科学技術委員会
○山野参考人 今、三点御指摘になりましたが、まず第一点の開発管理について申し上げますと、当事業団ではロケット、人工衛星の開発に当たりましては、確実にその成果が得られますように、開発の手順、手法、技術情報管理の面から次のような管理方式をとっております。 まず一つは、概念設計から製作までの開発作業を段階ごとに区切りまして、各段階の区切りごとに審査会でその成果の確認、評価を行うということ。第二に、開発の過程で信頼性、品質を確保しますために
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発言数 1,966件
初発言日: 1975-03-18 / 最新発言日: 1995-02-21 / 1 ページ目 / 全体 99ページ
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○山野参考人 今、三点御指摘になりましたが、まず第一点の開発管理について申し上げますと、当事業団ではロケット、人工衛星の開発に当たりましては、確実にその成果が得られますように、開発の手順、手法、技術情報管理の面から次のような管理方式をとっております。 まず一つは、概念設計から製作までの開発作業を段階ごとに区切りまして、各段階の区切りごとに審査会でその成果の確認、評価を行うということ。第二に、開発の過程で信頼性、品質を確保しますために
○山野参考人 おっしゃるとおりでございます。
○山野参考人 まず、答弁に先立ちまして、先般のきく六号の打ち上げに際しまして、その静止化に失敗をいたしまして、国民の皆様並びに諸先生方の御期待に背く結果となりまして、まことに申しわけなく存じております。この席をおかりして深くおわび申し上げます。 さて、ただいまの御質問でございますが、きく六号は、現在、楕円軌道を安定に周回しておるわけでございまして、バス系につきましての機能確認並びに新しい技術を開発しますための搭載機器につきましても、
○山野参考人 そうではございません。
○山野参考人 御質問の真空中における機器の模擬試験設備につきまして、現在宇宙開発事業団が持っておりますのは、十のマイナス七乗トール程度のスペースチャンバーを持っております。 これは世界的に見ましても、現在十のマイナス八乗ないしマイナス九乗というのが現状ではないかと存じますが、特別委員会の御指摘のあるような超高真空を模擬するといたしますと、十のマイナス十乗程度、できればそれ以上のものが必要かと存じます。これは技術的にも、経費的にも大変
○山野参考人 私ども事業団におきましても、今御指摘の部品の故障率及び計算方法を規定した基準文書に基づきまして、信頼度の予測を実施いたしております。今回のきく六号の開発完了時の信頼度の予測というのは、おのおのこうなっております。 まず、H-Ⅱロケットの打ち上げシステム全体の信頼度は、要求値九〇%に対しまして信頼度予測は九七・四四%でございました。それから、きく六号がロケットから分離されまして軌道に投入されました後で、ミッション期間であ
○山野参考人 現在、できるだけおっしゃいます方向で努力はいたしておりますが、私は、やはりそれに加えまして、A社もB社の過去のデータを利用できるような方法、それは生ではもちろんいけませんから、先ほど申し上げましたように、差し支えない範囲まで事業団の努力で標準化する、あるいは加工してそのデータを活用していただくというふうな方向もあわせ講じてやったらどうかなというふうに考えております。
○山野参考人 ただいま御指摘の信頼性の向上とコスト低減という問題は、おっしゃいますとおり二律背反の原則ではございますが、双方とも将来の宇宙開発を発展させるために達成しなければならない要求であると考えております。その際、私どもは、まず信頼性を保ちながらコストダウンを図るというのを基本姿勢にしたいと考えております。 個別具体的な例としまして、今御指摘のロケッ十分野のH-Ⅱについての考え方を申し上げますと、まずH-Ⅱは、その開発の初期の段
○山野参考人 今回のきく六号の契約方式でインテグレーター方式というのを採用したのは、衛星としては最初でございます。それは先生御指摘のとおりでございますが、実は若干歴史的な経緯もございまして、事業団が開発しました衛星は、初期のころはアメリカから導入した技術を使ったというものが主流でございまして、当時はプライム方式でやっておったわけでございます。その後、ブラックボックスで輸入した重要な機器部分に故障が頻発するということで、この部分を順次国産
○山野参考人 今御指摘の最後の部分は、インテグレーター支援会社がハードの製作はやるという位置づけになっております。
