経済産業委員会
○参考人(佐藤一男君) 着席のままで失礼いたします。佐藤でございます。 まず、今回の法律改正の契機になりましたのは、これはもう御存じのとおり、東京電力の自主点検記録の不正などでございました。 自主点検の記録を改ざんしたり抹消したりするというのは、実はその後の保守管理の作業を著しく困難にしてしまう可能性がございますので、技術的にもどうも私、一介の技術屋としてはこれちょっと理解し難い行為なのでありますが、法令上は、これは必ず国に報告
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発言数 117件
初発言日: 1983-04-27 / 最新発言日: 2002-12-05 / 1 ページ目 / 全体 6ページ
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○参考人(佐藤一男君) 着席のままで失礼いたします。佐藤でございます。 まず、今回の法律改正の契機になりましたのは、これはもう御存じのとおり、東京電力の自主点検記録の不正などでございました。 自主点検の記録を改ざんしたり抹消したりするというのは、実はその後の保守管理の作業を著しく困難にしてしまう可能性がございますので、技術的にもどうも私、一介の技術屋としてはこれちょっと理解し難い行為なのでありますが、法令上は、これは必ず国に報告
○参考人(佐藤一男君) これ、安全に何がどの程度影響があるかというのは、大変難しい判断のところもございます。私、あるところで例に引いたんですが、原子炉の運転をする人が朝出掛けに奥さんとけんかしたということだって、それはもう気分むしゃくしゃして仕事をすると判断を誤ってしまうというような可能性だってないとは言えないんです。 ですから、私、よく申し上げるんですが、安全性に関係がないことなんていうのはありませんと。けれども、これはおのずと物
○参考人(佐藤一男君) 一つ一つ、実は、そのINESのこれ国際スケールと申しますが、当てはめて判断してはいなかったんでございますが、ざっと申し上げれば、いずれもレベルゼロという、ゼロマイナスというやつかもしれません、その程度でございます。
○参考人(佐藤一男君) これも私、直接ちゃんと計算したわけではございませんが、実はお尋ねの立地指針による判断基準では、周辺の公衆、これは距離がいろいろあるんですが、例えば全身に対して二百五十ミリシーベルト、甲状腺に対して例えば三シーベルトといったような数字が出ている。これはもう全然問題ございません。 そのほかに実は安全評価審査指針というのがございまして、そこではいわゆる設計基準事象としてこの冷却材喪失事故その他の事故が取り扱われてお
○参考人(佐藤一男君) これは、法令違反でないようなものについて国が停止を命令するというようなことは、これはできないものと私は理解しております。だからといって、もちろん事業者は好き勝手やってもいいということでは決してございません。 先ほども申しましたように、現在いろいろ言われております事例は、いずれも技術的にはさほどシリアスなものではないのでありますが、問題は、そういうものを引き起こした職場倫理という、技術倫理の退廃の方がむしろ問題
○参考人(佐藤一男君) 正に御指摘のとおりというふうに考えます。 これは原子力に限りませんで、すべての産業活動ないしは社会活動に共通した原則がございます。それは、そういう活動の安全確保の責任は事業者が全面的に負うというのが世界共通の大原則でございます。では国は何をするか。これは、規制当局は事業者が自らの責任をきちんと果たしているかどうかを監視し、監督し、指導し、時に矯正するというのが、これが規制でございます。 それで、我が国の原
○参考人(佐藤一男君) 全く実はたまたまでございましたが、昨日、保安院のこの申告の調査委員会というのが開かれまして、私、その調査委員会の委員長を務めておるところでございます。 これは、先生もただいま触れられましたように、特に原子力の世界でこういう申告制度というのは、これまで決してなじみの深かった、少なくとも日本ではなじみの深かった制度ではございませんでした。したがって、これをどういうふうに運用をしていけば最もその効果が上がるのかとい
○参考人(佐藤一男君) 私、必ずしも構造解析が専門でございませんので、今、先生の御指摘にどこまできちんとお答えできるか少々自信のないところもございますが、若干、門外漢ではございますが、一技術者としてこういう問題をどう見ておるかということをまず申し上げたいと思います。 現在、いわゆるASMEのコード、設計基準でございますが、こういうものが、これは日本だけではございませんで、世界的に非常に大きな影響を与えております。現在使われている、例
○参考人(佐藤一男君) これは誠におっしゃるとおりで、私、構造解析ではございませんが、若いころ解析の仕事を随分やらされたものでございます。 そういういわゆる解析屋として言わせていただきますと、解析というのはしょせん計算です、つまりは。ですから、実際にあるものを完璧に表現、再現するということはできません。ですから、そういうことも踏まえて、幾ら詳細に解析しても必ず何がしかの安全余裕をそこに入れておくというのがこれは工学の常識でございます
