本会議
○国務大臣(岡崎勝男君) 御質問について順次お答えいたします。 第一は、軍艦の性質の問題でありますが、勿論我々は憲法上自衛権を放棄しておるものでありませんからして、相手国が侵略をして来た場合、自衛権を行使することは勿論できるのでありまして、従つて相手側の軍艦が攻撃した場合でも、政治的問題は別として、法理上から言いますれば、我が艦船が自衛権を行使することはでき得るのであります。で、その場合国際法上の軍艦としては一定の要件を必要といたし
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発言数 1,158件
初発言日: 1952-12-25 / 最新発言日: 1954-12-06 / 1 ページ目 / 全体 58ページ
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○国務大臣(岡崎勝男君) 御質問について順次お答えいたします。 第一は、軍艦の性質の問題でありますが、勿論我々は憲法上自衛権を放棄しておるものでありませんからして、相手国が侵略をして来た場合、自衛権を行使することは勿論できるのでありまして、従つて相手側の軍艦が攻撃した場合でも、政治的問題は別として、法理上から言いますれば、我が艦船が自衛権を行使することはでき得るのであります。で、その場合国際法上の軍艦としては一定の要件を必要といたし
○国務大臣(岡崎勝男君) リンク制が、今通産大臣からお話がありましたように、一種の輸出補助のような形になりますると、これは多少問題があるのでありまして、お話のガツトに加入する等の場合に、ガツトの趣旨からいつて多少問題になり得る可能性はあるのであります。併し、今お話がありました通り、輸入リンク制、殊に砂糖につきましてはすでにやめるという方針にきまつておりまするから、この点では十分各国の理解を得ることと考えております。(拍手) 〔政
○国務大臣(岡崎勝男君) 只今通商航海条約の適用がある国は御指摘のように十一カ国であります。併し今交渉中のものはチリー、ペルー、ドミニカ、スペイン、オーストラリア、ノールウエー、セイロン、イタリア、ユーゴスロビアなど各国があるわけでございます。かなり早い速度でこの交渉は進行中でございますので、更に相当の国と通商航海条約が成立になると考えております。 それからガット加入の問題に関連いたしまして、通商条約がまだできておりません国に対しま
○国務大臣(岡崎勝男君) お話の通りでありまして、文化交流につきましては、インド、セイロン、パキスタン、ビルマ、タイその他インドネシヤ等とも話合をいたしております。これは学者の交換、学生の交換、それから双方の特殊な文化の紹介、殊に最近では日本の映画が非常にインド或いは香港、シンガポール、ビルマ等でも行われる傾向になつておりますので、映画を通じての日本の紹介も考えております。これに対して先方でも先方の映画を日本に輸入するようにという要請が
○国務大臣(岡崎勝男君) 私はその話合いのことは存じません。新聞で見たことは記憶があります。併し恐らくその時分にはイギリスと日本との間の支払協定がかなり順調に実施せられまして、ポンド圏の輸出入の傾向が非常に好転して参りました。又だんだんこの日本の緊縮政策の結果でありますか、大蔵大臣が言われるようにほかの方面の輸出も非常に伸びて来ましたので、恐らくそういうことが、何か心配して話合おうというようなことが仮にあつたとしても、実際にはそれは実現
○国務大臣(岡崎勝男君) これは先般この委員会で午後でありましたか、通産大臣から御説明がありました。総理がアメリカを訪問して、通産大臣も同時におられたのでありますが、そのときに勿論援助も必要であるが貿易の伸長はなお一層必要であるという意味で特にドル貿易の輸入超過の傾向を指摘いたしまして、アメリカの日本から輸出し得るような品物の関税を下げるようにということをかなり強調して申したのであります。その結果、アメリカ側としても協議をいたそうという
○国務大臣(岡崎勝男君) 今のお話ですが、私はやはり何といいましても台湾が今の状態で中共の線に入るということは日本としては望ましくないと考えております。将来中共と自由諸国との間の調整ができればこれは別でありますが、そこでSEATOのマニラの会議以来のアメリカの態度であると思いますが、今回のやり方は、私はむしろ暫定的にも平和が維持される方法じやないかと思つて、むしろ歓迎しておるのです。つまり向うにも行かないが、こつちにも来ないでくれという
○国務大臣(岡崎勝男君) これはまだ正確な数字とは到底申されないのでありますが、我々が先般コロンボ・プランに加入するときに、各国で今までやつておる点を見ましてそれによつて日本がどの程度できるかということは大体推算、非常なラフな推算はできないことはないのであります。それからエカフエのやつておること、ポイント・フオアーで考えておること等を大体頭に入れまして、それから最近のビルマとの賠償交渉によつて経済協力的な面が相当ある。これも実際的の問題
○国務大臣(岡崎勝男君) 具体的にはまだそこまで話合つておりませんが、成るべくは国際機構で行きたいというのは、これはもう前からの趣旨であります。国際機構の中の一員としてやりたい。コロンボ・プランなどもその意味で入る、方向はその通りであります。
