安全保障特別委員会
○参考人(北村謙一君) 委員長、ありがとうございます。 北村でございます。 本論に入る前に、この問題に取り組むに当たっての私の基本的な態度を明確にしておきたいと思います。 わが国の防衛論議におきましては、とかく憲法問題が先に立ってあれもできないこれもできないと自衛隊の装備や行動に制約を課しておるのでありまするが、それで果たして国の防衛が成り立つのかどうかということが議論されない。また、日本にはできることとできないことがあると
日本の国会議事録 全文検索
発言数 41件
初発言日: 1983-04-11 / 最新発言日: 1983-04-11 / 1 ページ目 / 全体 3ページ
発言データをコピーしてAIに貼り付けると思想・価値観・主義主張などの分析ができます
※AIによる分析結果は必ずしも事実とは限りません。正確な判断はご自身でお決めください。
○参考人(北村謙一君) 委員長、ありがとうございます。 北村でございます。 本論に入る前に、この問題に取り組むに当たっての私の基本的な態度を明確にしておきたいと思います。 わが国の防衛論議におきましては、とかく憲法問題が先に立ってあれもできないこれもできないと自衛隊の装備や行動に制約を課しておるのでありまするが、それで果たして国の防衛が成り立つのかどうかということが議論されない。また、日本にはできることとできないことがあると
○参考人(北村謙一君) もちろん核戦争の可能性を全然否定するものじゃありませんが、大体において核の使用は米ソともにお互いが強く厳しく抑制するだろう。ただし、これは核のバランスが維持されるというのが前提であります。そうするならば、通常兵力で戦うならば、相当長期にわたって続くだろうというわけであります。
○参考人(北村謙一君) 私は、冒頭で申し上げましたように、順序が逆であると考えるのであります。海峡封鎖するからソ連との全面戦争になるのではなくして、ソ連との全面戦争、もちろんこれは日本だけではありません、西側と東側との全面戦争になるがゆえに海峡封鎖の必要が生ずるのであります。
○参考人(北村謙一君) 私は主として防衛方面をやっておりまして、情報調査関係は全然経験ございませんので、それに対してはお答えできません。
○参考人(北村謙一君) 特に、この機雷というものはどこに落とされたかわからぬという状況になりますというと、実際にその及ぼす効果よりも心理的な効果が非常に大きいと、それで相手の行動を大いに制約することができるわけであります。そういう特徴がございます。
○参考人(北村謙一君) 全く同感でございます。 実際に世界戦争になりますと、その事態はきわめて深刻で重大でありまして、仮にシーレーン防衛ができるにしても、あるいは国土の防衛ができるにしても、国民が受ける被害は非常に大きゅうございます。したがって、何としてもそれを未然に抑止しなければならない。いかにして抑止するかという問題でありますが、いままではもっぱらアメリカに依存しておりましたけれども、米ソ間の軍事バランスが崩れて、アメリカは独力
○参考人(北村謙一君) 現在の海上自衛隊の情報能力は不十分であります。
○参考人(北村謙一君) 現在の防衛力では十分ではないと思います。 たとえば海峡防備にいたしましても、従来は主として海上自衛隊が有事——潜水艦が通れないようにするんだということで考えておりましたが、私も申しましたように、ソ連としても、たとえば宗谷海峡はぜひ開いておきたい。とするならば、あらゆる努力を払って宗谷海峡を確保しようとするであろう。とするならば、われわれも海上自衛隊だけじゃなしに陸上及び航空自衛隊と一体となってやらなければなら
○参考人(北村謙一君) バックファイアに対する船舶の防衛の問題でございますが、バックファイアは小笠原列島の東の方からこの海域に侵入してくることもできますので、現状のままでは不十分であります。 この問題は、二つに分けられると思いますが、一つは護衛水上部隊自体の防空であります。これは海上自衛隊、逐次整備しつつあります。しかしながら、こちらがたとえば対空ミサイルを装備しましても、相手はそれよりもさらに射程の長い対艦船ミサイルを開発してそれ
