経済・産業・雇用に関する調査会
○参考人(小野善康君) それでは、ただいま御紹介にあずかりました小野でございます。よろしくお願いいたします。 本日は、グローバル化と国際競争力というタイトルでお話しさせていただきたいと思います。 それで、この分野、実は私が呼んでいただいたのは、経済理論の立場からどのように考えたらいいかということで私の意見を聴いてくださるんだろうと思って伺ったんですが、この分野は本当に最近、国際金融の分野でも非常に進んでいる分野で、その意味では、
日本の国会議事録 全文検索
発言数 79件
初発言日: 1997-10-30 / 最新発言日: 2006-02-22 / 1 ページ目 / 全体 4ページ
発言データをコピーしてAIに貼り付けると思想・価値観・主義主張などの分析ができます
※AIによる分析結果は必ずしも事実とは限りません。正確な判断はご自身でお決めください。
○参考人(小野善康君) それでは、ただいま御紹介にあずかりました小野でございます。よろしくお願いいたします。 本日は、グローバル化と国際競争力というタイトルでお話しさせていただきたいと思います。 それで、この分野、実は私が呼んでいただいたのは、経済理論の立場からどのように考えたらいいかということで私の意見を聴いてくださるんだろうと思って伺ったんですが、この分野は本当に最近、国際金融の分野でも非常に進んでいる分野で、その意味では、
○参考人(小野善康君) 一番最初の御質問は、日本の資本市場がどうなのかということでしょうか。
○参考人(小野善康君) その御質問は非常に大きな質問で、それをどういうふうにお答えするかということなんですが、こういうふうにとらえ、例えば株式市場がバブル期なんかに比べてどんどん小さくなっていて、ようやく今だんだん戻りつつあるというような視点で、世界の資金がどうなるかというような、そういう視点でもし御質問をしてくださっているとすれば、私はどんどん良くなっていくと思います、実は。 それで、ちょっと今日の話とは外れるかもしれませんが、大
○参考人(小野善康君) 御質問ありがとうございます。 今のポイントであるリストラと不況ですね、それとの関係、国際経済のコンテクストでどうかということについてお答えしますけれども、リストラはどういう効果を導き出したかというと、先ほどお見せしたグラフでも明らかなんですが、円高をつくっているわけですね。それは簡単でありまして、リストラというのは結局少ない人数で効率良くつくるということですから、当然世界マーケットで同じ交換レートだったら勝っ
○参考人(小野善康君) まず、私に下さった質問についてお答えします。 それは資産と資本との関係についてですけれども、グローバル化で海外にどんどん投資できるようになるというお話をして、そのもうかるところに投資した方がいいじゃないかということを申し上げて、その点について格差が広がるんではないかという御懸念だったと思うんですが、その点についてお答えしますと、まず第一ですね、海外に投資するのは特別な人かといったら全くそうじゃないということを
○参考人(小野善康君) 企業よりも国民の生活というか需要側をということを申し上げて、その点について御質問をいただいたと思いますが、正確に御理解いただいていることはよく分かったんですが、一つ強調させていただきたいのは、企業は別に気にしないで家計だけ大事にしろと言っているわけじゃなくて、需要側を大切にすることが企業にとって非常にいいことなんだという、そういうニュアンスで申し上げたんですが、もちろん、そのように今御説明くださったんで、もう一度
○参考人(小野善康君) 私はこの点については専門ではないんですが、済みませんが、私の立場でお話しさせていただこうと思うんですけど、まず終身雇用についてですが、終身雇用というのは労働者保護になっているというふうに理解されていると思うんですけど、私は、既に雇われている人にとっての保護であって、雇われない人にとってみたら全く保護になってないと、つまり一種の既得権になっているという気がします。ですから、全員が働けるような社会になれば終身雇用でい
○参考人(小野善康君) このレジュメで書かしていただいたのは、何を申し上げたかったかというと、通貨が安くなるということは、その国の経済にとっては非常にいいんだということを先ほど申し上げたんで、そういう例が一杯あるものですから、典型的な例として中国があるんじゃないかと思って書かしていただいたわけです。 それで、中国について言うと、八〇年代の終わり、九〇年代の初めごろと今と比べたら、もう圧倒的に中国の経済は発展しているし、技術力も上がっ
○小野善康君 ただいま御紹介にあずかりました小野でございます。 十分間の時間をいただいて、考えていることをお話ししようと思います。 まず、今回の高速道路事業の民営化というものの背景というか考え方というのは、次のようなものだと思います。 それは、費用便益意識が本質的に非常に欠如している非効率な特殊法人が意味のない道路をどんどんつくった、特に最近、そういうことが多いというふうに言われている。それから、経営が非常に非効率であるので
