国土・環境委員会
○参考人(井上繁君) 都市計画法の一部を改正する法律案等三つの法律案に関しまして意見を述べさせていただきます。 お手元に極めて簡単なレジュメを用意いたしました。「中心市街地の空洞化と大型店」ということでまず初めに申し上げたいと思っております。 この問題を論議しますと、とかく大型店対中小小売店というような対立の図式で物を考えることが一般に多いようでございますけれども、私はそれはちょっと硬直的な見方ではないかと実は考えております。
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発言数 18件
初発言日: 1997-04-16 / 最新発言日: 1998-05-21 / 1 ページ目 / 全体 1ページ
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○参考人(井上繁君) 都市計画法の一部を改正する法律案等三つの法律案に関しまして意見を述べさせていただきます。 お手元に極めて簡単なレジュメを用意いたしました。「中心市街地の空洞化と大型店」ということでまず初めに申し上げたいと思っております。 この問題を論議しますと、とかく大型店対中小小売店というような対立の図式で物を考えることが一般に多いようでございますけれども、私はそれはちょっと硬直的な見方ではないかと実は考えております。
○参考人(井上繁君) パイが一定であるかどうかというのはなかなかこれは難しいところだと思います。確かに今の景気の情勢からいきますと購買力が落ち込んでおりますけれども、ただ日本はかなりたんす預金もあるわけでして、それをいかにして吐き出させるかという、これはやはりその時代時代あるいは消費者のマインドによって変わってくるべきものであろうと思っております。 それで、この商業機能の配置が中心市街地と郊外とどういうふうにあるべきかというのが今の
○参考人(井上繁君) 中心市街地の活性化は大変大事な問題だと考えております。 それで、いわゆるハード面だけではなくして、上野先生御指摘のようにそれをどうコーディネートしていくか、運営していくかという問題がある意味ではハード以上に大事ではないか。 そのためには、とにかく自分の仕事は忘れても、地域のため、商店街のために活性化に力を尽くそうというような、本当に気持ちの入った人材がどれほどその地域の中に出てくるか、この辺がやっぱり一つの
○参考人(井上繁君) 上野先生の御質問の第一点は、市町村に能力があるや否や、こういうことに関連したお話だったわけでございます。 私も現在の特に町村等の現状を見ておりますと、確かにそういう点で危惧しない面もないわけではないんですが、やはり自主的な市町村の合併というものも将来的には視野に入れなければいけないと考えております。 特に、自治体における専門職員をどう確保していくかという問題がございます。その場合に、地方自治法の改正で三、四
○参考人(井上繁君) モンペリエの話はそれに尽きるわけです。一般に、例えば日本の地方自治体が発行しておりますさまざまな広報誌ですとかパンフレット等を拝見する機会も多いわけですけれども、まだやはり日本の行政というのは基本的に集団主義というか、そういうことだと思うんです。ところが、欧米の公務員の場合には、配置がえが余りなくてずっと専門の職業としてやっているというような場合があります。これはねどちらがいいか悪いかというのはなかなか一概に言えな
○参考人(井上繁君) 流通の分野で昔からコバンザメ商法という言葉がございますけれども、要するに大型店の集客力などを利用して個店が生きていくという、それにはやはり大型店にはない専門性といいますか、そういうものを持たせることも必要だと思うわけでございます。それから、商店街自身も今の商店街のままでいいのかどうなのか。例えば、協業化であるとかあるいは品ぞろえ、そのほかやはり考えなければならない点は大いにあろうかと思うのでございます。 それよ
○参考人(井上繁君) 山崎先生のお話、承りました。 それで、やっぱり大事なことは、みずからがそこで頑張っていこうという自助努力の物の考え方ではないかと思っております。国の制度あるいは財源に頼るということはあくまでも従であって、主はやはりみずからの力をどう発揮していくかということではないかと考えております。 先生が今途中で御指摘になったように、新法から旧法に切りかえるときに、これは下手をすると、うまいやり方をしないと一種の混乱のよ
○参考人(井上繁君) 土地について、これは大事な問題なわけですけれども、私は実はこんなふうに思っているんです。 土地というものは寝かせておくものではない、やっぱりそれを活用しなければいけない、基本的にそう思うんです。ところが、今の例えば土地流動化の議論を聞いておりますと、土地というものは何か動かせばいい。動かすというのは有効活用するための一つの手段であって、それ自体は本来目的ではないと思うんです。ですから、私個人としては流動化という