○参考人(北村謙一君) 私も結論的には海原参考人と同意見であります。 現在のところは米ソの軍事バランスが崩れつつあるからアメリカはそれを回復しようとしておる。ところが、アメリカだけではできないから同盟国も一緒にやってくれというて日本に対して協力を求めておるわけでありますが、これがだんだん大きくなっていくとするならば、海原さんが言われましたように、当然国内的にも制約がある。同時にそういう状況においてはアメリカも恐らくソ連も際限なく軍備
○参考人(北村謙一君) 平和を維持するためには軍事バランスの維持と並行して平和外交を推進する必要があると思います。一つだけではだめであります。両者お互いに補完し合います。しかしながら、軍事というものは外交によって代替することはできないものであると私は考えております。
○参考人(北村謙一君) 私は現在のままでおるならば非常に危険だと思います。しかしながら日本人はそのような段階になってくると、恐らくみんなが日本の国をあくまでも守ろうというような気持ちになると私は確信しておるわけであります。もちろんそれに耐え得るためには、やはり破壊を局限するような努力が必要であると思います。それは、一つは防衛力の整備であり、もう一つはいわゆる民間防衛体制の整備、そういったことを並行的に進めていくのでなかったならばいけない
○参考人(北村謙一君) 私は核戦争を前提として申し上げたのではないのであります。 私も現在の核のバランスが維持されるならば、維持されるならばアメリカもソ連も核の使用は差し控えるだろうと思います。しかるがゆえに、核バランスの回復、維持をわれわれもアメリカに対して強く求め、同時に通常兵力によるところの防衛体制の整備を求めておるわけであります。私が申し上げましたのは非核通常戦争の場合のことであります。 それで私が申し上げたいことは、も
○参考人(北村謙一君) これはもう私も自衛隊を退職しまして十年になりますので、ひとつ防衛庁にお聞きいただきたいと思いますが。
○参考人(北村謙一君) 海原参考人の意見と同じであります。
○参考人(北村謙一君) まず最初に、いま海原参考人は有事シーレーンの防衛はできないと言われましたが、私はできると断言いたします、軍事的に。もちろん一〇〇%船舶の安全は確保することはできません。しかし、ゼロ%ということはないわけであります。ゼロと一〇〇との間、われわれはなるべくそれを大きくしていくと。それで、われわれは一つだけの方法によってシーレーンの安全を図るのではないわけです。幾つかの方法を並行的にやるわけでありますから。 ところ
○参考人(北村謙一君) 核戦争につきましては、さきも申し上げたとおりでございます。私は、この全面戦争が起こり得るかどうかということにつきましては、起こり得ると思うんであります。 その一つのケースは、たとえば中東方面であります。この情勢がどのように進展するか、それはわかりませんが、もし東西間の軍事バランスが崩れた状況においてソ連があの方面に進出してくる、もし中東の湾岸産油地帯がソ連の支配下にあれば西側同盟は崩壊するわけでありますから、
○参考人(北村謙一君) 軍事バランスが保たれておるか、あるいは崩れるかというこの評価はなかなかむずかしいと思うんであります。 ただ、核について言いますならば、戦略核について言えば、部分的な凸凹はありますけれども、大体現在のところは米ソはパリティであると、しかしながら、中距離核においてはソ連の方がはるかに優位である。しかるがゆえに、現在これは大きな問題になっておるわけであります。通常兵力につきましては全体的にソ連の方が優位でありますが
○参考人(北村謙一君) まず第一に、このシーレーンの防衛がとてもできないということを再び指摘されましたが、これ恐らく陸上の防衛、陸上の鉄道とか道路の守備、これを何百キロ、何千キロと長い間にわたって守ることはとてもできないから、海上においてはなおさらだろう、相手はもぐっておるというようなところから連想されるのかもしれませんが、ちょっとここで御説明する時間的な余裕もありませんが、しかしながら最近の潜水艦を捜索する兵器の性能は非常に伸びておる
○参考人(北村謙一君) 私は五六中業の期間内達成ができないような場合には日米関係は再び悪くなるだろうと思います。 いま財政上の限界のお話ありましたが、私は財政の問題は全然わかりません。素人でありますからわかりませんが、素人ながらも新聞で見ますというと、むだな経費が相当あるのではないかと。これを必要なものに限定すれば防衛庁が要求しているような予算は簡単に出てくるのではないかというような気がするわけであります。