駒込武 に関する国会発言
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○参考人(駒込武君) ありがとうございます。 その仕組みの問題について言えば、意向投票の結果尊重、直接請求による解職制度、最長の任期の上限というお話をしました。それに加えて、やはり日常的に執行部サイドと一般の教職員、学生との声が通じる仕組みというのが必要だと思うんですが、残念ながらそうはなっていません。 ちょっと私の勤務する京都大学の例を挙げさせていただきたいと思います。 学生対応という点でいえば、一昨年、京都大学は、吉田寮
○参考人(駒込武君) 今回の改正案、政府提出の改正案の中では、文科省の作成する中期目標大綱の中から必ず大学の中期計画に含むべき項目というものが指定されています。これは、これまでなかったことです。 そして、その項目の中には、例えば、その他業務運営に関する重要事項としてマイナンバーカードの活用ということが入っています。なぜそれが大学の中期計画に入らなくてはいけないのか、大いに疑問です。マイナンバーカードというものがまだ社会的にも必ずしも
○参考人(駒込武君) 御質問をありがとうございます。 今、国立大学で生じている事態は、一言で言うならば経営による教学の支配という、そうした事態であるというふうに思っています。 先ほど旭川医科大学の例を申し上げましたが、経営の観点と、地域の医療と連携しながら感染症患者を対応しなくてはいけない、そうした医療の公共性という観点が対立する場合もあるわけですね。それにもかかわらず、全体として経営の観点が優先されて、学部やコースのスクラップ
○舩後靖彦君 れいわ新選組、舩後靖彦でございます。 本日は、山崎光悦参考人、小倉康嗣参考人、駒込武参考人にお越しいただき、御意見を伺う機会をいただきまして、誠にありがとうございます。 早速、提出法案について質問させていただきます。 代読いたします。 まず最初に、小倉参考人にお伺いいたします。中期計画策定についてです。 私がかつて勤務していました一般企業では、中期計画は三年でございました。現在の国立大学法人では六年とさ
○参考人(駒込武君) 閣議決定では、学部長についても、意向投票によることなくというふうに記しています。ですが、学部長選考についても、その選考の在り方を記した法律というものはありません。 辛うじて関係するのは、国立大学法人法施行規則、文科省の省令で、学部長等の任命は学長の定めるところにより行うものとするという条文です。これは、学長が中心となった規則によって学部長を選び、そして最終的に学長が任命するということであって、学長が指名せよとい
○参考人(駒込武君) 学長への牽制機能として、第一に意向投票が必要だと思います。 この二〇一四年の施行通知というものは、意向投票は望ましくない、学長選考会議が不要と考えたらしなくてよいと規定したわけですね。ところが、先ほども言いましたとおり、法律それ自体には意向投票をすべしともするなとも書いていません。施行通知というのは、本来ならば、法律で決まったことを実際に動き出す、そういう通知であるはずです。そうした通知、省令ですらない通知に意
○参考人(駒込武君) 今の山崎参考人や小倉参考人の話を聞いて、確かにそうしたこともあり得るんだな、大切なことだなというふうに思っています。 ですが、残念ながら、学長と教職員あるいは学生との対立が深まってしまう場合もございます。そもそも、余りに少数の方、学長を中心とした人に余りにも過大な仕事が向かう中で、どうしても学生や一般の教職員との意見が離れてしまう場合があると思います。そうした場合には、先ほども少し言いましたが、直接請求による学
○参考人(駒込武君) 今回の改正案では、中期目標、中期計画に関わる文科省の介入の余地というのを高めています。これと監事の権限強化、そして文科省のOBが監事になるということを結び付くと、本当に国による間接支配になってしまう、そのように懸念しています。 衆議院での参考人質疑で光本参考人がるる説明されていましたが、中期目標、中期計画の策定において、文科省が作った中期目標大綱の中から項目を選んで中期計画とせよというのが新しく加わってきていま
○参考人(駒込武君) 人気取りという要素は必ずあると思います。ですが、大変僣越ではありますが、一般の議員の先生方の投票にもやっぱり人気取りという要素はあるのではないだろうか。そのこと自体が悪いことではないんだと思います。 選挙のときには人気取りをしたけど、当選したらすっかり違ったことを言ってしまった、そうしたことを防ぐような解職制度の仕組みなどは必要だと思いますが、人気取りという要素があるということは別に必ずしも否定すべきことではな
