことにする、または薄めて数値を誤って出すと。仮にそういうものを正直に出しますと、今度はそのアセスメント会社にアセス

1993-06-11 川道武男 環境特別委員会公聴会 参議院

○公述人(川道武男君) この環境基本法案におきます、ただ「環境」と書いてある場合には人間の健康及び公害、都市環境というようなものが含まれていまして、もちろんその中には自然環境の方も、先ほど言ったようにおかしいことに農地まで含まれた自然環境というような、そういうような定義でございます。  そうしますと、この基本法案全体に散らばっている条文の量から判断しますと、自然環境に対する調査、状況の把握に対する予算が条文の量からいって極めて少ないで

1993-06-11 川道武男 環境特別委員会公聴会 参議院

○公述人(川道武男君) ヨーロッパ、特にイギリスにおいてはいわゆる素人の人が、ナチュラリストの方が鳥の非常に貴重なモノグラフを蓄積するといったような、素人というのは、これつまりプロフェッショナルな研究者やそれで御飯を食べている研究者ということじゃなくて、別の職業を持ちながら週末には鳥の調査をして蓄積するという伝統。それからアメリカにおいては、先ほど言いましたように野生生物局における多額な資金と人員の二つによって急激にアメリカも蓄積しまし

1993-06-11 川道武男 環境特別委員会公聴会 参議院

○公述人(川道武男君) 最初の陳述で述べましたように、やはりまず多くの科学者がこの研究分野に対して目を向けて、財政的援助を受けて、そしてそれぞれの仕事の、特に希少生物、その中で特に姿を早く消す脊椎動物に関するナチュラルヒストリーというものの蓄積をまず一生懸命やらなくちゃいけない。それで、それができますと、例えばツキノワグマが日本全国に大体何千頭いる、分布範囲はどうだというようなそれぞれのモノグラフが出てまいります。それに基づいて種ごとの

1993-06-11 川道武男 環境特別委員会公聴会 参議院

○公述人(川道武男君) 先ほどの最後にも絶滅のおそれについての私の意見を述べさせてもらいましたけれども、ここにこのような絶滅のおそれのある野生動植物の「保護増殖」というこの二つがくっついた四つの文字に並びますと、ついこれはトキ保護センターだとか、動物園での種の保存何とかというようなことだけが頭に浮かんできます。  一番重要なのは、そういうふうに金を使わないで、自然が自然のままに絶滅のおそれのないように維持されるのが一番望ましくて、かつ

1993-06-11 川道武男 環境特別委員会公聴会 参議院

○公述人(川道武男君) 二つほど問題が指摘できると思います。  一つは、環境庁と林野庁との省庁間のそのようなものが同じ自然保護をする地域として重なっている。そこにおいて、お互いがお互いに勝手に地域を指定したり遠慮したりというような省庁間の官僚的な問題が一つございます。  それからもう一つは、林野庁の方におきましては特にどこまで科学者がそれに提言なり具体的な 調査をして、その指定に対してやっているかどうか非常にしばしば疑問にあること

1993-06-11 川道武男 環境特別委員会公聴会 参議院

○公述人(川道武男君) 僕は素人なんですが、例えば素人的考えでいきますと、酸性雨が現在起こっていますですね。酸性雨というのは人間にとって害になっていないですから、いわゆる公害問題としては挙げてないんですが、植物に対しては非常に大きな被害をもたらします。このようなある特定の人がやったんではないけれども、人間がやったことが明らかなようなものがこの三番目の文言の中に含まれているのかどうか非常にあいまいになって、具体的にだれかが盗んだり壊したり

1993-06-11 川道武男 環境特別委員会公聴会 参議院

○公述人(川道武男君) これは先ほど述べましたように、これがありますと、ここに結局先ほど言っているように二つの問題が入っている。つまり、野生生物の多様性と、どうも人間がつくった人為的な品種を農地での多様化を確保するという二つの問題があって、それに対して自然的及び社会的条件によってという文章がありますが、仮に悪くとれば、野生生物の種の保存も多様性の確保も社会的条件によって幾らでもどう変えてもいいというような文言にもとれます。  ですから

1993-06-11 川道武男 環境特別委員会公聴会 参議院

○公述人(川道武男君) この環境基本法における自然環境というタームが、定義が僕はよくわからない。つまり、農地というのは生態学者から言わせると明らかにこれは人為的環境でございまして、自然環境じゃないわけです。英語でもナチュラルエンバイロメントですから、そんなものにライスフィールドが入るわけじゃないわけです。ですから、こういう基本法における自然環境というターム自身がそこまで入っているタームだとすると、この環境基本法にふんだんに使われています

1993-06-11 川道武男 環境特別委員会公聴会 参議院

○公述人(川道武男君) 僕自身は法律に余り強くないんですが、この「その他の生物」というものはその前に「野生生物の種の保存」とありますので、「その他の生物」というものはどうも野生生物以外の生物を指すらしくて、そうなるとこれはどうも稲の品種だとか、そういった人間がつくり出してきたものに対する多様性を確保せよというような内容であって、もともとこの二号というのは一号に対応しまして生態系の多様性の確保が中心でございますので、この中に稲の品種の多様

1993-06-11 川道武男 環境特別委員会公聴会 参議院

○公述人(川道武男君) 別に環境庁を敵視しているわけでございませんで、他省庁と相対的に力をつけてほしいという、私自身も願望していることでございます。  それと、先生の質問にございます緊急策というんですが、生物というのは、例えば我々人間社会の中で不満があったりするとアンケート調査をとりますね。それでそれがコンピューターですぐグラフィックになって出ますけれども、我々、動植物に対してアンケートをして何が不満だとか何が足りないというようなこと

1993-06-11 川道武男 環境特別委員会公聴会 参議院

○公述人(川道武男君) 本岡先生のおっしゃるとおりでございまして、我々動物生態学というのは、生態学者ももちろん我々社会の中に生きているのでございますけれども、まず僕自身の精神として、今のこの壊れつつある日本の自然はなるべく壊さないままに子々孫々に至るまで残していきたいというのがまず基本でございまして、この環境基本法というのは、現実の今我々が自然から利用しなくちゃいかぬとか守らなくちゃいかぬとか得しなくちゃいかぬというような、そういうター

1993-06-11 川道武男 環境特別委員会公聴会 参議院

○公述人(川道武男君) 川道武男でございます。  私は、ナキウサギとかムササビといったような哺乳類の野外研究を二十五年ほどやってまいりましたので、動物学者の立場から現在の日本列島の状況及び動物生態学者としての要望をまずお話ししたいと思います。そして、法律そのものには疎いものですから、法案との接点については後ほどの質疑でお答えできるかと思います。  じゃ、座らせていただきます。  日本列島というのは非常に豊かな自然がありますが、皆さ

1993-06-11 松前達郎 環境特別委員会公聴会 参議院

○委員長(松前達郎君) 本日は、環境基本法案及び環境基本法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の両案につきまして、福岡大学法学部教授浅野直人君、大阪市立大学理学部助教授川道武男君、日本国際ボランティアセンター代表岩崎駿介君、全国公害患者の会連合会幹事長森脇君雄君及び学生の鈴木徹也君の五名の公述人の方々から御意見を伺います。  この際、公述人の方々に一言ごあいさつを申し上げます。  皆様には、御多忙中のところ御出席をいただきまし