国土・環境委員会
○参考人(中西準子君) 中西でございます。 私は、環境庁のPRTR技術検討会の検討委員を務め、なおまた化学品審議会の委員を務めております。今回、このPRTRの法案について意見を述べさせていただきたいと思います。政府の提出しました法案をPRTR法案というふうに呼ばせていただきます。 私は、この政府の出しましたPRTR法案は、一九七三年に制定されました化審法と並ぶ画期的な化学物質管理のための法律だと考えています。化審法は、強い毒性を
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発言数 22件
初発言日: 1978-03-22 / 最新発言日: 1999-06-10 / 1 ページ目 / 全体 2ページ
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○参考人(中西準子君) 中西でございます。 私は、環境庁のPRTR技術検討会の検討委員を務め、なおまた化学品審議会の委員を務めております。今回、このPRTRの法案について意見を述べさせていただきたいと思います。政府の提出しました法案をPRTR法案というふうに呼ばせていただきます。 私は、この政府の出しましたPRTR法案は、一九七三年に制定されました化審法と並ぶ画期的な化学物質管理のための法律だと考えています。化審法は、強い毒性を
○参考人(中西準子君) お答えいたします。 私は、PRTR法案のもとでどういう物質を対象にすべきかということと、それを対象にしたときに一体どういう方法があればみんながリスクというものを感じ取って、あるいは比較することができて、これはやめた方がいいとかあるいは我慢すべきだというようなことが考えられるかという、その二点についてお話をしたいと思うんです。 一つは、例えば危ないという話がありますが、それが人間に何かを起こすということが疑
○参考人(中西準子君) 実は、私どもの研究室ではそういう非点源も含めた排出量の推定ということをやっております。対象としては川崎市などを対象にいたしましてそういうことをやっております。今回は、一つはもちろん、できるだけそういう生産とか排出とかいう情報について情報をきちっと集めるということですけれども、やはりそれだけでは本当の排出源を押さえることはできないと思います。 私どもが非常に強調しておりますのは、やはり環境測定データから排出源に
○参考人(中西準子君) お答えします。 クリーナープロダクションと申しますのは、基本的に費用が安く、エネルギーを割合使わないで環境対策をやるという生産技術です。したがって、こういう技術を獲得していきますと国際競争力もついて非常にビジネスとして強くなると思います。現に、一九七〇年代から日本で行われました環境対策のかなりの部分がこのCPというクリーナープロダクションで行われております。 そして、世界に例がないほどクリーナープロダクシ
○参考人(中西準子君) 先ほど私が申しましたことにちょっと注釈を申させていただきます。 先ほど、私が環境ホルモンというものを法律の中に特別に取り上げるということについては心配しているということを申し上げましたが、環境ホルモンの中である程度毒性がはっきりしてきているものを通常の意味の一という項目の中に入れていくということについては賛成でございます。ただ、環境ホルモンとして何かわからないものを全部一括してそういう形で取り上げるということ
○参考人(中西準子君) ベルギーの事件が、実は本当はどの汚染のレベルかというのが今まだわからない状態でございます。そういう意味で言うと、ベルギーが本当に汚染で問題なのか、あるいはやはりこれもダイオキシンというハザードの幻影におびえた挙動なのかということは実はよくわかっておりません。 しかし、一応これが非常にリスクがあるということで考えますと、やはりダイオキシンのように不純物として入ってきてしまう、あるいは非意図的に出てきてしまうとい
○参考人(中西準子君) 多くの皆さんが不安に思っていることについて、できるだけ早く情報を出すということは非常に重要なことだと思います。 今多くの皆さんが不安に思っていることは、環境ホルモンというものが生殖作用に影響があるんじゃないか、子供に影響があるんじゃないか、免疫能力に影響があるんじゃないかというようなことであって、決して量ではないと思うんです。PRTRで量が出たからといって、それが全く影響がないかどうかわからないもので、一体何
○参考人(中西準子君) どういう条件があれば、CPという技術が促進されるのかということについての御質問についてお答えしたいと思います。 それは、やはり企業が行ったことについて多くの人が認めるということがあります。それから、CPは基本的には割合経済的なシステムなので、企業にとっても有利なものであるということが言えます。それからもう一つは、CPというのは、やはり企業がやったことをみんながわかるということ、それからCPの経済性とかそういう
○参考人(中西準子君) 細かいことはあれですが、ヨーロッパから出発したこのPRTRとアメリカから出発したPRTRは非常に性格が違っております。 アメリカでは知る権利ということで、どちらかというと自分たちの身の安全ということに重きが置かれています。しかし、ヨーロッパでは基本的に地球環境ということで、最初は国単位のデータを出していく、それからだんだん個別のデータというふうになっていったと思います。それぞれの国の事情があるというふうに思っ
