丸尾直美 に関する国会発言

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1999-11-19 児玉健次 厚生委員会 衆議院

○児玉委員 現実をやはりしっかり見なきゃいけない。  五年前の審議のとき、いろいろ当時の会議録を拝見していて、非常に私が注目したのは、この委員会の公聴会で、慶応大学教授の丸尾直美氏御自身が、日本の企業のさまざまな活動をリードされる社会経済生産性本部、そこで多くの仕事をなさっていたという経験を披瀝されながら、そしてかつ六十五歳支給繰り延べに賛成であるとおっしゃりながら、こう述べられた。「支給開始年齢引き上げ以前に定年を年金支給開始年齢と

1997-03-17 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) 御承知のように、医療、福祉が主ですけれども、福祉・医療関係に関しましては制度的にはオンブズマン制度があります。これは、本人がいろいろ情報を得て問題点を指摘したり勧告したりする、あるいは新聞の投書欄とかあるいは直接の申し込みに対して改善を要求したりする、そういう大きなものです。  ただ、医療の内容についてはやることがまた違いますから、福祉に関しましてはいろいろな人がいます。例えば民生委員などもいますけれども、医療

1997-03-17 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) 先ほど医者に関しての情報が必要だというお話がありました。これが一つの方法で、情報が明らかになり、都市別等々で一人当たりの医療費がこんなに違うとか、さらに私のところの大学も一部言われましたけれども、例えば盲腸の手術がどこどこによってどんなに違うとか、そういうようないろいろなことがだんだんと公開されてきますと、それによって判断できる人はあります。しかし、なかなか自分で判断できない人の方がどちらかというと多いと思います

1997-03-17 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) おっしゃるように、まず介護休暇制度、それから非常に弾力的に、夜帰ってくるまで預かる保育制度、この二つと、それから男性の意識が変わること、特に企業の経営者の。それから労働時間が短縮してフレキシブルになる、そういうふうなことがまず基本的に必要である。  それから、介護に関しまして子供の場合は、例えばスウェーデンの場合ですと、子供の介護に一人一年間六十日間の有給休暇があります。それが高齢者にも拡大された制度があります

1997-03-17 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) 先ほども言いましたように、市場化、規制緩和の傾向は結構ですけれども、一つはそうでない場合がありますから、そこは市場に任せても問題が起きないようにするという先ほど言ったことが第一。  それから、この機会にちょっと、先ほど言いますのを忘れたものですから、もう一つ非常に重要なのは、欧米の新自由主義者、例えばサッチャーさんなどは新自由主義によって規制緩和などを言いますときには、他方で所得再分配は余り言わないけれども資産

1997-03-17 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) 日下部先生は、私が随分高齢者福祉などについて教えていただいた先生ですけれども、大変光栄です。  やはり、最初にも言いましたように、縦割り行政と、もう一つは分権化を行われたいというのが基本であると思うんですね。それと料金体系、人間はどうしても自愛心の方が利他心より多いんですから、そういう人が普通に行動して病院に集中しないような経済システム、その二つが基本だと思いますね。  スウェーデンでは、エーデル改革という改

1997-03-17 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) スウェーデンでは保育には導入していますけれども、まだ高齢者介護に関しましてはそれほど民営化等も進んでいませんし、導入されているというところを見たことはないわけです。ですから、保育に関してやっていますようなことから類推しまして、介護に関しましても高齢者介護についてもやれるのではないかと思います。日本でもベネッセコーポレーションとかいろいろなところが熱心に提唱していることは御承知のとおりです。  これはなぜいいかと

1997-03-17 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) 本来ならば身近なところに、小学校区ぐらいに一つデイサービスセンターのようなものがあれば、そしてそれが単に特殊な人じゃなくて、日本の老人福祉センターに行くぐらいの人も含めて一般的に行けるようなところがあれば、病院に行かなくてもそういうところに行くわけですね。そういうものが不備であるし、そういうものがあっても何か特殊な場所に見られていますから、もうちょっとノーマライゼーションの発想で、ごく普通の楽しみを兼ねたそういう

1997-03-17 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) より医療費を節約せよということを強調しますと、どうしても医者一人当たりの患者は多くなりますし、介護をする人当たりの介護される人は多くなりますから、人間的な患者対医師、看護婦、それから介護される人対介護する人、その比率をある程度高めないとどうにもならないですね。  生産性という意味では、日本はお医者さんが一人一日診る患者の数はスウェーデンとかイギリスの人から見たら信じられないほどたくさん診ます。そういう点はそれで

1997-03-17 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) 医療における人間的な面、それから先ほど言いましたアメニティーの面、これはますます重要になることはもちろんです。そういう面にどれくらいお金を使うかということは、ある程度国民の選択もありますから一概には言えませんけれども、日本の場合、確かに効率的に医療をやっているということは言えると思います。  国民所得に対する比率は割に少なくて、高齢化比率も欧米並みになって、それで平均寿命などは非常に長くなっている。ですから今後

