憲法調査会公聴会
○暉峻公述人 暉峻でございます。 きょうは、お招きいただきまして、ありがとうございました。 実は、ここにお招きいただいたときに、私の研究仲間の人たちにもそのことを言ったんですけれども、その人たちは、やめなさいと。世間の評判によると、甚だふまじめで、議員の人たちが私語をしょっちゅうしたり、出たり入ったり、欠席も多くて、どうもまじめに聞いてくださらないという評判だ、そんなところに行っても仕方がないから、自分は頼まれたんだけれども断っ
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発言数 81件
初発言日: 1979-03-20 / 最新発言日: 2004-11-11 / 1 ページ目 / 全体 5ページ
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○暉峻公述人 暉峻でございます。 きょうは、お招きいただきまして、ありがとうございました。 実は、ここにお招きいただいたときに、私の研究仲間の人たちにもそのことを言ったんですけれども、その人たちは、やめなさいと。世間の評判によると、甚だふまじめで、議員の人たちが私語をしょっちゅうしたり、出たり入ったり、欠席も多くて、どうもまじめに聞いてくださらないという評判だ、そんなところに行っても仕方がないから、自分は頼まれたんだけれども断っ
○暉峻公述人 その点だけに絞って言えば、例えば、ユーゴは民族紛争だということになっていますけれども、実はユーゴというのは、南スラブという同じ民族なんですね、クロアチアもスロベニアもセルビアも。ですから、言葉は皆同じです、同じ言葉を使っています。それが歴史の中である国に支配されてこうなった。ボスニアなどはイスラムの影響が強いですし、クロアチアはドイツの影響が強い、セルビアはトルコに非常に影響を受けている。いろいろな歴史的な経過の中で違いは
○暉峻公述人 はい、わかりました。 コソボについては、おっしゃるように、メディアが全部あおりました。イバル川という川でアルバニア人の子供が水死したんですけれども、これはセルビア人が水死させたんだということをテレビとメディアが一斉に報じたんですね。それで三月の大事件が起こった。ところが、UNMIK、国連関係の調査では、そういうことは一切なかったという。今も理由はわからない。 だから、私は、そういうとき、メディアが、証拠もきちんとし
○暉峻公述人 私も植松さんと大体同じ考え方ですね。 ですけれども、この外国人問題というのは、ヨーロッパでも、深く社会に入っていけばいくほど非常に難しい問題を発生させるということは事実なんですね。だから、外国人問題を論じるときに、非常に抽象的な権利というところだけでなくて、本当に具体的に、どういう問題が起こったときにどういうふうに対処していくか、これを具体的にやはり詰めていかないと危ないなという感じは持っています。 でも、基本的な
○暉峻公述人 私も大体同じ考えなんですけれども、発展途上国で子供の権利ということを言われる場合は非常にわかりやすいと思うんですね。ところが、御承知のように、子どもの権利条約を扱う国際的な委員会で、貧困な国の子供と同じように日本の子供を救済すべきだ、そういう意見が出ているということは、私は本当に、私たちは真剣に考えなきゃいけないと思います。つまり、何か受験競争みたいなものに追いまくられたり、子供の意見に大人が耳をちゃんと傾けない、子供の権
○暉峻公述人 これはいろいろな例があって、一般論として何かお答えするということが適当かどうかわからないんですけれども、子供の権利が否定されているときというのは、大体、親の権利そのものに一つの大きな障害があるときなんですね。だから、親がどういうところで社会的に受け入れられていないというか、つまずいているというか、そういうところをまずちゃんと見なければいけない。 私は、一つの大きな傾向として言えるのは、日本の社会における、特に新自由主義
○暉峻公述人 私も、コソボの救援に行ったときは、携帯電話に一時間おきに現地の大使館から、危ないから帰ってこいとか、危ないから、危ないからというのはありました。 でも、私たちNGOにしてみれば、こう言うのは失礼ですけれども、現地の外務省よりははるかにたくさんの情報を持っているし、人間的な信頼関係もあるんですね。もう実際に難民がいっぱい出てきて、子供も老人もいる。ここにこういうふうに救援に行くというノウハウは持っていますし、それから、こ
○暉峻公述人 私は、九条のねらいというのはやはり集団的自衛権にあると思うんですけれども、それが人道支援とか国際的な人権を高めるということには決してならないと思っているんですね。これは私のNGOの活動の中からはっきり言えることで、だから、九条はもう絶対に堅持すべきだと思います。 九条によってどれだけ日本が国際的に、私たちが救援に行っても、あなたたちの国には野心がないと。軍隊が出てくるとその背後にはどろどろした野心が、表向きはいつもきれ
○暉峻公述人 私は、武力によってはもたらされないと思います。最初のうちは、ピンポイントで、技術が発達しているから無辜の市民は殺さないなんということを言われていましたけれども、私たちは、イラク戦争から、もっと現実から学ぶべきなんですね。日本の憲法は現実から離れていると言うなら、イラクの戦争の現実から私たちは何を学ぶかということがとても大事だと思っています。 それで、もともと、武器を持って出ていくということと、人道援助というのが、あるい
