高原明生 に関する国会発言

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2017-04-19 高原明生 国際経済・外交に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) 歴史の昔の方なら中国でもかなり自由にできるようになってきているんですね。実際、近代史については相当日本の研究者と中国の研究者が交流をやっています。ただ、日中歴史共同研究の際もそうだったんですが、結局、戦後の部分は発表できなかったんですね。私が書いた原稿はみんな没になって、戦後のところは。やっぱり共産党にすると、自分たちが中心になって出てくるのは余り書いてほしくないんですね。それを国民に知られたくないというところが

2017-04-19 高原明生 国際経済・外交に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) 理想的にはそういう方向、教科書ができればいいんですが、今御指摘になったとおり、なかなか、中国では政治、社会の雰囲気、韓国では社会の雰囲気の中で、学者が必ずしも中立、客観的にそういうものから自由に教科書執筆できるかというと、なかなかできないのが実際だと思います。ですけれども、私自身も日中歴史共同研究のメンバーだったんですけれども、専門家同士でまずは敏感な問題、例えば尖閣の問題にしても靖国神社にしましても、歴史家同士

2017-04-19 高原明生 国際経済・外交に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) 特に安全保障の問題につきましては、日本とアメリカが一緒になって東アジアの安定のために公共財として日米同盟を使うという、そういうことでここ二十年やってまいりました。その枠からなかなか日本が外れるのは現状では難しいわけですしね。今、経済等の面では日米でも摩擦があるわけだし、日中も日中だけでいろいろやっているわけですから、この安全保障問題について、日本が加わった日米中の三国間の戦略対話というのをやるのがいいんじゃないか

2017-04-19 高原明生 国際経済・外交に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) 二〇一四年十一月の安倍・習第一回首脳会談で、安倍首相が四点について話し合っていきたいというふうに言いました。その前提として、二十一世紀の日中関係をあなたと私で話し合っていきたいというふうにおっしゃったんですけれども、一点目が国民の相互理解を何とかしなきゃと、それから二点目は経済交流の深化ということで、三点目が東シナ海における協力、そして四点目が東アジアの安全保障秩序をこれからどうしていくか、このラインを言い続けて

2017-04-19 高原明生 国際経済・外交に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) 私も相当危機感を持っています。よく根拠もなくこういう言い方をするんですが、あと二十年戦争なく平和を保てることができれば恐らくは大丈夫だろうと。二十年たてば中国人も変わり、中国も変わっているんじゃないかと思うんですが、そこまでどうやってしのぐのか、そこについて本当に心配しています。  ですので、双方に問題があるわけですけれども、やっぱり中国を研究している立場からすると、中国は早く言わばポスト近代的な価値観が広がる

2017-04-19 高原明生 国際経済・外交に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) まさにおっしゃるとおり、こういう乱暴な時代、荒々しい時代になってきて、大国との関係というのがとても前以上に重要になってきているというのは御指摘のとおりだと思うんですね。私たちの周りの大国、今御指摘になった三つの国との関係が大事だというのは、全くそのとおりだと思います。  短く言いますと、おっしゃったことに私は全面的に賛成です。ただ、先ほどフクシマ先生がおっしゃいましたけど、やっぱり体制の問題というのはあるんです

2017-04-19 高原明生 国際経済・外交に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) おっしゃるとおり、方向としては、日本も中国も戦争を避け、ルールを守り、そして共存共栄、共生していくというその理想を分かち合う、これがもちろん目標だと思います。日本では戦争は絶対悪の平和教育が行われている、そういう状況ですが、残念ながら中国では戦争は絶対悪ではありません。平和教育も行われておりません。行われているのは愛国主義教育で、自分たちが弱かったから戦争で攻め込まれてこんなに大きな被害を受けた。それはそれで事実

2017-04-19 高原明生 国際経済・外交に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) 十月かどうかはまだ発表されていないんですが、恐らくその頃に開かれるだろうということであります。おっしゃったとおり、習近平体制にとっては非常に重要なポイントで、もしかしたら中国政治の歴史的な流れにとっても重要なものになるかもしれません。  私はポスト毛沢東時代の終えんかもしれないという言い方をしているんですが、要するに、毛沢東の個人崇拝、一人への権力の集中、それが文革の悲劇を生んだという反省の下に、トウ小平を中心

2017-04-19 高原明生 国際経済・外交に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) 学校に交流のための部屋がないんですよね、普通。日本の学校に行きますと、教室はあります。しかし、会議室というのは、子供が使う会議室ってないですよね。そこから問題があるんじゃないかと。ほかの知らない人と交流するということが日本の教育体系の中には組み込まれていない、それが大事なことだとは思われていないんですよね。なので、学校間交流とか、最初は同じ学校の中の学級間交流でもいいのかもしれないんですが、何かそういうイベントを

2017-04-19 高原明生 国際経済・外交に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) 広報についてですが、私は二点申し上げたいと思います。  一つは、もちろん外務省は一生懸命やっていて大変頭が下がりますが、いかんせんくるくるポストも替わりますし、プロフェッショナルというわけではありませんよね、広報の。広報、教育もそうですけれども、やっぱり情熱とテクニックと両方要るんですよね。なので、私はプロに任せるといいますか、プロをもっと活用する。プロって誰かということになりますと、決して電通ではなくて、やっ