○山野参考人 今回のきく六号の失敗と申しますのは、二液式のアポジエンジンという構成要素に不具合があったわけでございますが、これを今後最大限に生かしますためには、この不具合のあった二液式の推薬弁だけではなくて、違う部分についても反省すべき時期ではないかというふうに考えております。これは前田先生の方の委員会の御報告でも、この辺の原因究明と対策に相当部分を割いてはおられますが、ごらんになりました第二部の方では、むしろ事業団の一般的な技術開発能
○山野参考人 不具合管理と申しますのは、御案内のとおり、品質管理の一環でございますが、現在、プロジェクトごとの不具合管理というものにつきましては、品質管理体制の中で不具合報告書という文書による処理を行っております。 これは、開発いたしますときに、適用図面あるいは仕様書等の要求に適合しない場合、あるいは機能的に疑わしい現象を示した場合には、軽微なもの以外はすべて製作メーカーから事業団の方に不具合報告書というものの提出を求めておりまして
○山野参考人 これは、軍事用のものは当然従来から公表されていませんので、全容を把握しておるわけではございませんが、これまでに公表されている資料によって調べた結果によりますと、アポジエンジンのふぐあいによって静止軌道に乗れなかった人工衛星と申しますのは、今回の私どものきく六号を含めて十四個ございます。 この十四個を国別で申しますと、米国が六個、我が国が三個、国際機関が三個、英国が一個、中国が一個でございます。 それから、この不具合
○山野参考人 現在このシステムに入っております情報と申しますのは、まず項目で申し上げますと、不具合報告書の番号、不具合を起こした物品の名称、発生の年月日、それから不具合発生の場所、不具合の現象の内容、さらに不具合の原因、それに対する是正処置、それからその是正の終了年月日、それから同種不具合の再発防止策、当然メーカー名が入りますが、そういったふうなものが項目として入っております。 この不具合情報の範囲としましては、一つは、ロケット、人
○山野参考人 まず、現状は、先ほど来語がございましたように、ロケット系、それから目的、これも先生御指摘のように全く違うわけでございまして、私どもは液体ロケットを中心にいたしまして実用分野の宇宙開発、それから宇宙科学研究所の方は固体ロケットを中心としまして宇宙科学専門にというふうに特化されておりまして、現在はおのおのがそういう形の中で非常にうまく目的を達成しておると思います。 ただ、そういう中にありましても、当然協力すべきところは協力
○山野参考人 宇宙開発事業団といたしまして、前回のきく六号の教訓をいかに次回のGMS-5の打ち上げに生かすかという点について、私どものいたしておる内容を御説明いたします。 私どもは、早速きく六号の教訓を生かすべく、三号のロケットと人工衛星双方につきまして総点検というものをいたしました。 まず、ロケットの方につきましては、これは二号機で、細かなものではありましてもいろいろな不具合がございましたので、これについて全部洗い直しをして点
○山野参考人 今御指摘の点につきましては、私どもも実験だから失敗はつきものとは夢にも思っておりません。やはり常に一〇〇%の成功を目指して努力をしていかなければならないと考えております。 それから、今回の教訓は二面ございまして、一つは、先ほど来御議論のありました技術的に開発能力をどう向上するかという問題、いま一つは、私ども役職員の責任感、モラルというものをいかに向上するか、この二面があろうかと存じます。
○政府委員(山野正登君) 原賠法を適用するに当たりまして、いまの認定の問題と申しますのは、もともと原賠法自身が民事の問題でございまして、被害を受けた方と加害者、つまり原子力事業者との間の話し合いによって決着をつけられるべき問題、それで決着がつかない場合には最後は裁判に持ち込まれるという性格のものではございますけれども、しかし当事者同士が認定をするについて、先生御指摘のように、低レベル放射線の場合等は相当因果関係の立証等がむずかしいわけで
○政府委員(山野正登君) まず、輸送の問題が原賠法の対象となるかどうかという点について御答弁申し上げますが、原賠法は、先生御指摘のように、原子炉の運転等により生じた原子力損害の賠償について決めた法律でございますので、結論から申し上げまして、輸送中に生じた原子力損害というのはすべて対象になるということでございまして、原子炉の運転等ということの定義の中に、原子炉の運転、加工、再処理あるいは核燃料物質の使用、並びにこれらに付随する核燃料物質ま
○政府委員(山野正登君) わが国の原子力損害賠償制度を諸外国の制度と比べてみますと、幾つかの原則につきましてほぼ諸外国並みの制度になっておるというふうに考えております。 すなわち、まず無過失責任の点でございますが、これは英国、西独、フランスといったふうなところが同様に採用しておるわけでございます。 また賠償責任の集中という点につきましても、英国、フランス、西独といったふうな国々が同じような制度をとっておりますし、米国では、賠償責