○参考人(中西準子君) このPRTR法案が制定されまして実行されていくときに一番私が重要だと思っていることは、先ほども申し上げましたが、一つはいかにCPというクリーナープロダクションを推進するかということであり、第二はやたら情報公開による被害がないような形で、情報公開というのはすばらしいんだよということをみんなが認識されて、そして今たくさん情報公開されない環境情報があるわけですから、そういうものがどんどん情報公開されていく機運をつくり出
○参考人(中西準子君) 政府案に基本的に賛成します。 しかし、それを施行していくに当たっては、先ほど来申し上げていますように、幾つかの留意点があるかと思います。何よりも私は、やはりリスク評価ができる体制をみんなで構築しなければならないと思います。リスク評価ができなければリスクコミュニケーションはあり得ないわけですから、そういう意味で私どもも含めてそういう体制をつくる、そして国とかNPOの努力でそういうことをやっていかなければならない
○参考人(中西準子君) お答えいたします。 工場排水の問題は、一応混合処理の問題は解決されたとして、その後に残る下水道の問題は何かという御質問についてお答えをしていきたいというふうに思います。 まず最初に、私どもは家庭下水だけの処理場ということに限って言えば、やはり下水道をつくらねばならないという立場でありまして、下水道をつくって家庭下水を処理していくという立場を貫いております。それで、私はよく知っていただきたいんですが、全国の
○参考人(中西準子君) お答えいたします。 私どもは、工場排水の分類ということをやっております。それは、こういう工場排水を下水道へ受け入れるという観点から、どういうふうに分類をし、それぞれの性質の工場排水についてそれをどうすればいいのか、あるいはなぜこの工場排水を下水道へ入れてはならないのかというような分類というものをやっております。そして、工場排水を入れたら非常に害になる物質と、それからわりあい処理できる物質と、それからあとは何も
○参考人(中西準子君) お答えいたします。沓脱先生の御質問は非常に重要なことであるというふうに思うんですけれども、一応事態を非常にきちんと分けて議論をしないと誤解を招く点があると思うので、その点についてきちっと分けて議論をさせていただきたいと思います。なぜならば、私どもが東京都とか横浜市などとこの工場排水の問題を議論している中で、既設のものがもう管を外せない外せないというふうに言いながら、新しくつくるところでどんどん工場排水を入れている
○参考人(中西準子君) お答えします。 農地還元のことについては、私どもは下水処理場の汚泥を徹底的にきれいにすることによって農地還元をしていきたいということを申し上げました。そのことは、午前中の新見参考人の言っている土壌還元方式というのとは、水処理そのものを土壌でやっていくという方式とは、やはり基本的に違っていると思います。いまの粕谷先生の御質問は、その新見方式についての評価ということで問われているというふうに考えますので、そのこと
○参考人(中西準子君) そういうことです。
○参考人(中西準子君) お答えいたします。 まず第一に、汚泥が重金属で汚れていくという実態ですね、それから農地還元できないような汚泥ができるという実態は、現在、一〇〇%基準が守られたとしてもそういう事態を免れることはできない、これが第一点です。たとえば、クロムについて二ppmという基準が、現在工場が下水道に入れるときの基準です。もしも二ppmですべての企業が放流したとしますと、工場排水が半分くらい入っているとしますと、下水処理場の中
○参考人(中西準子君) お答えいたします。 霞ケ浦については、私どもは水質の調査を六年にわたって続けてきておりまして、それに基づきまして、霞ケ浦湖北流域下水道計画というものが非常に大きな問題点があるということで、意見書を茨城県当局に提出しております。その内容について、簡単にお話をしたいというふうに思います。 霞ケ浦の湖北流域下水道計画の特徴は、いま矢田部先生がおっしゃいましたように、燐についての三次処理をするという点です。それは
○参考人(中西準子君) 中西です。 環境対策として、現在進められている下水道が、どういう問題点を持っているのかということについてお話をしたいと思います。 すでに、いま有元さんの方から述べられておりますように、環境対策としての下水道の持っている最大の問題点は、工場排水と家庭下水との混合処理を原則として現在の下水道の建設が進められているという点にあるというふうに思います。いま、大阪とか東京とか、そういうすでに下水道のある区域で、工場
○参考人(中西準子君) お答えいたします。 規模のメリットについて建設省が費用関数を出しておりまして、規模が大きくなればなるほど維持管理費も建設費も安くなると、割り安になると、そういう式をつくりまして、その式に従うと大規模の処理場が経済的であるということを建設省が言っているわけです。この費用関数の問題に入る前に、そういうような建設省の出している費用関数を使っても、たとえばある区域で四カ所の処理場をつくるというのと十五カ所の処理場をつ