予算委員会公聴会
○公述人(丸尾直美君) 医療における人間的な面、それから先ほど言いましたアメニティーの面、これはますます重要になることはもちろんです。そういう面にどれくらいお金を使うかということは、ある程度国民の選択もありますから一概には言えませんけれども、日本の場合、確かに効率的に医療をやっているということは言えると思います。 国民所得に対する比率は割に少なくて、高齢化比率も欧米並みになって、それで平均寿命などは非常に長くなっている。ですから今後
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発言数 141件
初発言日: 1973-02-23 / 最新発言日: 1997-03-17 / 1 ページ目 / 全体 8ページ
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○公述人(丸尾直美君) 医療における人間的な面、それから先ほど言いましたアメニティーの面、これはますます重要になることはもちろんです。そういう面にどれくらいお金を使うかということは、ある程度国民の選択もありますから一概には言えませんけれども、日本の場合、確かに効率的に医療をやっているということは言えると思います。 国民所得に対する比率は割に少なくて、高齢化比率も欧米並みになって、それで平均寿命などは非常に長くなっている。ですから今後
○公述人(丸尾直美君) 意見を発表させていただきます機会をいただきまして、大変ありがたく思っております。私は、医療とか福祉の方面を中心に話すということでございますので、そういうことで一応レジュメを用意させていただきました。 まず、介護保険と医療の制度の改革といろいろ改革が出ておりますけれども、介護保険制度に関しましては、方向は私は基本的には賛成するものです。ここは若干かなり当たり前の注文がついているだけです。 要するに、介護保険
○公述人(丸尾直美君) 医療は質の問題、一つは技術的な質であります。一つは医療や福祉におけるアメニティーの問題があります。それから、今ありましたように情報の問題があります。いずれも医療がある程度充足された段階で重要になってくると思います。 アメニティーの問題に関しましては、やはり全体が上がると同時に、ある程度以上の部分に関しましては自己負担をしていくということも必要ではないかと思います。 それから、技術面におきましても、確かにア
○公述人(丸尾直美君) より医療費を節約せよということを強調しますと、どうしても医者一人当たりの患者は多くなりますし、介護をする人当たりの介護される人は多くなりますから、人間的な患者対医師、看護婦、それから介護される人対介護する人、その比率をある程度高めないとどうにもならないですね。 生産性という意味では、日本はお医者さんが一人一日診る患者の数はスウェーデンとかイギリスの人から見たら信じられないほどたくさん診ます。そういう点はそれで
○公述人(丸尾直美君) 本来ならば身近なところに、小学校区ぐらいに一つデイサービスセンターのようなものがあれば、そしてそれが単に特殊な人じゃなくて、日本の老人福祉センターに行くぐらいの人も含めて一般的に行けるようなところがあれば、病院に行かなくてもそういうところに行くわけですね。そういうものが不備であるし、そういうものがあっても何か特殊な場所に見られていますから、もうちょっとノーマライゼーションの発想で、ごく普通の楽しみを兼ねたそういう
○公述人(丸尾直美君) スウェーデンでは保育には導入していますけれども、まだ高齢者介護に関しましてはそれほど民営化等も進んでいませんし、導入されているというところを見たことはないわけです。ですから、保育に関してやっていますようなことから類推しまして、介護に関しましても高齢者介護についてもやれるのではないかと思います。日本でもベネッセコーポレーションとかいろいろなところが熱心に提唱していることは御承知のとおりです。 これはなぜいいかと
○公述人(丸尾直美君) 日下部先生は、私が随分高齢者福祉などについて教えていただいた先生ですけれども、大変光栄です。 やはり、最初にも言いましたように、縦割り行政と、もう一つは分権化を行われたいというのが基本であると思うんですね。それと料金体系、人間はどうしても自愛心の方が利他心より多いんですから、そういう人が普通に行動して病院に集中しないような経済システム、その二つが基本だと思いますね。 スウェーデンでは、エーデル改革という改
○公述人(丸尾直美君) 先ほども言いましたように、市場化、規制緩和の傾向は結構ですけれども、一つはそうでない場合がありますから、そこは市場に任せても問題が起きないようにするという先ほど言ったことが第一。 それから、この機会にちょっと、先ほど言いますのを忘れたものですから、もう一つ非常に重要なのは、欧米の新自由主義者、例えばサッチャーさんなどは新自由主義によって規制緩和などを言いますときには、他方で所得再分配は余り言わないけれども資産