○暉峻公述人 それでは、お答えします。 これは憲法学者たちの間の定説に近いことだと思うのですけれども、環境権とかプライバシー権とかは、民主党なども非常に言っておられますけれども、十三条と二十五条ですね。これは、一般にドラえもんのポケットという言葉で言われているのです。十三条と二十五条は、人権は刻々と発達していく、広範囲にわたっていくということを予定して、十三条と二十五条をつくった。十三条は幸福権の追求ですし、二十五条は最低文化的で健
○暉峻公述人 自衛隊のことですけれども、私の経験からいいますと、ちょっとこれはさっき遠慮して言わなかったんですけれども、コソボの場合、アルバニア人が武器や何かを持って押しかけてきたわけですけれども、このときに各国の軍隊は皆逃げたんですね。これは事実そうなんです。修道院や何かを守っていたドイツ兵なども皆逃げた。 私は、兵士たちに、何で逃げたのかというのも全部取材してきました。それで、どこの国がどういうふうに逃げたかはちょっと儀礼にかか
○参考人(暉峻淑子君) 私はちょっと介護保険のことについては余り尋ねられた人間じゃないと思うんですけれども、一言だけ。 この介護保険が、現物の給付、つまり介護しに行く人がいるというこの現物給付だけが考えられて金銭給付が考えられなかったというのは、私は大失敗だったと思うんですね。これは、まあ割合進歩的な人が、金銭給付をすると、家族が、相変わらず嫁とか娘が家庭の中に縛り付けられるからという反対意見がかなり強かったんですけれども、私はそう
○参考人(暉峻淑子君) 暉峻でございます。 この調査会に招かれましたのはこれで二度目で、この調査会がとても政党のいかんを問わず国民生活のために大変まじめにいろんな勉強や議論をしていらっしゃるというのはよく承っております。お招きいただいてありがとうございました。 私は、失業者の生活保障の問題をここで取り上げたいと思います。 といいますのは、日本は失業率というのがこれまで大変低くて、例えば一九六〇年から七四年のオイルショックまで
○参考人(暉峻淑子君) 年金についてはお二人の方が専門的にお話しになりましたので。ただ、一言言えば、私はやっぱり年金は個人年金にしていくべきで、それしかもう方法はないと考えています。 それから、少子社会の問題については、産めよ増やせよという国のいろいろな政策があったり、年金の基金が危ないから若い人が増えなきゃという、何か、ためにするというんじゃなくて、やっぱり人間の社会というのは、子供が欲しい人もいるし欲しくない人もいて、欲しくない
○参考人(暉峻淑子君) やっぱり、それこそ、今エンゲル係数という言葉、皆さん御存じだと思うんですけれども、百何年も前にエンゲルが国の富というのは国民の生活の内容なんだと、生活、どういう生活を国民がやっているかという、これが国富なんだということを言って家計調査を始めたわけですけれども、それはもうどの国にも、現在にも本当に当てはまることだと思っています。 やっぱり社会が不安定だと、私ももう老人ですけれども、一体何歳まで自分は生きているん
○参考人(暉峻淑子君) 私は税制の専門家ではないんですけれども、さっきおっしゃった高所得者に対する税金を、今は日本はそれをどんどん下げていって、低所得の人の下限ももうちょっと下げようということなんですけれども、そうじゃなくて、やっぱりヨーロッパの税制というのは、消費税は確かに一〇%前後取っていますけれども、所得税についても高所得の人からは結構取っているんですね。だから、やっぱり所得の多い人が社会に対して自分の義務を果たすという、この観念
○参考人(暉峻淑子君) ワークシェアリングのことについては、私は机の上で考える限りにおいてはワークシェアリングというのは必要だと思うんですね。日本は本当に長労働時間で、特にリストラが進んでからは、働いている人たちの労働の密度も物すごく強くなっています。だから、できるならばそれはそうしてほしいんですけれども、それが一応可能なのは、多分国家公務員と地方公務員、ここから手を付けていけば、ここはやろうと思えばできるかもしれませんね。 それか
○参考人(暉峻淑子君) これは私はちょっと不勉強で、もう既に山崎さんが答えられたことですので。
○参考人(暉峻淑子君) 例えば、思い付くことなんですけれども、ヨーロッパの学校では大体、北欧は一番進んでいると思いますが、障害者を小学校のときから教室の中に一緒に入れて教育していますね。日本はやっぱりまだまだ、前よりはずっと良くなっていると思いますけれども、それは一つの特殊なクラスとか養護学校とか、そういうところへやっていますよね。子供はもうちっちゃなときから、自分とは違う、そういう障害を持った子供たちもいるのだ、それから外国人の母国語
○参考人(暉峻淑子君) 子供たちの、今、私、日本の子供の大変不幸なことは、経験の中から自分で考えるというチャンスを奪われているということだと思うんですね。その前に、社会が、お金がたまってきたらそれで子供は幸せになるのかと。子供は社会の鏡だと思いますけれども、子供の健康状態が一番良かったのは一九七〇年代なんですね。七〇年代から後になってくると、グルメ料理とかいろんなものが一杯出てくるのに、食材も豊富になってくるのに、子供の健康というのはど