○参考人(佐藤一男君) これは大変に難しい御質問をいただきました。私もうまく答えられるかどうか分かりません。しかしながら、これは水素に限らず、将来何がエネルギーの主流になるべきか、あるいはなり得るかというのは随分慎重に考えなきゃならない。少なくとも、例えば、現在のところ、水素を使うといってもその水素を生産するためには別なエネルギーが必要なんです。そういうところをちゃんと解決していかないといけないということでございます。 ただ、申し上
○参考人(佐藤一男君) 今の先生の御質問の中で、まず保安院が申告隠しをしたという御指摘があった。これは私が知る限りそういう事実はございません。申告そのものは隠しておりません、私が知る限り。 それはともかくといたしまして、今、様々な御意見等の御紹介がございました。私それぞれにもっともだと思います。そういうことをこれからきちんとやっていかなきゃならない。 何より、私、冒頭に御指摘申し上げましたように、この問題の根底にあるのは本当に一
○参考人(佐藤一男君) 実は、先ほどちょっと例を挙げようかと思っていた例を、今、広野先生に出されてしまいました。 これは、自動車も新車というのは意外にトラブルが多いんです。ですから、新車をお買い求めになりますと、これディーラーやメーカーによって違いますが、例えば一か月後に無料で点検します、六か月後に無料で点検します、そこから先はというふうな、こういうことをやるわけです。これは、こういういろいろな設備や機械なんかの共通したある特徴がご
○参考人(佐藤一男君) 確かに現在、理工離れというようなことが言われております。ただ、私がそれでは学生だったころに理工系はどれだけもてはやされただろうというと、これは申し訳ないんですが、法学部の卒業生より工学部の卒業生の方が給料が安いというのはあちこちにありました、実は。必ずしも、例えば給料上げてやるよぐらいのだけではこういう問題というのは解決しないんじゃないかという気がいたします。 それよりは、やはり私、理工系に志す若い人たちにと
○佐藤参考人 この原子力安全委員会が設立されたのはもう二十年以上前のことでございますが、その趣旨というものは、行政に埋没することなく、行政と一線を画して国民の立場で安全性に目を配るということであったと私は理解しております。私の先輩も含めまして、歴代原子力安全委員は、その趣旨を実現すべく一生懸命努力をしてきたというふうに考えております。そういう意味では、私ども、独立した機関として行動しなければならない。これは常日ごろから、みずからそう言い
○佐藤参考人 ちょっと言葉が足りのうございました。推進機関でもあり、また規制行政機関でもある、こういう趣旨でございました。
○佐藤参考人 これは、確かに原子力安全委員会はいわゆる八条機関でございます。 ただ、原子力委員会及び原子力安全委員会設置法によりますと、原子力安全委員会というのは、聞かれたことに答える機関であるとは書いてございません。これは、みずから企画し、審議し、決定する機関であるというふうに位置づけられておりまして、私どもも可能な限りその趣旨を体すべく努力してきたつもりでございます。 もちろん、いろいろ至らぬ点は、それは省みればあろうかとは
○佐藤参考人 御指摘のとおり、例えば原子炉で申しますと、設置許可段階におきましては、行政庁の行った安全審査の結果について意見を求められ、これに安全委員会が意見を述べるということが法律上の手続として定められているわけであります。そのほかについては、手続として法律で定めるということには確かになってございませんけれども、少なくとも安全委員会がそれをすることを妨げるような規定はどこにもないと理解しております。 ただ、確かに御指摘のとおり、例
○佐藤参考人 許可以降の規制のあり方については、随時私どもとしても報告を求め、必要あればこれに対して意見を述べるということはやっておるところでございます。それから、報告がなきゃ何もできぬというようなことでは決してございませんで、一、二の例を挙げますと、例えば今原子力発電所ではアクシデントマネジメントという活動をやっておりますが、これは安全委員会のイニシアチブで始まったことであります。そのほかにも、調べればいろいろ例はあろうかと思いますけ
○佐藤参考人 いろいろ御指摘をいただきまして、これは私ども委員会に非常に御期待があるということかとも感じております。その御期待にこたえるべく一生懸命やらなければならないのは当然でありますが、これまでも私どもやってまいりました。 どういう制度であっても、いいところ、足りないところというのは必ず生ずる。それを我々の努力でどこまで埋めることができるのか、こういうことではないか。私ども今までやってまいりましたが、現行の制度のもとで、本当に原
○佐藤参考人 これは規制行政庁の通産省の方から、安全委員会にかなり詳細にわたっての御報告がございました。 問題は、高浜の三号機用の方、少しデータの一致数が多いものが一体ある。それについてはさまざまな統計解析等もしておりまして、一見多いけれども決して不自然ではないという説明も承ったわけであります。私ども、それをなるほどというふうに了承して、その点では私ども不明を恥ずるところであります。 それでは、こういう問題をどういうふうにこれか