1997-03-17 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) 医療は質の問題、一つは技術的な質であります。一つは医療や福祉におけるアメニティーの問題があります。それから、今ありましたように情報の問題があります。いずれも医療がある程度充足された段階で重要になってくると思います。  アメニティーの問題に関しましては、やはり全体が上がると同時に、ある程度以上の部分に関しましては自己負担をしていくということも必要ではないかと思います。  それから、技術面におきましても、確かにア

1997-03-17 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) 意見を発表させていただきます機会をいただきまして、大変ありがたく思っております。私は、医療とか福祉の方面を中心に話すということでございますので、そういうことで一応レジュメを用意させていただきました。  まず、介護保険と医療の制度の改革といろいろ改革が出ておりますけれども、介護保険制度に関しましては、方向は私は基本的には賛成するものです。ここは若干かなり当たり前の注文がついているだけです。  要するに、介護保険

1994-06-20 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) 先ほどもちょっと言いましたように、やはり基本は介護休暇の有給化、そして少なくとも一年はじっくり休めるという制度を早急につくることです。政府の今の二十一世紀福祉ビジョンの試算では、介護休暇のときたしか二五%ぐらい給付を想定していますけれども、やはりある程度保険化して、ある程度掛金を掛けてきた人にはもうちょっと、でき得れば傷病手当並みぐらいまでいくという方向まで検討する必要があると思いますね。  それからもう一つは

1994-06-20 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) 欧米の場合と日本の場合はちょっと事情が違いますけれども、御承知のように、北欧等では福祉は公的が中心であった。サービスハウジングも近年まではほとんど全部、老人ホームも大部分、九〇%以上が公的であったわけです。日本の場合には、サービスハウジング的なものに関しましては民間が先行しまして、最近になってやっと公的なのが少しつくられたという段階です。  そういうことを考えますと、スウェーデンの場合は、今もうちょっと民間を重

1994-06-20 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) 今も申しましたように、これからは三%を越せばいいということだと思います。特に一九九五年から生産年齢人口が減りますから、同じ生産性の伸び率でも成長率は自動的に下がりますから、それでいいと思います。そういう意味では、今後、成長推計をしたり計画を立てる場合には、三%台ぐらいでいいと思います。  今回の大蔵省の機械的試算は名目だからあれでいいかもしれないですけれども、実質で考えているとすればこれは過大であると思います。

1994-06-20 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) おっしゃるように、日本の場合、成長率にも段階がありまして、経済発展段階でもそうですね、一九七三年の石油ショックを機に、それまでの二十年間平均九ないし一〇%の実質成長であった経済がその後次のバブルまで大体四、五%と半分になりました。今度のバブルの崩壊後恐らく四、五%のまた半分ぐらいの成長率になると思います。そういう意味では、大蔵省の機械的試算が名目ではありましょうが五%の成長としているのはちょっと高いかなという感じ

1994-06-20 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) そのところはちょっと話したいと思っておりました。  私の「スウェーデンの経済と福祉」という本の中でも十項目ぐらい理由が挙げてあります。確かにスウェーデンはここ七、八年の間に出生率が非常に上がった。他方、女性の就業率は急速に上がって、一九六〇年ぐらいには日本と同じぐらいだったのが、今や八〇%台の女性の就業率になっているわけです。それにもかかわらず、一度下がった就業率の上昇とともに一度下がった出生率が回復してきて、

1994-06-20 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) マンパワーが福祉政策の一つの基本的な条件になると思います。  そして、おっしゃるように、今の十万人になるという数字ですと、高齢者の数が非常にふえますから高齢者当たりで見ますとそんなにたくさんふえてないんです。そういう点を考えますと、恐らく二〇〇〇年以後はもっとかなり必要になってくる。少なくとも二十万人ぐらいまでは将来は必要になるという見通しは正しいんじゃないかと思います。ただ、もちろんその場合の二十万人というの

1994-06-20 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) まさにこれから政府が非常に考えなくちゃいけないところだと思います。先ほども言いましたように、介護の費用をどう負担するのかほとんどはっきりしていない。  私の考えは、今おっしゃられましたように国によっていろいろ違いはありますけれども、結局は三つに分かれると思います。一つは公費負担をする。中心はやはり社会保険かなという気がします。社会保険、それに公費負担があって補助する。そして一部自己負担がある。この組み合わせであ

1994-06-20 丸尾直美 予算委員会公聴会 参議院

○公述人(丸尾直美君) 福祉と経済成長の関係につきまして歴史的に発展段階を非常に明確に御説明いただきまして、私もそういう関係は非常にあると思います。  それをもう少し単純化して言いますと、やはり貧しい段階では経済的に福祉を充実することができない。それがある程度豊かになってきて、日本ですと一九七〇年代に入って、韓国もそろそろそうなってきていますけれども、そうなってきますと貯蓄率も非常に高くなる。労働供給も潤沢にある。そういう段階ですと、