2017-04-19 高原明生 国際経済・外交に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) 私も、先ほど申しましたとおり、中国の国力をどうみんなで活用するのかというのが大事な発想だと思いますので、そういう点から考えましても、AIIBが私たちから見ても非常にいい方向に発展している。そこには世銀、IMF、ADB、アジア開発銀行の協力等もあるわけですし、日本の協力もありますね、それは大変結構だと。それは、ある意味で非常に中国にとっていいラーニングプロセスといいますか、やはり国際基準に従って、国際的なルールにの

2017-04-19 高原明生 国際経済・外交に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) ありがとうございます。  そして、おっしゃるとおり、一方で、安全保障、いわゆる国防政策、防衛政策としてやる部分と、それから外交でもって安全保障環境を改善する部分と、両方やらなきゃならないというのはまさに御指摘のとおりだというふうに思います。  外交でできることですけれども、先ほど申しましたように、一つはいわゆる公論外交、これをもっと力を入れてやってもらえないかというふうに思います。対話をするといっても、中国側

2017-04-19 高原明生 国際経済・外交に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) まず、ホームステイですが、確かに先生方が中国に行ってホームステイするのも大事ですね。あと、中国の若者が来たら是非泊めてあげてください。

2017-04-19 高原明生 国際経済・外交に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) なかなか政府レベルでやるのは難しいというか、敏感な問題なので微妙な部分があります。しかし、例えば地方自治体の交流であるとか、NGO、NPOの交流であるとか、あるいは学生、研究者たちの交流であるとか、そういったレベルであれば問題は小さいので、そこで例えば日中台、韓国、香港も入れてもいいですけれども、そうした枠組みの下に定期的な交流をするというのは大変有効なやり方ではないかと思うんです。  しかし、今、台湾では新政

2017-04-19 高原明生 国際経済・外交に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) 御質問をありがとうございます。  今、中国だけではなくて、例えばクリミア、ウクライナに出ていったロシア、それから、実はもう少し遡れば中東におけるアメリカの振る舞い、特に単独行動主義をブッシュ政権が唱えたときの、そういうことで、やはり冷戦構造が崩れた後、大国が国際法を無視して力を使うという、そういう非常に我々からすればよろしくない傾向が顕著になっているという状況があると思います。なおかつ、ブレグジットなりトランピ

2017-04-19 高原明生 国際経済・外交に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) 私の母国語は日本語ですので、もし話が分かりにくくても言い訳の言いようがありません。その場合は、どうぞ後でたくさん御質問をなさってください。  今の前のお二人の先生方のお話の中心はアメリカあるいは日米関係ということでしたけれども、私自身は中国のことを研究していますので、中国、日中関係ということがお話の中心になります。  今、東アジアの平和を脅かす要因というのが大きくなっている、多くの人が不安を感じ始めている、そ

2017-04-19 鴻池祥肇 国際経済・外交に関する調査会 参議院

○会長(鴻池祥肇君) 国際経済・外交に関する調査を議題といたします。  本日は、「アジア太平洋における平和の実現、地域協力及び日本外交の在り方」のうち、「信頼醸成と永続的平和の実現に向けた取組と課題」に関し、「日中、日米関係」について参考人からの御意見をお伺いした後、質疑を行います。  本日は、明治大学政治経済学部教授伊藤剛参考人、米国先端政策研究所上級研究員グレン・S・フクシマ参考人及び東京大学大学院法学政治学研究科教授高原明生

2005-02-16 高原明生 国際問題に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) まず、統計なんかは中国はやっぱりかなりまだ信頼できないんですよね。それはやっぱり途上国なんですよ、まだまだ。ですから、私たちの常識とかなり違うところがあります。それは統計もそうですし、それから日本は法治国家ですから、あらゆることは法律にのっとって行政でしたら行われるわけですけれども、そういうこともないので、御存じと思いますけれども、日本の地方公共団体なんかに視察に来るとみんなびっくりするわけですよね、ここまできち

2005-02-16 高原明生 国際問題に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) 大石先生のように本当に大きな度量を持って中国を見ることができる、あるいは中国人と付き合うことができる、そういう人が昔は多かったと思うんですね。そういう余裕というものが日本人の間に減ってきてはいないかというのは今私心配していることで、これは中国側も事情は同じなんですけれども、どうも私の見るところ、ちょっと乱暴な議論をしますと、お互いに相手に対するコンプレックスを持っている人が多いんじゃないかと。つまり、優越意識と劣

2005-02-16 高原明生 国際問題に関する調査会 参議院

○参考人(高原明生君) 十億の人口を持つ国ということで申しますと、インドがやっぱり大きいですよね。中国は、インドの政治体制、最近よく研究するようになりましたね。やっぱり非常に気になると思います。インドの人口が中国より多くなった日には、さっきのような言い訳はもう言えなくなってしまうわけですからね。  面白いのは、中国でも全然民主化に向けた動きがないかというとそうではありませんで、御存じかもしれませんが、農村において村長さんを選挙するとい