経済・産業委員会
○参考人(中島篤之助君) 御紹介いただきました中島でございます。 それでは、座って御説明させていただきます。 最初に、お手元に二つの資料を配付させていただきました。 一つは、もう皆様よく御存じの資料でございますが、これはきょう、原本はINSAGレポートというものであります。これはIAEAのセーフティーシリーズのナンバー75、INSAG3というものでありまして、原子力発電所のベーシック・セーフティー・プリンシプルと題するものの
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発言数 163件
初発言日: 1957-09-20 / 最新発言日: 1999-12-07 / 1 ページ目 / 全体 9ページ
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○参考人(中島篤之助君) 御紹介いただきました中島でございます。 それでは、座って御説明させていただきます。 最初に、お手元に二つの資料を配付させていただきました。 一つは、もう皆様よく御存じの資料でございますが、これはきょう、原本はINSAGレポートというものであります。これはIAEAのセーフティーシリーズのナンバー75、INSAG3というものでありまして、原子力発電所のベーシック・セーフティー・プリンシプルと題するものの
○参考人(中島篤之助君) 今度の事故に関連いたしまして、規制と推進の分離でありますが、昔の行政懇談会の報告を読み直してみると大変興味があるんですが、実は有沢先生が日本の政治では行政委員会はなじまないんだということを大変強く主張されました。だからNRCのようなものはできないということなんです。私はその理由がどうしてもわからないんですが、つまりそのときの政府から一定の距離を置いていないと、例えば原子力というのは核兵器に転用されるおそれがある
○参考人(中島篤之助君) 今の質問、過去の例から考えますと、いろんな事故の後に例えば原子力発電所に通産省からあるいは科学技術庁から役人が常駐するようになる。ところが、それが余り専門家でなくて、一番初期のころはお米の監査をやっていた方がそこへ行ったというような例も実際にあったわけです。それから、福島で東電のポンプの事故がありました。そのときも、正月だったから、検査官はお役所の習慣に従って四日まではお休みだというようなことがあるわけです。で
○参考人(中島篤之助君) 現在、私は、原子力委員会が設けました原子力政策円卓会議のモデレーターというのをやっておりまして、そのモデレーターの一人が茅陽一さんでありまして、茅陽一さんがこの総合エネルギー調査会の会長もやっておるということで、実は今いろんな議論をしているわけですけれども、その中の中心テーマは、総合的な日本のエネルギーの中での原子力の位置づけということがメーンテーマになって議論されているわけです。これは、例えば原子力は反対だと
○参考人(中島篤之助君) これは誤信号となぜ誤認したのかというのは私にはわかりませんけれども、しかし、とにかく那珂研究所というのは核融合の研究所であるわけです。核融合の研究といいますのは、もし核融合、臨界プラズマでもそうですけれども、HとDの反応が起これば十四ミリオンエレクトロンボルト、MeVといいますけれども、それの中性子が発生するわけです。ですから、日本で一番感度のいい中性子測定装置を備えた研究所である。これが東海村にあったというの
○参考人(中島篤之助君) 私、さっきちょっと申し上げましたが、安全委員会のもとにつくられましたが、報告書、「緊急提言・中間報告」というものの中にこのことが全然書いてないんですね。ですから、これは例えばケメニー委員会なんかだったら、一番先にどうしてこれがわからなかったかという経緯が、恐らく証人をたくさん呼んで宣誓させて、なぜこういう判断をしたのかということは逐一追跡されると思うんですよ。そういう調査をしなきゃいけないんじゃないでしょうか、
○参考人(中島篤之助君) そうです。
○参考人(中島篤之助君) 私は、ホイッスルブロアなんということをやろうと思って論文を書いたわけではないんです。 ただ、当時、原子力発電所がたくさんできてくるということについて安全問題が心配だということで、武谷三男さんを中心に、私と藤本陽一さん、それから亡くなられましたけれども小野周さんとの四人が幹事になりまして原子力安全問題研究会というのをつくっておりました。そこでいろいろやったこと、やって話し合ったことを各人がそれぞれ論文にして「
○参考人(中島篤之助君) このMTBAというのは安全工学で主張される非常に重要な、むしろ理論値というよりも経験則なんです。ボイラーの場合にそうだということは、これは私が申し上げたのではなくて、私の学術会議の同僚だった石谷清幹先生がボイラー協会のデータからそういうことを言っている。ですから、日本には私どもの家庭にもあるようなボイラーを含めてたくさんのボイラーがあるわけですが、それを平均しますと、つまり八千年ももつボイラーというのはないわけ