○小野善康君 今おっしゃったことは、例えばサービスエリア、パーキングエリアにどういう業者が入るかとかいうことも関連があるんじゃないかと思いますけれども、その辺については、私の考えでは、民間の企業で十分だというか、かえってその方が効率がいいだろうと思います。 表に出ているのは、なるべく道路をつくるなとか、それから、今ある借金をどう返すかということが一番出ていますけれども、その中で、癒着とか天下りとか、それを避けるために構造を変えるんだ
○小野善康君 実は、具体的に個々の直轄道路がどこの路線であって、その経済的背景はどうであるかというのを存じ上げていないものですから、個々についてお答えするのは私の能力をはるかに超えているんですけれども、先ほど来申し上げておるように、第二名神のようなものが見直しの対象になるという結論が出てくるような、そういう評価の形式が背景にあるとすれば、それはやはり最初から考え直していただきたいというふうに思わざるを得ないということであります。 そ
○小野善康君 私はそもそもの基本の発想は、全く官から民へです。だから、先ほど、全く効率性の面から言うんだ、社会政策面で言っているわけではないということは申し上げたとおりです。 その上で道路の場合について言えば、道路というのは非常に特殊な製品で、つくるためには大変な費用がかかる、できたらあとは維持費だけである、そういうものなんですね。そういう製品について、今の官から民への背景となっている新古典派経済学という分野から見ても、そういう製品
○小野善康君 私は、今二眼レフ構想という言葉は非常に興味深く伺ったんですが、それのアナロジーで申し上げたら、複眼レフというか全眼レフというか、日本国じゅうということだと。 そうすると、日本国じゅう東京のようになった方がいいのかということをもしかしたら思われるかもしれないんですが、各地域で特色があっていいと思う。一方で、人がいっぱいいてそういう活力を望む地域がある、もう一方で、人は少ないけれども豊かな自然の中で暮らせる。 そういう
○小野善康君 私は、今回においても、それから著書等においても、私の立場として申し上げるべきことは、経済学的に見てどうであるかということをはっきり示すことだと自覚しております。 政治的なコストとして税金を取ることは、国民を説得しなければいけない、あるいは財務省への風当たりとか政権への風当たりとか、そういうことがあるんだということはもちろんあると思います。ですから、経済的にはこうである、しかし、皆さんどうでしょうかという説明が十分なされ
○小野善康君 これは、概念的に言うのはともかく、現実は大変難しい問題だと思うんですが、少なくとも、高速道路事業が黒字になる、そういうものでは絶対はかれないものだということは、先ほど申し述べたとおりです。 今おっしゃった、一時間以内ですべての国民がアクセスできるという基準も一つの基準になると思うんですが、非常に人口密度の低いようなところでそういうことでやると、やはりむだということも言えるかもしれない。 私は、今の御質問についてその
○小野善康君 まず、国民の財産であるということは、つまり、国が持っているということが効率性を落として、それで、民営化して民間の企業が持っていることが効率性を上げるというような感じで今の民営化委員会に関する議論が出ていると思うんですが、私は、効率性の部分から見ても、民営化してそのまま利潤をつけるというのが望ましくないということを先ほど申し上げました。それを論証しろと言われたらすぐにできますけれども、今はちょっとおいておきますが、道路はそう
○小野善康君 先ほどちょっと、政治的なことについて私は専門外であるので、感想しか述べることができないということを申し上げたんですが、そういうのを考えないで純粋に経済学的に言えば、税金で返せばいいと思います。一回で返すということはもちろん大変なことでしょうけれども、徐々に返していけばいいと思います。 その際、もちろん、国民に説明しなければいけないわけですね。その説明する際の資料、どのぐらい大変なのかということをまたあえて無視して申し上
○小野善康君 ここで申し上げた国の効率性というのは、人件費のことを主に頭に置いて書いております。 それで、国の効率性という意味では、現時点においては、人件費は、社会的に見たらもっと人を使った方がいいんだという状況なので、逆に残った部分をもっとどんどん進めればいいじゃないかと。景気は徐々に回復しつつあると私は思います。そうなった際に、さあみんなで動こうというときに全部そろっているということであれば、そのときは、せっかく皆さんが働いてい
○小野善康君 先ほど、初めの十分間でお話しさせていただいたことなんですが、公正という面、だれが負担しているかという面で料金を考えるのは私は間違いだと思うんですね。それをやるならば、ほかの税金や補助金方式もあるし、それから年金のような全然別のことで幾らでも調整ができる。高速道路料金を何かすることによって非常に公正になるという程度は非常に低いんじゃないかと思うんですね。だから、そこだけでそういう公正のことを考える意味は余りない。 しかし
○小野善康君 それについては、今まで申し上げたことと繰り返しが多くなると思うんですけれども、コストとベネフィットをしっかり考えて、ベネフィットのある方をつくることにしようというその態度、考え方は、私はそのとおりで、正しいと思うんです。問題は、多くの場合、人件費が大きな部分を占めるわけで、現在のような状況で人件費を入れるということは、余りというより、全く意味がないんじゃないかということをずっと続けて申し上げているわけです。 ですから、