○参考人(井上繁君) 一般的な世の中の感覚では、どうも最近公共事業そのものに対する不信感というものがかなり出ている。それは、ごく一部であり、残念なんですけれども、公共事業の談合の問題ですとか、あるいは公共事業の受発注をめぐってわいろのやりとりがあったとか、そういうようなことが日常的にかなり行われていることが報道されたりしているわけでございます。 一方では、予算に計上したがために、実際はニーズが少ないにもかかわらず仕事をするというよう
○参考人(井上繁君) 私に対する質問は二つあったように思います。 一つは自動車の都心への乗り入れの問題でございます。これは海外の例なども私かなり見ておりますけれども、いろんなやり方、いろんなケースがあると思います。ですからなかなか一概には言いにくいわけです。全面禁止にした場合に、やはり町の中で事業を営んでおられる方もおられますので、そういう方に支障があってもいけないということが一つあるわけでございます。 例えば、オランダなどでボ
○参考人(井上繁君) 今の牛嶋委員の御質問でございますけれども、私の申しました環境、それから人口構造変化への対応、安全、防災という問題は、いずれにしましても二者択一的な問題ではないと基本的に考えておりますので、牛嶋委員のお話しになりました中水道の問題に絞ってお話ししたいと思うんです。 私が申しました中水道というのは、主として便器の洗浄水ですとかあるいは洗車、あるいは庭の水まきとかそういう用途を考えておりまして、実際に手を洗うのは、こ
○参考人(井上繁君) 社会資本を整備する場合の住民参加の問題でございます。 例えば、都市計画道路などはかなり早くから決まっておりまして、専門の地図を見ればそういうことは出ているんですけれども、市民の人は案外そういうことを知らないことが多いですね。それで実際着工ということになって初めてそれを知ってトラブルが起こるというようなことも起こりがちでございまして、行政の方も積極的に日ごろからそういった状況を市民に伝えていくような努力をしていく
○参考人(井上繁君) 小山委員のおっしゃった方向について、私も基本的にそういうふうに考えております。 特に、今の日本の縦割り行政の中で、それを地方という視点で見ますと、大変むだが多い。さらに申しますと、地方といいますと都道府県と市町村と両方ございますけれども、私は基礎的自治体である市町村がやはり中心になる必要があろうというふうに基本的に考えております。 ただ、今の市町村の規模等から申しますと、一番小さいところで人口が二百人という
○参考人(井上繁君) 先ほど私が三つ申し上げましたことは、結論から言いますと順不同でございます。何か先に言ったものを重視しているとか、そういうことでは全くございませんので、この点だけはちょっと確認をしておきたいと思います。 それから、笹野理事のお話の中で、投資効率一辺倒ではいけないんではないかと、こういうことでございます。私もそのとおりだと考えております。 今までの日本の社会は効率だけで物を考えてきたと、そういうことを反省すべき
○参考人(井上繁君) 質問は二つございました。 一つは、地方への財源を強化する必要があるのだけれども、一体それは何が原因で進まないのかと、こういうことでございます。 結論から言いますと、国家公務員の方が余りにも責任を感じ過ぎているということではないでしょうか。言葉をかえて言えば、みずからの権益を守るということに力を入れ過ぎているということかもしれません。今、地方分権推進委員会で地方分権のいろいろな議論が行われております。それで、
○参考人(井上繁君) 質問が二つございました。 初めは都市計画に関連した問題でございます。これは私は理由は二つあろうかと思います。一つは、日本では土地の公共性というものの考え方が従来非常に薄かったということがあると思うんです。土地基本法にも、土地は公共財であるということが明記してあるんですけれども、どうも日本においては余りにもこの私権が大事にされ過ぎていたということが基本的にあろうかと思います。 それからもう一つは、政治のリーダ
○参考人(井上繁君) 結論から申しますと、国会議員の先生方がしっかりすることだというふうに思っております。 それはどういうことかと申しますと、国会議員の先生方が特定の利益団体の利益を代弁するとかそういうことではなくて、要するに予算をだれが編成するのかという問題に関連してくるんですね。今の仕組みは、ほとんどが官僚主導の中で国の予算が決まっている。もちろん政治的な折衝とか復活とか党段階での調整がいろいろございます。ございますけれども、見
○参考人(井上繁君) 大島理事の御質問は、公園のあり方という面でございます。 先ほど数字で公園のことを申し上げましたけれども、実際に住民が歩いていける範囲に整備されている公園の割合は、市街地では九四年度の数字ですけれども、五四%なんです、歩いていけるところに公園があるというのが。つまり、大きい公園がどかんと遠くにあっても余り意味がないんです。阪神大震災のときも、結局神戸というのは政令市の中では一人当たりの公園面積は一番広いことになっ