○参考人(中島篤之助君) ジェー・シー・オー事故に限って言いますと、東海村の村長さんが避難勧告をした三百五十メートルの範囲というのは、本来無人であるべきだったと思うんです。 ですから、周辺、これ原子力発電所の場合も日本の法律は数値が書いてないんですけれども、一応原子力安全委員会等の内規では、たしか六百メートルから八百メーターをエバキュエーション、つまり無人地帯にする、従業員を除いて、そういうことになっていますが、加工施設についてはど
○参考人(中島篤之助君) それは、例えばチェルノブイリの場合に一番大きな被曝をした人は消防士なんですね。今度のジェー・シー・オーの事故でも、倒れている三人の人を救出した人はやっぱり被曝せざるを得ないわけです、そこら辺に中性子がまだありましたから。 ですから、私さっき申しましたように、地方で原子力事故が起きて一番まず、例えば原子力発電所をつくるときも消防、これは例えば事業者がそれぞれ事故が起きた場合は自分のところで消防を持つわけですが
○中島参考人 これは、詳しくお話ししますと非常に時間がかかります。それで、この高レベル廃棄物の問題というのは、私のお配りしました資料に国際学術連合が持ち出した問題がありまして、実は一番難しい問題は、技術的な問題もありますけれども、一つは社会的な需要といいますか、例えば処分場をつくった場合にそれが社会的に受け入れられるかどうかだということが一番問題なんだということが今までの経験からわかっているわけです。 しかし、その前に技術的な問題で
○中島参考人 これも非常に大きな問題でありますけれども、まず最初の方から申しますと、ウラン濃縮ですね。これは、実は我が国では旭化成が中心になりまして、化学分離法、つまり、イオン交換樹脂を使ってウランを濃縮する方法を成功させております。ところが、どういうわけか、これは原子力学会賞をもらったきりで研究中止という事態になってしまっております。それはどうしてなのか、私は非常に不思議に思っておるのであちこちにそういうことを書いているわけですが、ま
○中島参考人 中島でございます。 最初に、資料として二つ、皆さんのお手元に行っているかと思います。これは、どちらも古文書に属するような古い話になってしまうので恐縮なんですけれども、一つは、八四年の十二月ですから、今からもう十五年前に、エコノミストという毎日新聞社で出しております雑誌に私が発表したものであります。ここでは、「放射性廃棄物は暫定貯蔵を考えよ」という題になっております。これは、私がつけた題ではなくて、エコノミストの編集者が
○中島参考人 私が申しました安全性に対する懸念というのは、申し上げたとおりでありまして、いわゆる今までのプール貯蔵とかキャスク貯蔵とかで余り大きな問題が起こっていないということは私も認めます。ただし、輸送の問題がある。それから、それがどこにできるのかが明確じゃありませんけれども、もし仮に日本に何カ所もそういう貯蔵所がつくられるとすると、この輸送問題が非常に大きな問題になるだろうということを申し上げたわけであります。 もう一つは、これ
○中島参考人 問題は、一つは、ウランの需給がどうかということですが、現在、数十年はウランの需給が逼迫する状況にはないと私は考えております。 そういう点から考えますと、プルサーマルというのは、確かに多少ウラン資源の節約にはなりますけれども、コストが大分高くつく、少なくとも今までの方法の二倍ぐらいにはなるはずでありますから、経済的にいえば決してプラスのものではない。それより前に、原子燃料サイクル全体の状況の中で中間貯蔵をどう位置づけるか
○中島参考人 私は余り賛成できないと思っておるわけであります。 法案によりますと、定型的な部分は民間に任す、つまり、ルーチンになっているようなチェックとかは民間に任せてもいいのじゃないかと。 これは、現在の保障措置の体系がどういうものであるかということをお話ししないと大変ですが、二つあるわけですね。国内の保障措置とIAEAの査察を待つ保障措置、両方があります。それで、国内の保障措置の基本は計量管理であります。つまり、核物質がどの
○中島参考人 その意味で私申し上げたのですけれども、「ふげん」をやめるというのはコストという理由からやめたのですね。ですけれども、実は実績からいうと、日本の国産動力炉でありまして、しかもMOXを燃やす点では一番大きな実績を上げている。集中燃焼をすればプルサーマルで幾つかやるよりも私は効率はいいと思います。仮に新しくつくったとしても七、八百億円でできるわけであります。ただし、規模をふやしてコストをということを言わなければ、余分のプルトニウ
○中島参考人 プルトニウムを消滅させるのは、ほかの炉型を考えれば可能だと思います。例えば、トリウムの溶融塩炉を使うというような方法は既に提案されておりますし、現在の軽水炉でもトリウム燃料を使ったりした形でプルトニウムをだんだん減らしていくということは不可能ではないと思います。
○中島参考人 私は、直接処分が日本のとるべき道だということを申し上げたのではないのです。ただ、現在までの我が国の、例えば再処理についての現状、技術開発の現状が大変前途遼遠の感じがするわけです。 例えば、先ほど私は、ピューレックスという方法がそれほどコストを下げる見込みはないだろうと申し上げました。それでは、そのほかの弗化物による再処理法であるとか、そのほかの乾式再処理法なんかが研究が十分されていないのが残念ながら現状である。これは、