北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会
○参考人(平岩俊司君) ありがとうございます。 本当、申し訳ございません。ちょっと、申し訳ございません、遅れまして。 私の方からお話しさせていただくのは、北朝鮮にとっての日朝関係といいますか、日本と北朝鮮のその関係正常化がどういう意味を持つのかということについてお話をさせていただきたいと思います。 これまで、御案内のとおり、日本と北朝鮮との関係が大きく動きましたのは三回ぐらいだと思います。 まず最初は、一九九〇年の冷戦が
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発言数 30件
初発言日: 2015-04-27 / 最新発言日: 2024-06-07 / 1 ページ目 / 全体 2ページ
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○参考人(平岩俊司君) ありがとうございます。 本当、申し訳ございません。ちょっと、申し訳ございません、遅れまして。 私の方からお話しさせていただくのは、北朝鮮にとっての日朝関係といいますか、日本と北朝鮮のその関係正常化がどういう意味を持つのかということについてお話をさせていただきたいと思います。 これまで、御案内のとおり、日本と北朝鮮との関係が大きく動きましたのは三回ぐらいだと思います。 まず最初は、一九九〇年の冷戦が
○参考人(平岩俊司君) 先ほど申しましたように、北朝鮮側が日本側に求めているものは日本との関係正常化でありますから、その関係正常化をする、やる気があるのかどうかということを、恐らく去年の五月から今年の三月ぐらいまでに北朝鮮側が考えたことなんだろうと思います。 実際に、小泉総理の直属のスタッフが日朝交渉を行ったという報道もありますけれども、私自身はそうした報道の真偽について判断する立場にありませんので、それが実際どうかはよく分かりませ
○参考人(平岩俊司君) ありがとうございます。 北朝鮮問題の捉え方なんですけれども、大きく分けて二つぐらいありまして、一つは、特に日本やアメリカがそうなんですけれども、いわゆる北朝鮮の攻撃性といいますか、拉致、核、ミサイルのような外部に対して攻撃的な高姿勢、これを何とかしなければいけないという問題の捉え方と、もう一つは、北朝鮮の体制それ自体が非常に脆弱であって経済的にも非常に弱いと、だから、場合によっては経済的に弱くなって、その体制
○参考人(平岩俊司君) ありがとうございます。 先ほどの打越議員の御質問の中、御質問にもありまして、そのときにちゃんとお答えできなかったんですけれども、やはり中国のその動向って極めて重要だと思うんですけれども、残念ながら、中国自身が極めて難しい相手であるということも間違いないわけであります。 ただ、彼らはその人権、拉致問題に関してももちろん日本側のその立場って十分理解してくれているとは思いますけれども、それ以上に彼らがその国際的
○参考人(平岩俊司君) ありがとうございます。 まず、その北朝鮮の体制の問題、金主愛という金正恩委員長の娘さんの話を御指摘になられましたけれども、この件に関してはいろんな評価がございます。 いわゆるその権力継承の過程で見るべきなのか、あるいはもう少し別の、北朝鮮の場合、権力と権威がありますので、その権威の継承の文脈で見るのかということなんだろうと思いますけど、私はどちらかというと後者の方で見ております。 前者の方で分析する場
○参考人(平岩俊司君) 御質問ありがとうございます。 御指摘の御質問、極めて重要であるんですけれども、残念ながら極めてお答えするのが難しいという、そういう質問かと思います。 といいますのは、やっぱり北朝鮮社会に関しての分析というのが我々研究者の間でも極めて難しい。なぜならば、北朝鮮に直接行くということが、もちろん全く難しい、行けないわけではないんですけれども、かなり制約があるし、それから行ったとしても調査その他が難しいということ
○参考人(平岩俊司君) ありがとうございます。 御指摘のとおり、ロシアと北朝鮮が接近をしておりまして、とりわけ石油といいますかエネルギーの部分ですね、これについては、従来以上にロシアから北朝鮮への提供というものがあるんだろうということは予想されます。ウクライナ以前からも、例えば中国であるとか、あるいはロシアからいわゆる瀬取りという形で北朝鮮に対してエネルギー供給が行われてきたということは恐らく事実なんだろうと思いますし、北朝鮮からす
○参考人(平岩俊司君) ありがとうございます。 御指摘のとおり、私は、北朝鮮が日本との関係正常化を目指す最大の目標というのは、国交正常化の後の経済協力ということなんだろうと思います。これは、二〇〇二年の日朝平壌宣言で設定された枠組みをいかに実現していくのかということかと思っております。 しかしながら、現状、なかなか国交正常化というのが北朝鮮からすると見えない状況ですので、日本政府としては、御指摘のとおり、極めてハードルが高いとい
○参考人(平岩俊司君) よろしくお願いいたします。南山大学総合政策学部の平岩でございます。 お二方の参考人の先生から、日韓関係、それから北朝鮮情勢を含めた日朝といいますか、それについて体系的なお話がありましたので、私の方からは朝鮮半島と日本という、少し細かい、体系的なというよりは雑感を中心としたお話をさせていただきたいというふうに思っております。 〔理事酒井庸行君退席、会長着席〕 御依頼の日韓、日朝関係についてということ
