科学技術委員会
○上坪参考人 今御質問にございましたように、世界で第三世代の大型放射光施設といたしましては、フランスのグルノーブルにヨーロッパ連合の十二カ国が出資してつくっておりますESRF、それからアメリカのシカゴ郊外にございますアルゴンヌ国立研究所内のAPS、それから今私どもが播磨に建設しておりますSPring8もございますが、ESRF、APSとも、ESRFにつきましてはヨーロッパ各国の共同利用施設、それからAPSにつきましてはアメリカそれからカナ
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発言数 23件
初発言日: 1987-07-30 / 最新発言日: 1994-06-03 / 1 ページ目 / 全体 2ページ
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○上坪参考人 今御質問にございましたように、世界で第三世代の大型放射光施設といたしましては、フランスのグルノーブルにヨーロッパ連合の十二カ国が出資してつくっておりますESRF、それからアメリカのシカゴ郊外にございますアルゴンヌ国立研究所内のAPS、それから今私どもが播磨に建設しておりますSPring8もございますが、ESRF、APSとも、ESRFにつきましてはヨーロッパ各国の共同利用施設、それからAPSにつきましてはアメリカそれからカナ
○上坪参考人 今の、物質の研究をいたしますときに一番重要なことは、放射光はほとんど波としての性格を使っている場合が多いわけでございます。 一例を申し上げますと、波と波が、山と山とが重なりますと強め合い、それから山と谷が重なりますと、二つの波が走っていまして、片側が山でこちら側が谷に来ますと、波が消えてしまいます。こういった現象を使って材料の研究をするということが放射光の利用のかなり大きなものになっております。そういうわけでございまし
○上坪参考人 今お話がございましたように、ESRFにつきましては、ヨーロッパ各国が主体でございますが、それ以外に、日本、ロシア、そういった国々の方たちにも共用していただくように運営されることになっております。 それから、アメリカにつきましても、あそこは一つ一つのビームラインにCAT、一つの特定のグループが中心になって運営をする体制をとっておりますが、そこにも、アメリカ国内だけではなくて、例えば日本の研究者が参加することも、プロポーザ
○上坪参考人 我が国につきましては、高エネルギー物理学研究所の方にも産業界の研究者が参加しておりまして、産業界のビームラインにつきましては、高エネルギー物理学研究所のフォトンファクトリーの方に一定の料金を払って使っているというふうに承っております。 それから、諸外国につきましては、例えばヨーロッパの施設でございますと、一般に成果が公表される場合につきましては使用料は払わないというのが原則というふうに聞いております。アメリカにつきまし
○上坪参考人 まだ運営経費については事務当局の方でいろいろな積算をしておりまして、額が完全に固まったわけではございませんが、私どもの今までの経験から申し上げますと、一般に総予算額の一五%あるいは二〇%ぐらいの運営経費がかかるのではないかというふうに思っております。事実、私どもの事務局の方で試算いたして、非常に概算でございますと年間百五十億くらいの運転経費がかかるのではないかというふうに試算されております。 それから、このSPring
○上坪参考人 昨年五月にSPring8利用者懇談会というのが発足いたしまして、この四月現在で約八百六十名のメンバーが参加しておりますが、これの出資機関別の統計をとりますと、大学の国公立、私立大学の先生が六〇%、それから国公立研究機関の研究者が一八%、そして民間の研究者が二二%という統計になっております。 それから、ちょっと補足いたしますと、分野別でいきますと、素材、材料関係の研究者が約四〇%、生命科学、それから薬学、医薬品関係の研究
○上坪参考人 おっしゃるとおり、シンクロトロンの中でも出ております。
○上坪参考人 そこはちょっと違っておりまして、原子の周りになりますと、実は原子核の周りの電子はエネルギーの準位というのが決まっておりまして、座席が決まっておるようなものでございます。そこで、準位が決まっておりますところで、下の方のエネルギーのところに電子が詰まっておりますと、その上を回っております電子は光を出して下に行くことができませんので、永久に回り続けて光を出しません。
○上坪参考人 いろいろな意味で影響することはございます。 特に、放射光が入りまして原子核の周りを回っ ております電子にぶつかりますと、その電子はエネルギーを受け取りまして、励起いたします。大抵の場合、それが外に飛び出すようなことがございまして、放射光の場合はそういった飛び出しました電子をつかまえるというのも一つの重要な研究手段だろうと思います。 それからもう一つは、放射光が周りの電子に一たんつかまりまして、それからまたもとに戻