○国務大臣(岡崎勝男君) 私は共産国家との間の貿易の統制、ココムといいますか、こういう点についてはソ連圏と中共を分けるという意味はない。少くとも日本にとつては甚だ迷惑な分け方と考えております。というのはソ連圏から中共に物が行かないとは誰も保証できない。中共だけを制限するということは日本に対する制限にひとしい。ソ連圏を別とするということは、日本は手は届かんが、ヨーロツパの諸国は手が届くということになりますが、これはココムの考え方を若しやる
○国務大臣(岡崎勝男君) 賠償の問題でありますが、二億の基礎は何か。これは正確な基礎数字というものはありません。ありませんが、我々は大体フイリピンとの話合いが四億、二十年ということになつておりまして、それから計算して、大体それと均衡を得るような程度というので話合いをして、実はもう少し少い点で均衡を得たいと思つたのでありますが、結局これで話合いがついたということであります。で、この間においてアメリカ側と相談したりしたということは一度もあり
○国務大臣(岡崎勝男君) 今おつしやる意味がはつきり私にはわかりませんが、何か証左があるとおつしやつているのはちよつとわかりませんが、併し原則と言いますか、方針として、我々はイギリスとの間に非常にいい関係を打立てたいと思つて努力しております。イギリスにはいろいろの誤解がありまして、殊にシンガポール等における俘虜の待遇についての問題が著しい障害になつております。それから又陶磁器のデザインを模倣したとか、或いは綿糸布のデザインを模倣したとか
○国務大臣(岡崎勝男君) そういう事実は私はないと思います。少くとも私は全然聞いておりません。ただ総理なども外遊の際に言われまして、ときどきそういう言葉は出ますが、日本とイギリスは昔から非常に仲が好かつた。殊に日英同盟などがあつたときは非常に緊密な関係があつた。ああいう仲の好い関係を再び取戻とたいという趣旨の発言はいろいろの人からありたと思います。
○国務大臣(岡崎勝男君) お断りいたしておきますが、日英同盟を復活したいというようなことの申入れは一つもありませんで、あの当時のような友好的な雰囲気を作りたいという趣旨のことでありますから、その点は誤解ないようにお願いいたしたいと思います。そこでお尋ねのガツトの問題でありますが、これは先般もイギリスの議員団が多数参られてこの問題についても話をいたしました。要するにこういうことであるように私は考えております。これはいいこと悪いことは別とし
○国務大臣(岡崎勝男君) これは私もそのわけはよく存じません。日本はとにかく初めからこれが武力による相互援助を伴うものであれば我々は憲法の規定からいつても入れないであろうということは初めからはつきりしておりましたが、ほかの国に対しての話合いの事情は私はよく存じません。併し差当り考えられますことは、これはSEATOと申しますか、サウス・イースト・エーシア、東南アジアとこう普通呼んでおります地域は、実は日本、台湾、朝鮮等は外国では東南アジア
○国務大臣(岡崎勝男君) コロンボ・プランの諸国には勧誘をしたようでありまするが、これはパキスタン以外は参加しなかつたのでありまして、これはおのおの事情があつて参加しなかつたのだろうと思いますが、将来参加できるような門戸を開いて、できるだけこれを加入させたいという希望のようであります。NEATOと言いますか、東北アジアの方面のことは新聞等で、SEATOができたものですから、NEATOもということをしばしば言われておりますが、実際上政府間
○国務大臣(岡崎勝男君) 欧米のほうでは、これは東南アジアに特殊の利害関係の深い国だけが入つたのであります。で、アメリカのいわゆる帝国主義と言いますか、これはしばしば言われておることでありまするけれども、今回の問題についてはその誤解はないように私は考えております。例えばインドのごときはまあ何と言いますか、方針として、いずれの国とも同盟条件を結ばない、いずれの国の紛争にも介入しないという、いわば昔のアメリカのモンロー主義のような、まあそれ
○国務大臣(岡崎勝男君) それはおつしやる通りでありまして、コロンボ計画には政治的の意味は少しも入つていないと私どもは考えておりまして、要するにコロンボ計画参加諸国の開発ということを主眼としていると思います。それは我々としても多少でも余裕ができればその方面に一臂の力を貸すことは当然のことだと考えますし、又これらの諸国が多少でも豊かになるということは将来日本の貿易の伸展にも役立ちますから、間接的には日本の利益にもなる。併しとにかく多少でも
○国務大臣(岡崎勝男君) これは大体三つあるようでありまして、一つはコロンボ計画の事務所に対する費用の分担であります。これは大体年に、ちよつとはつきりした……数字は違つているかも知れませんが、日本金にして約二百五十万円ほどの分担金であると思います。それから実際の援助につきましては、これは各国とも相談して、例えば日本とセイロンとか、日本とインドというように、各国でお互いに相談をして協定してきめるのでありまするが、その内容は主として資金面で
○国務大臣(岡崎勝男君) イギリスの現在の回復状況は誠に目覚ましいものがありますが、イギリスといえども従来援助を受けておらなかつたわけではないのでありまして一番大きいのはアメリカから三十六億ドルの借款をし、その後も十億ドル、更にマーシャル計画とか、ECAとかいろいろな援助を受けておつた。だんだんその間に貿易が伸長しまして、この頃は援助なしで貿易で行けるという状況になつたわけであります。我々のほうもだんだん貿易が伸長すればそういうふうにな