○参考人(平岩俊司君) ロシアに関しては、一昨年だったと思いますけれども、金正恩がロシアを訪問するんじゃないかというような話もあり、ロシアと北朝鮮、かなり接近し、北朝鮮側に対する累積債務を帳消しにするというようなことも行われまして、経済的にもロシアの経済力が北朝鮮に入るという、そういう流れが少しでき始めたんですけれども、全体的には金正恩のロシア訪問が中断されてから少し収束していったというところがあるんですが、北朝鮮の対外姿勢を見ると、や
○参考人(平岩俊司君) ありがとうございます。 もう御指摘のとおり、いわゆる具体的な軍事行動を取るためというよりは、むしろその強い圧力を見せ付けて相手に姿勢変化を求めていくということなんでしょうけれども、少なくとも、今の段階でいうと、残念ながら北朝鮮はアメリカが具体的な軍事行動を取れないだろうというふうに考えているんだろうと思います。 それはアメリカ側の対応の悪さも少しありまして、例えば非常にシリアの攻撃以降、北朝鮮に対する圧力
○参考人(平岩俊司君) これは本編の方でも少し言いましたけれども、やっぱりこれまで日韓関係というのは非常に価値観を共有するというようなことで協力関係ということを言ってきたんですけれども、もうそういう時代というのは恐らく終わったんだろうというふうに思います。ですから、それぞれ立場が違うから、例えば中国との向き合い方も、日本にとっての中国と韓国にとっての中国というのはやっぱり違いますので、日本側はともすると韓国が日本と同じような形で中国に向
○参考人(平岩俊司君) 非常に難しい問題だと思うんですけれども、核の枠組みというかレジームというのは、そもそも論として非常に不平等なことを前提に成立しているレジームでありまして、ある瞬間に核を持った国は持っていてもいいけれども、それ以外の国は持たない。その例外事項というのは幾つか出てきて、例えばブラジルだとかインドであるとかパキスタンであるとかというような国が持ってしまっているという、あとイスラエルですかね、そういうような状況が生まれる
○参考人(平岩俊司君) やはり、アメリカの今行っているような圧力路線というのがどういうような形で着地していくのかということと、それから中国がどういう形でアメリカと北朝鮮の緊張関係を折り合いを付けていくのか、恐らくそこが要注目であって、今の場合、残念ながら日本が単独で何かやれるということではありませんので、これはやはり日米関係の枠組みの中で、まあ韓国が次の大統領選挙で新しい政権ができれば韓国も含めてということですけれども、やはり、今の段階
○参考人(平岩俊司君) 韓国の、私も全般的によく分かっているわけではないんですけれども、まず、北朝鮮と韓国は違うというふうに思っているところがあって、とりわけ、これは世代にもよるんですけれども、例えば大学に来る留学生なんかの話を聞いておりますと、若い世代では、もう統一なんかする必要はないし、むしろ嫌だと。あんな体制と私たちは別物であるという、ある種、自分たちとの関係性みたいなものを拒否するケースが多いように思います。ですから、そういう意
○参考人(平岩俊司君) ありがとうございます。 北朝鮮が国際的に非常に孤立しているという、そういう印象があるのは事実なんですけれども、実態としても私は孤立している方だと思うんですが、ただ、我々がイメージするよりはやっぱり外交関係ってあるわけですね、今回の東南アジアのその問題を含めて。 例えば、国連の経済制裁が余り効果が出ていないことは中国の責任として言われるわけですけれども、今回の金正男の事件で、東南アジアというのが一つのそうい
○参考人(平岩俊司君) 恐らく今の状況でいうと、父親の金正日の時代というのは、冷戦が終わって自分たちの体制が非常に危うい、そこをある種危機管理で、先軍政治という形で最高指導者が軍と一体化してあらゆるものを決定し運営していくという、そういう体制だったと思うんですが、それを本来の姿に戻しているというのが今のプロセスなんだろうと思います。 それは、やはり党が軍あるいは国家をコントロールするという姿で、その中枢に金正恩がいるという体制なんで
○参考人(平岩俊司君) まず、経済制裁の効果でありますが、これは残念ながらこれまでのところ我々が期待するような形での効果は出ていないというのが現状かと思います。じゃ、やめた方がいいのかという話になるんですけれども、それは私はやめるべきではなくて、やはりその抜け道を一つ一つ閉じていくという、非常に地道で根気の要る作業なんですけれども、これは続ける必要があろうかと思います。 とりわけ、昨年の第四回目の核実験とか五回目の核実験の後にそれぞ
○参考人(平岩俊司君) これは分かりませんけれども、体制の問題ですので、様々な問題はありつつも、当分、何というんですか、今日明日どうこうなるというような体制ではないんだろうというのが今の私の見立てであります。 それは、その一つは経済の問題もありますし、それから対外的な姿勢、とりわけ核、ミサイルについての明確な目標設定とそこへの着実な進み方を見ていると、体制が残念ながら我々が期待するような形で内部から瓦解していくような状況にはまだない
○参考人(平岩俊司君) なかなか日本としてどういう姿勢で臨むのか難しいところではあるんですが、やはり基本は対話と圧力で、やはり日本の場合は対話の方がどちらかというと得意なんだろうと思います。 もちろん、圧力に関しても従来どおり、あるいは、さらにはいろんな可能性も含めて検討していく必要があろうかと思いますが、その際の前提になりますのが、やはり国際的な協調、日米韓の枠組みを前提にし、そして中国の役割を応分に引き出していく、そういう働きか