○公述人(丸尾直美君) おっしゃるように、まず介護休暇制度、それから非常に弾力的に、夜帰ってくるまで預かる保育制度、この二つと、それから男性の意識が変わること、特に企業の経営者の。それから労働時間が短縮してフレキシブルになる、そういうふうなことがまず基本的に必要である。 それから、介護に関しまして子供の場合は、例えばスウェーデンの場合ですと、子供の介護に一人一年間六十日間の有給休暇があります。それが高齢者にも拡大された制度があります
○公述人(丸尾直美君) 先ほど医者に関しての情報が必要だというお話がありました。これが一つの方法で、情報が明らかになり、都市別等々で一人当たりの医療費がこんなに違うとか、さらに私のところの大学も一部言われましたけれども、例えば盲腸の手術がどこどこによってどんなに違うとか、そういうようないろいろなことがだんだんと公開されてきますと、それによって判断できる人はあります。しかし、なかなか自分で判断できない人の方がどちらかというと多いと思います
○公述人(丸尾直美君) 御承知のように、医療、福祉が主ですけれども、福祉・医療関係に関しましては制度的にはオンブズマン制度があります。これは、本人がいろいろ情報を得て問題点を指摘したり勧告したりする、あるいは新聞の投書欄とかあるいは直接の申し込みに対して改善を要求したりする、そういう大きなものです。 ただ、医療の内容についてはやることがまた違いますから、福祉に関しましてはいろいろな人がいます。例えば民生委員などもいますけれども、医療
○丸尾公述人 資料をお配りしてあるはずですけれども……。
○丸尾公述人 慶応大学の丸尾です。こういう機会をいただきまして、大変光栄に思っております。 資料にありますように、私の考えは、今回の税制改革全般についての評価と福祉ビジョン実現との関係の問題、それから国債発行、世代間分配に関する問題、三点に関しまして意見を述べさせていただきたいと思います。 まず第一に、今回の税制改革は、欧米諸国において、アメリカのレーガン政権下、イギリスのサッチャー政権下、スウェーデンの保守中道政権下等々で行わ
○丸尾公述人 所得税の二階建てですけれども、本来ならば税制改革と言えるような改革、先ほど言いましたように、福祉の関係の財源計画と財源、そして資産に対する政策、資産に対する政策として一つは資産の、先ほど言いましたように、課税の問題もありますけれども、他方、不公正を是正するための資産の低所得者の所有、それから資産の活用という、資産三政策のようなもの、そういったものと、さらに行政改革、そういったものをセットにして、本当に税制改革と言えるような
○丸尾公述人 御指摘のように、税は重くなっていきますし、どうしても所得税に対しては消費税の比重が高まっていく。これは、税の負担が重くなりますと勤労意欲への配慮が必要になりますから、そういう意味ではやむを得ないわけです。しかし、そのことによる分配上の不公正を調整するために、先ほどから申し上げましたように、福祉ビジョンをきちっと行うということと、資産三政策を行うということが重要だ。これをきちっとやれば、消費税率は上がっていきましても、全体と
○丸尾公述人 おはようございます。慶應大学の丸尾です。きょうはこういう機会を与えていただきまして、非常にありがたいと思っています。 早速ですけれども、年金の今回の改革案の主要点につきまして、私のコメントを述べさせていただきたいと思います。 今回の年金改正の第一の論点は、年金支給開始年齢を二〇〇一年から段階的に六十五歳まで引き上げるとの案ですが、人口高齢化と年金の成熟化等を考え、また高齢化の進んでいるスウェーデンのような国で年金支
○丸尾公述人 私の場合も、配慮というのは若干の時間をおくらせるということであります。
○丸尾公述人 日本の企業は国際的に、特に大企業は効率的なことで知られておりますけれども、どうも官庁になりますとそういう長所が生かされていないということで、私、今ちょっと関係しているところで、ある報告書に書いておりますけれども、官庁から民間への天下りはある、民間から官庁に天下りがあってもいいのではないか。スウェーデンではごく普通にやっていますね。年金管理のマネジャーなどは民間のすぐれたマネジャーを採用しているわけですね。そういうくらいの発
○丸尾公述人 どうも御質問ありがとうございました。 私の言いました動態的基準は、一つはおっしゃるように社会資本整備の問題ですけれども、もう一つは、基本的には、統計のグラフに示しましたように、実質的な現在価値で見た所得が今よりはるかに高くなるということでありまして、その方がより大事であります。しかし、社会資本及び個人資産も恐らく増加するであろうということを補足的につけ加えたわけでございます。 そしてその場合、将来の負担等々を計算す
○丸尾公述人 年金背番号というと印象が悪いですけれども、例えばスウェーデンでは社会ナンバーといっています。そしてそれは、そこの中に自分の生年月日等々が番号として入っていまして、そこで社会保障その他かなりの分野に関係する社会ナンバーを持っだということは、今おっしゃったように、ひとつの連帯意識を持つ上でも効果があると思います。 もちろんいろいろな計算上の、集計上の便宜がありますし、それから年金ポイント制などとも連動してやっていくことによ