○参考人(駒込武君) ありがとうございます。 意向投票というのは、元々教職員、それも常勤の教職員を中心とした形で行われてきました。それはそれで取り戻すというか、それはそれで行う必要があるわけですが、そこにとどまらず、学生に何らかの形で参加してもらう。 実際、一橋大学では非常に長い間にわたって、学生が意向投票に先立って、この人だけはやめてほしいという不信任者を学生が選ぶ、それで不信任をされた人は候補者から外れるというような仕組みが
○参考人(駒込武君) 質問ありがとうございます。 ステークホルダーという言葉はまず、本当にいろいろな意味合いで使われていて、多様だ多様だと言われるんですが、その実、関連のある企業だけを指していたりというようなことがあります。その中で、学内ステークホルダーというのは、差し当たり教員、事務職員、学生でございますが、その先ほどの学生のツイートを紹介させていただきましたが、学生が重要なステークホルダーであるという、その当たり前のことを確認す
○参考人(駒込武君) 御質問どうもありがとうございます。一々もっともだなと思いながら聞かせていただきました。 先ほど最後のところで、この改正案への対案というか、この改正案をこのように修正してほしいという案を参議院議長への請願として提出させていただきましたということを申し上げましたが、その中では、教育研究評議会の議長を学長ではなく評議員の互選にしてほしいという要求を出させていただいております。 それから、その前提なのですが、このそ
○参考人(駒込武君) ありがとうございます。 この閣議決定には、大きく分けて四つの問題があると思います。 一番目は、先ほども申し上げましたように、行政の一貫性を損なっているということです。二〇一四年の施行通知で意向投票は望ましくないと言いましたが、するなとまでは言いませんでした。ところが、この閣議決定では、明確にするなとなっています。 二つ目は、この閣議決定では法律にのっとり意向投票をするなと書いているんですが、意向投票をす
○参考人(駒込武君) ありがとうございます。 一言で言うと、学長を中心とした大学執行部と学内ステークホルダーである教員や生徒の間で、生徒と執行部の間に対立や相互不信が高まってしまっています。 この不信感がどれほどの深さと広がりを持っているのかというのを具体的に示すのは難しいのですが、先ほども申し上げましたように、筑波大学の例でいえば、学長選考において、現職が有利であるにもかかわらず、永田氏は大差で敗れました。これは、実質的に教職
○参考人(駒込武君) 御質問ありがとうございます。 学長は、たとえ個人として優れた研究者であっても一分野の専門家にすぎません。大学における様々な学科、学問、それぞれの領域についてよく知っているわけではありません。ところが、現実に起きているのは、学長に近い分野は予算や人員が付く一方、そうでない分野は切り捨てられていくというような事態です。 筑波大学の場合には、永田学長の出身母体である医学医療系の教員というのがこの五、六年の間にも増
○石川大我君 ありがとうございます。 そうしましたら、駒込武参考人にお伺いをしたいと思います。駒込先生からは現在の国立大学と今回の改正案に対する様々な問題点を御指摘いただいたと思うんですが、その中から幾つかお伺いをしたいと思います。 これまで、改革による行き過ぎたトップダウンによって起きている弊害とか、今後具体的に起きる問題というのがあればお聞かせいただきたいと思います。例えば筑波大学の例ですけれども、学長の偏重によって研究分野
○参考人(駒込武君) 御質問ありがとうございます。 まず、監事の常勤化ということですが、先ほど小倉参考人の話を伺って、監事さんも本当に大変なんだ、業務があるということがよく分かりました。 他方で、国立大学の現場からいいますと、今、京都大学に限らず、ほとんど全ての国立大学で、人が退職しても予算がないために後任を補充できないという事態が相次いでいます。そのため、例えばそれまで四十人でやっていたところが一人減り二人減り三十五人で運営す
○参考人(駒込武君) こんにちは。駒込と申します。よろしくお願いします。 本日は、参議院文教科学委員会において意見陳述の機会を与えられましたことを心より感謝申し上げます。 私は、教育学、教育史を専攻しております。本日は、現場で研究、教育に携わる一教員としての立場から、国立大学のガバナンス体制をめぐる問題に絞って意見を述べさせていただきます。 お手元に資料があるかと思いますが、その一ページ目の下の図を御覧ください。この図は文部
○委員長(太田房江君) 国立大学法人法の一部を改正する法律案を議題といたします。 本日は、本案の審査のため、三名の参考人から御意見を伺います。 御出席いただいております参考人は、国立大学法人金沢大学長山崎光悦さん、国立大学法人東京工業大学監事(常勤)・国立大学法人等監事協議会会長小倉康嗣さん及び国立大学法人京都大学教授駒込武さんでございます。 この際、参考人の皆様に一言御挨拶を申し上げます。 本日は、御多忙のところ御出席