○上坪参考人 まず、その御質問にお答えする前に、SPring8がアメリカのAPS、ESRFに比べてどういう点がすぐれているかということを申し上げますと、一つは、今御指摘いただきましたようにエネルギーが高いということでございまして、これはどういうことかと申しますと、より波長の短い光を取り出すことができるということでございます。 それからもう一つは、SPring8の大きな特徴は、光の強さがAPSやESRFに比べまして非常に強い、大体光の
○参考人(上坪宏道君) 理化学研究所サイクロトロン研究室の上坪でございます。 本日は、参議院の科学技術特別委員会におきまして、放射光技術に関する件につきまして意見を述べさしていただくことを大変光栄に存じております。 私の話のまとめはお手元に資料として配付さしていただいておりますが、これに基づきまして御説明をさしていただきます。説明の便宜上、まことに申しわけございませんが、オーバーヘッド等を使わしていただきまして御説明さしていただ
○参考人(上坪宏道君) ただいまの御質問にお答えいたしますが、その前に、高良先生のお話に関連して、環境に対するいろいろな影響の問題をちょっと補足させていただきます。 御質問にございました資料8の絵でございますけれども、ここに先ほど申しました電子線型加速器がございまして、これでまず電子を十五億電子ボルトまで加速しましたものをこちら側に入れて、さらに八十億まで入れて持ってまいります。 ところが、これが予定どおりに私たちが考えているよう
○参考人(上坪宏道君) では私の方からお答えさせていただきます。 昨年科学技術庁の中にできました大型放射光施設整備連絡協議会では、今お話のございましたように六GeVクラスということで検討が進められてまいりました。そのベースにございましたのは、先ほど来お話がございましたように、少なくとも原子番号でいきますとモリブデン、鉄、ニオブ、その辺のものまでが十分調べられるようなものというようなことで進められてまいったわけです。ところがそれより以
○参考人(上坪宏道君) 今私ども電気代とかその他、これも加速器を年に何時間動かすかによって大分違ってまいりますが、大体百数十億円という金額を考えております。 それから第二の……
○参考人(上坪宏道君) お答えいたします。 先ほど一番最初の後藤先生か高杉先生の方からの御質問にあったと思っておりますが、現在のところは加速器と建物、それから先ほど申しました当初の十数本の測定装置を含めて約一千億の予算が出ております。ただ、これは現在のエスティメーションでございまして、私どもが加速器をつくる場合に一番頭の痛い問題はインフレーションの問題でございます。アメリカとかヨーロッパではフィスカルイヤー、いついつの値段というのを
○参考人(上坪宏道君) 私よりもいろいろな点で御経験の深い先生方を前に非常に恐縮なのですが、ただ私どもが現在、理化学研究所と日本原子力研究所が共同チームをつくってRアンドDと設計を始めましたときに、非常に気を使って議論し、今後もそうしたいと思っていることを申し上げたいと思うのですが、一番大事なことは、加速器チームに関しましては、両研究所の者が一体になって、変な言い方ですけれども、同じかまの飯を食べながら常時議論をしてやっていくということ
○参考人(上坪宏道君) ただいまの御質問ですが、一つは線型加速器の長さの問題でございますけれども、高エネルギー研は、これが二十五億電子ボルト。高エネルギー研の放射光の場合は、線型加速器から蓄積リングの方に直接入れるようになっておりまして、そのために蓄積リングのエネルギーとこの線型加速器のエネルギーが同じになっておりまして約二十五億電子ボルト。今回の場合それよりエネルギーが低いために実際短くなっておりまして、私どもは今のところ二百メートル
○上坪参考人 理化学研究所の上坪でございます。本日ここでお話をさせていただく機会を得まして、どうもありがとうございました。 お手元に資料をお配りいたしてございますので、それに基づきまして私のお話をさせていただきたいと思います。私のお話は、光科学技術の基本になります事項につきましてまず簡単に御説明申し上げまして、続きまして、その最も基盤的な装置でありますシンクロトロン放射光の施設について御説明いたし、最後に、それを使いました新しい科学
○上坪参考人 初めの問題でございますが、今私が御説明申し上げまして、日本の研究者が検討しております世界の最先端を行くような放射光の施設と申しますと、これは先ほども御説明申し上げましたようにエックス線の方に重点を置いた装置でございますけれども、この部分にかかわりますものは大きさが大体直径三百メートルから三百五十メートルぐらいを考えておりまして、これに必要な建設費は建物と装置で大体六百ないし七百億円、それから、その周りにつけますいろいろな測
○上坪参考人 今の自由電子レーザーに関しましては、一番のネックは、やはり自由電子レーザーに発振させるに必要な電子ビームのきちっとしたものがないということがネックになっておりまして、黒田参考人のお話以外にも、原子力研究所でも自由電子レーザーの研究を始めたいというプロポーザルを検討中とお聞きしております。 いずれにいたしましても、シンクロトロンないしは電子ライナックで電子ビームの強度の強い電子、高いエネルギーの電子が必要なのでございまし